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マレーシア(4):クアラルンプールで邪悪なニモに遭遇

リッツさんに大恐縮したクアラルンプール旅、前回まではこちらをぜひ。


リッツさんのひとりじゃ広すぎる部屋に荷物を置いて身軽になったら、フロントのお兄ちゃんに教わった通り、2度目の朝ごはんタイム。
コーヒー飲みたかったし。
デニッシュやカリカリベーコンなど定番のホテルブレックファストをそれなりにしっかりいただいて、「ステイ先でものんびり行動するんですワタシごっこ」を満喫。
午後にはアフタヌーンティーもあるらしいので(イギリス統治時代の名残り最高)おやつの時間までには帰ってこなきゃ!と、これまた貧乏根性まる出しで本日のスケジュールを練ることに。

やっぱりマレーシアはイスラム系移民の方も多いので、中東の雰囲気も満喫しよう!と、ホテルホッピングに次ぐテーマも決定。
まずはお土産スポットの定番「セントラルマーケット」に乗り込むぞと息巻きつつも、リッツさんのスパに立ち寄って今夜の予約ができるか聞いてみることに。

迷子になりながら(最終的にチャイルドルームのお姉さんに連れて行ってもらった)、プールサイドを抜けて辿り着いた「SPA VILLAGE」。
今夜でも予約できるみたいなので、さっそくレセプションのお姉さんとコースの相談。

「人気なのはこのコース。どのくらい時間あるの?」
「特に予定ないから何分でも大丈夫」
「そうしたら私のおすすめはこのフルパッケージね」
「フルパッケージ!素敵な響き!」
「全身のオイルマッサージにヘッドスパ、フェイシャルにスチームサウナもセットだから、頭のてっぺんから足の先まで癒されるわよ。値段はコレ」
「頭のてっぺんから足の先まで!(日本円でいくらだろう?まだすぐに計算できないな……。でも10万円とかじゃないでしょ。3万円くらいでしょ?よくわかんないけどなんかもういいや、払っちゃえ!)じゃぁそれで!!!」
「オッケー。じゃぁ18:00にまた来てね」
「え、もうちょっと遅くならない?(クラブラウンジで)ご飯食べたいし」
「3時間コースだからこれ以上は遅らせられないのよ」
「あ、じゃぁ18:00で大丈夫っす。よろ~」

というわけで、クラブラウンジの夕食ではなく、フルパッケージのスパを選択。
まぁこの金額で泊まれるならクラブラウンジはまた来ればいいし(と、この時は思っていたのに……)。

夜のスパを確保したので、安心してセントラルマーケット探検に出発。
クアラルンプールのメトロはとってもシンプルできれい。ツーリストでも楽々乗りこなせる。
毎回旅行していて思うけど、日本に旅行に来る海外の方々が東京の複雑な電車に挑む姿は尊敬に値しますよね。
ずっと東京に住んでる私でさえ迷うことあるのに。

電車に揺られ30分、さわやかな水色のセントラルマーケットは映えスポットでもあるようで、記念撮影用のオブジェも完備。
しかし映え写真に興味のない私は、華麗に撮影スポットをスルーして建物内部へ。

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整理整頓されたバザール内部。でもバザールは混沌としててほしかった!

見た目や建物の造りは中東のバザール風だけど、内装はキレイにリノベーションされていて、区画整理もされていました。
「違うんだよぉ~。迷宮のような入り組み具合やむわっとするバザールの熱気を感じたかったんだよぉ~」
と思いながらも、端のお店はしっかり中東色が色濃く出ていたり。
「そうそう、これこれ!」と「オシャやな……」を繰り返したりしたけど、私が求めていたアラビアンな雰囲気もしっかり堪能。

勢いで決めた旅だけど、ホントに来てよかった!

名物のなまこ石鹸をはじめ、マレーシア発のナチュラルスキンケアのフェイスパックなどを調達し、到着から半日経たずして女子へのお土産ミッションはコンプリート。
めっちゃ効率的。素晴らしい、私!

アフタヌーンティータイムまでまだ時間あるし、お散歩がてらちょっとブラブラ歩いてみようかな、と遠回りして駅に向かう道すがら、何やらデモ的な集会に遭遇。

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セキュリティも通行止めしてミーティング中。

警察官や報道陣がコロニアルな建物の周辺を取り巻いていたので、明らかに暇そうなカメラマンさんに聞いてみると「●●(よく聞き取れなかった)に対する抗議活用だよ」とのこと。
なんとなく冷やかしツーリストが立ち止まるのも申し訳ないので、お買い物帰りと思われるおばちゃんに続いて足早に立ち去る。
そしてなんとなしに下を向いた私の目に飛び込んできたのは……

邪悪なニモ!!!!!(いや確度)

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めっちゃ悪い顔してる。

一緒に笑ってくれる人がいない、ひとり旅の寂しさを急激に感じる瞬間。

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