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音楽のはなし:楽器練習をさぼったら悪夢を見た

2023年になって、少しバタバタしていたのもあったのですが、先週でなんとなく落ち着きを取り戻しつつ、「そういえば今年は全然楽器弾いてないな」と、またちょこちょこヴァイオリン練習を再開。

まぁでも相変わらず「金属製ミュート+意識的に力を入れずに弾く」という形なので、練習になってるんだかなってないんだか、ですけど。

レッスンに通ったり発表会があるわけではなく、毎日練習する必要がなくなってしまったので、やっぱり「弾かないとまたすぐ下手になるからなぁ~。弾かなきゃな~。でも今週忙しかったから休みたいし、まぁいっか」が多くなりますね(生粋のナマケモノ)。

そんな毎日を過ごしていたら、見ましたよ!
ヴァイオリンが弾けなくなる夢を!!!

いやもうびっくり。
調弦しても調弦しても音が合わないの。
ピアノ使っても、チューナー使っても調弦ができなくて、無理矢理弾いてみるんだけど、そら酷い音しかでなくて(しかも全然きれいな音が出ない)、ただひたすらに焦る夢だったんですけど。
普段、悪夢ってほぼ見ないのですが、朝起きて「やばっ!こわっ!」と血の気が引くってこういうことか!と実感しました。

記憶にある限り、こんな夢を見たことってなくて(昔は毎日練習してたから、技術的に弾けないもどかしさはあったけど、下手になる不安は全くなかったからだと思う)、自分でもすごいびっくり。
「下手すぎて悲しい!私!!」が相当ショックだったんだろうな……。
変なプライドだけ残ってるめんどくさいパターンですよ、ホント。

というわけで、また少しずつ練習になってるんだか分からない練習を再開。
相も変わらず週1で2時間程度弾くくらいじゃそうそう上手くなんてなりませんが、「メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64」(いわゆるメンコン)と「チャールダーシュ」はそれなりに弾けるようになりたい、と必ず練習。

なんとなくは弾けるけどちょいちょいごかます2曲なので、「ごまかさないの」と言ってくれる人がいない今、自分に厳しくするしかないけど、20年近く楽譜を寝かせたメンコンはいまだに1楽章でつまずいてます。1楽章が一番難しいと言われたりもするから、「ここを乗り越えたら後はちょちょいのちょいよ」と自分を勇気づける日々。
ちゃんと弾けるようになるなら「ゆっくり●回、普通の速さで●回」のテッパン練習パターンが理想だけど、さすがにそこまで真剣に練習できないし。
なんたって音すらしっかり出してないからね!

そしていつまで経っても上手にならない、クライスラー先生の「美しきロスマリン」。

なぜなら家でスピッカート(弓を跳ねさせて弾く)の練習ができないから!
ボウイングなんて全く上手にならないわけですよ!

でも「愛の喜び」「愛の悲しみ」を含めたクライスラー先生の3大小曲も、上手に弾けるようになりたいし。ドヴォルザーク先生の「ユーモレスク」も原曲で弾けるようになりたいし。
小曲を挟みつつ、絶対ひとりじゃ弾ける気がしない「ラ・カンパネッラ」や「チャイコン」で心折れて練習終わり、というパターンが定番。

悪夢を見ない程度には練習しないとな、と実感した春でした。

もう近所で先生探そうかな……と真剣に考えたけど、友人にその話をしたら「趣味にしちゃクオリティ求めてくるし、でもちゃんと練習してこないっていう面倒な生徒になるから迷惑」と言われてしまいました。
おっしゃる通り過ぎてぐうの音も出ないぜ……。


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