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週末お遍路さん(30):長曾我部元親、大河ドラマになるといいね

2回目の高知、初日の札所は33番・雪蹊寺さんと34番・種間寺さんのみ。どちらも街中のお寺なので、今日は山登りないぞ!と、ちょっとうきうきして雪蹊寺さんに。

雪蹊寺さんの推し、素朴でかわいい。

納経を済ませて納経印をいただいている時、ふと目に入ったのは「長曾我部元親公をNHK大河ドラマに!」の署名活動のチラシ。

大河ドラマ好きの私、思わず「いいですねぇ、長曾我部元親の大河ドラマ!私、署名します!」と納経所のおばあちゃまに宣言し、署名させていただきました。

私たちが同じチームで働いていたウン年前、取引先に日本史好きの人がいて、先輩とOちゃんに「●●さんと、長曾我部元親カッコいいよね!槍ってずるいのよ!だってカッコいいもん」と盛り上がった、って話をしていたら、おばあちゃまが「ここは元親公の菩提寺なのよ」と教えてくれました。

「昔の人なのに、超背が高くてカッコよかったんですよね~」
「それは信親公のほうね」
「あ、息子さんでしたか」

豪族からのし上がり土佐統一を果たした長曾我部元親ですが、お遍路さんのお寺もかなり焼いてるんですよね。
ちなみに、徳島の鶴林寺は焼き討ちを逃れてます。なぜなら鶴林寺にいくまでがめっちゃ大変だから。どんだけ大変だったかは、こちらをどうぞ。

家来や民衆を気遣う度量もあったけど、息子の信親が若くして戦士したあとは性格が激変する、ってのも、なんか人間味があって好きなんですよね。
戦国無双(だっけ?BASARAのほう?)でも、確か槍で参戦してた気がする。知人宅でちょっと遊ばせてもらった程度しか触れていないのですが。

そんな長曾我部談義をしていたら、「あなた歴史好きなのね。これあげるわ」と、宝物殿のパンフレットをくださいました。

雪蹊寺さん、手水所にも推し!

その場では「ありがとうございます~」とお礼を伝えて納経所を後にしたのですが、落ち着いてパンフレットを見てびっくり。

いや、なにこのお宝仏像大集合の宝物殿!!
運慶とか湛慶作の仏像とかあるの!!?
すごくないっすか??

調べてみたら、宝物殿は前日までの電話予約が必要らしい。次来るときは予約して仏像もちゃんと見たいな。

帰り際、境内で小夏などを売っていたおとうさんと少し話しをしたら(手水所の奥に映ってます)、納経所のおばあちゃまは、ご住職のおかあさんとのこと。「このお寺でいちばん偉い人よ」と笑ってました。
ここでもまた立ち話に花を咲かせ、おとうさん一押しの鯨ジャーキーを購入。

日本は基本的にお山信仰だからお寺は大体頂上にあるのに、ここは街中のお寺であることの小ネタなども教えてくれました。
久しぶりにお寺でいろんな方と立ち話したなぁ。

続く34番札所・種間寺さんでも無事に納経を済まし、本日のお遍路さんはこれにて終了。

そして太平洋側にいた私たちですが、このあとは一気に内陸の山側に移動予定。
なぜなら仁淀ブルーを楽しみたいから!!

「仁淀川に行きたい!」とギャーギャー主張した私ですが、仁淀ブルーを楽しめる場所は数カ所あるらしい。今回の行程だと、私たちが行けそうなのは「安居渓谷」という場所。

安居渓谷に向かう途中でお昼を食べよう、と車を走らせる私たちでしたが、アタリをつけたお店にお邪魔すると、時間が微妙だったためか「ランチ終わっちゃったんですよねぇ」のひと言。

え?ご飯どうする??この先、ご飯食べられる場所あるかな?と緊急ミーティングを開催していると、お店のお姉さんたちが「このあと安居行くんですよね?この先だと自由軒とかかなぁ」「自由軒ならやってるよね?」「休みの日はけっこう並んでるよね」と、googleマップさん片手に超ありがたいアドバイスをくれました。

やさしい!!!ありがたい!!!!

というわけで、私たちのお昼は、ラーメン屋さん「自由軒」に決まり!安居渓谷に向かう途中にあるから迷わないよ、とのことなので、「自由軒」の看板を目指して一直線!

ラーメンには餃子もセットよ。本当は半チャーハンセットにしたかった。

かなり山深い場所にある自由軒さんですが、第3駐車場まで用意されていて、14:00もまわる頃だというのに、お客さんもチラホラ。
燃料ゼロになったお腹ですするあっさり醤油味のラーメン、めっちゃ美味しかった~!
ラーメン屋さんですがおでんも置いてあり、レジ横にはお土産用の芋けんぴまで!(今回のお土産用芋けんぴとして購入した)

味しみしみの茶色い大根。

お腹いっぱい、エネルギー満タンで、落ち着いて仁淀ブルーを堪能できそう。


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