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徳島(9):まだまだ大塚国際美術館!10歩けば次の名画に遭遇する
念願の大塚国際美術館を堪能しまくる私。
写真撮り放題だし、顔がくっつくほど近づいて見ることができるし、普通の美術館でできないことがたくさんできて超絶楽しい!
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システィーナ礼拝堂+最後の審判、モネの大睡蓮、最後の晩餐の修復前後をコンプリートして、絶対見たかったのはゴッホ先生のひまわり7点。
そのうち1点は、芦屋の空襲で焼けてしまい、美術館が資料をもとに再現したという幻のひまわり。花瓶に入ったひまわりは6点現存していて、そのうち1点は東京のSOMPO美術館にあります。ほかは、ロンドンやミュンヘン、アムステルダムなど世界中に散らばっているけど、それらが一堂に会してる!
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ちょっと悲しげに見えたり生き生きとしているなど、表情豊かな7つのひまわりが並んでいて、「めっちゃゴッホっぽい情緒不安定感!」と感動してしまった。ゴッホについてそんなに詳しい訳じゃないんだけど。
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1点だけ「個人蔵」となってて、マジですか!と驚きました。家にゴッホのひまわりあるとかすごいな!石油王かな!
そしてこの美術館、ホントに10歩いたら見たことがある名画と遭遇する、と言っても過言ではないくらい世界中の有名な絵画が揃ってる。
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「モナ・リザ」やフェルメール先生の「牛乳を注ぐ女」「真珠の耳飾りの少女」、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」、クリムトの「接吻」に「ナポレオンの戴冠式」(めちゃくちゃでかい。タテで私3人分くらいある)、ムンクの「叫び」に世界名作劇場「フランダースの犬」の名言、「パトラッシュ……ぼくはもう疲れたよ……」のルーベンスなどなど。
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世界中にそれぞれの絵が散らばってしまっている、エル・グレコの祭壇も復元されていた。
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隅から隅まで堪能する意気込みで来たけど、ちょっとお腹いっぱいかも……。
やっぱり美術館とか博物館って、物理的に歩く距離が長くなる以外にも体力使いますね。
1回で観るのはムリなのかも……と現実を受け止めはじめた頃でした。
美術館内を見て回っていると、「あ、これ見た」「あ、見に行きたいと思ったヤツ!」というのがチラホラあるのですが、「これは実物を見に行きたい!」と強く思ったのが、ピカソの「ゲルニカ」と、「ヘントの祭壇画」。
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「ゲルニカ」はもちろん存在は知っていたけど、私の身長を超すほどに大きな絵ということは知らなくて、陶板絵画と言えど訴えかけてくる力を感じた。なので、実物はどんな気分になるんだろう、とすごく興味が湧いた1枚。
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そして「ヘントの祭壇画」。この存在を初めて知ったんだけど、宗教画なんだけどとても写実主義というか、本当に立体的で、いまにも浮き出てくるような鮮やかさで、一瞬で虜になってしまいました。絶対見に行きたい!と、ヘントの場所も調べちゃったよ。
ベルギーなのね。なかなか行きづらそうな場所だけど、これは実物を見に行ってみたい!
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大塚国際美術館、「本物がない」とも言えるけど、私みたいに「これは現地で見たい!」と、また新たな楽しみを発見できるきっかけにもなるし、この先2000年、今の姿を保っていられるというのを考えても、とてもいい美術館だと思う。
だって仮に、隕石とか衝突して2000年後の地球が荒廃していたとしても、この美術館の絵画たちはいまの色彩を保てる、ってことでしょ?
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鳴門が舞台のSF映画が作られたら、絶対にここでロケしてほしい!
主人公がだーーーーーーれもいない鳴門周辺を彷徨って、森の中でこの美術館にたどり着くの。
「なんだこの建造物は……」
なんて独り言を言いながら中に入ってみると、システィーナ礼拝堂があって、モネの大睡蓮が鬱蒼と生える草木の中にたたずんでてたり、その変わらない美しさと荒廃した地球のコントラストに衝撃を受けるシーンとかあったら、めちゃくちゃゾワッとしそう。
最後にこんなこと言うのも大変恐縮なんですが、やっぱり絵画って額縁も大事じゃないですか。そしてそういう額縁だけでも、ステキなお値段じゃないですか。
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製薬会社ってすごいな、って思った次第です(大正製薬さんの上原美術館も有名よね)。
日本一入館料が高いと言われているけど、安いくらいだと思う。
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