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週末お遍路さん(25):25回目は、25番津照寺さんから!車って早い!!
快晴の御厨人窟を後にして、次に向かうは25番津照寺さん。24番さんから7km弱、太平洋沿いの気持ちいい国道を走るのみ。
ウン十年ぶりに運転するOちゃんの助手席でカーナビ担当をしつつ、この日も「車って早いねぇ……」と文明の利器の偉大さを感じる私たち。
しかも車だと、「昨日のタオル、まだしけってるからここ干しまーす」とかできてホント便利。マジで車ってすごい!
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車内では、「海きれいですね~」などなど、目に飛び込んでくる風景をはじめどうでもいい話もしていましたが、ドライバーの邪魔はしちゃいかん、と、歩きの時みたいにずーっと話していることもなく、いつもとちょっと違う移動時間。
あっという間に25番津照寺さんに到着し、やっぱ車ってレベチで楽だわぁ~なんて思ってた私たちですが、やっぱりお大師さまはちゃんと見てました。
か い だ ん !!
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すっかりアタマから抜け落ちてたけど、そうですよね。
「着いたー!!からの階段」、お遍路あるあるでしたよね。
お約束だったよね。
「冬休みでなまった体にこれか……」
「ちょっと思い出してきたわ」
「でもザックがないだけで相当違うね」
ぜーはーの途中に会話を挟み込みつつ、125段の階段を上る。
おじゃましますのピンポン(鐘)を忘れずに突いて、真魚ちゃんこと「児子大師像」にご挨拶(お大師さまの俗名は佐伯真魚/さえきまお)。真魚ちゃん像は今までではじめての登場かも(見逃している可能性は多大にある)。
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納経も済ませて、次なる26番は名前もかっこいい金剛頂寺さん。
はい、また階段。
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いや、これくらいは上らないといけないよね!分かってる!!
山門に来るまでも、そこそこのウネウネ山道を上ってきたけど、歩いてたら相当大変よね!
歩いてたら上り切って、さらにこの階段だからね!!
車の人間が文句言っちゃいけない!!!
弱音ダメ、絶対!
分かってはいるのですが、冬休みをはさんだら一気に俗物度がアップしてしまい(さらに今回は車でラクラクなもんだから)、一瞬「むーん……」となりましたが、そんな甘ったれたことを言ってはいけない!と3人で気を引き締め、またしても階段を上りはじめる。
頑張った先には、毎回絶景が待っててくれてるんだけどさ。
26番さんまでは室戸岬周辺にあるけど、次の27番・神峯寺さんは車でも1時間近くかかる場所。歩きなら1泊必要だよね。ホントに大変だ……。
車窓からチラホラ見かける歩きお遍路さんに「頑張れ!!」とエールを送り、歩きお遍路さんは本当に「修行の高知」だよなぁ……と実感。
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次の札所に着くのに2日、とかもあるけどさ!
曲がり角や信号すらないんだもの!!
キレイな海と青々とした山しかないんだもの!!!
体力的にはもちろんだけど、精神的にも相当キツイと思う。
歩きお遍路さん、マジリスペクト。
というわけで、車遍路の我らですが、まったく貢献できない私は極力ドライバーのお邪魔にならないことを最優先に、たまに通り過ぎる景色を撮影したりしていたら、27番・神峯寺に到着。
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27番さんは「車遍路の難所」の1カ所でもあるようで、ラスト2kmくらいが車1台分ちょっとの幅の細いウネウネ道。
心配性の先輩は「レンタカーやめたほうがいいかも」とのことでしたが、お気楽な私とOちゃんは「大丈夫じゃないですか?」と、いつもの流れ(運転できないくせに)。
27番さんだけタクシーお願いする?ここだけ歩く?などいろいろ検討したのですが、結局はレンタカーで無事に到着。
印象的には秩父の山道、って感じだったけど、道路もちゃんと舗装されているし、変なところで対向車に出会わなければ大丈夫かな、という感じでした(運転できないくせに)。
車遍路、いままでみたいにすれ違う地元の方々と「こんにちは~」「歩いてるの~がんばってね~」みたいなやり取りが無くてちょっと寂しいな、と思ったけど、たぶんこの辺り、歩いてても人とすれ違わないから交流もないわ……。と思った、修行の高知。
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