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マレーシア(10):調べないとはこういうことよ

たった2泊ですが大満喫!クアラルンプール旅、こちらにまとめました。

あっという間の2泊3日だったけど、無駄なくいろんなことができたなぁ~と満足しながら最終日の朝食タイム。フライトは午後ですが、午前中にピンクモスクに立ち寄りたいし、最後まで精力的に動くために、しっかりパワーチャージ。
オムレツを作ってもらったり、焼きたてパンやカリカリベーコンのこれまた定番ブレックファストを堪能したら、少し早めのチェックアウト。

今日は途中下車して、最後にピンクモスクでアラビアチャージをせねば!
そうしたらまた頑張れる(はず)!

エアポートエクスプレス乗り場で、ピンクモスクに立ち寄るにはどの駅で途中下車すればいいか駅員さんに聞いておかなきゃ、と改札に立っていたお兄さんに声をかける。

「ピンクモスクに寄ってから空港に行きたいんだけど、どの駅で降りればいいの?」
「ムリ。降りれない」
「……???え?どゆこと??」
「エアポートエクスプレスのチケットでは途中下車できない。ピンクモスクに行きたいならチケットを買いなおして」

うっそーん。

せっかく来たんだからチケットを買いなおしてピンクモスクに立ち寄りたい気持ちと、なんかもうまた来ればいいかな(この時はコロナなんてアタマから抜け落ちていた)という気持ちがせめぎ合い。

脳内フル回転で行く・行かないを天秤にかけたところ「積み残しがあるほうがまた来る理由になるな!」という結論に達し、だいぶ早いけど空港直行を選択した私。
電車に揺られつつ、ちゃんと調べておけばよかった、と後悔。
すごい楽しみにしていたのにホント残念。ピンクでかわいいモスク、すごい気になってたのに。

しかし結果的に、私の空港直行は間違っていなかった。

だいぶ早めに空港に到着し、とりあえずチェックインだけ済ませるか、とエアアジアさんのカウンターへ。
カウンターのお姉ちゃんにチェックインをお願いすると、私のチケットではこのカウンターでチェックインできないとのこと(格安サイトで購入したかららしい)。
LCCってあんまり乗ったことないのでよく分からないのですが、格安サイトで購入したチケットだと、カウンター違うところに回されるものなの?
他の航空会社は格安サイトで買ってもチェックインしてくれるのになー、ケチだなー、と思いつつも指定されたカウンターに向かう。

なんか指定されたカウンター、めっちゃ並んでるんですけど……。

これ並ぶの?まぁ時間の余裕はあるから全然いいんだけど。
しかしこの列、インド系の人多いなぁ。みんな遊びに来たのかな?それとも帰るのかな?なんて考えつつ、インド人の中にぽつんとたたずむ日本人。
しばらく並んでカウンター上のモニタを見て驚愕した。

Indian ONLY

マジっすか!!!!!
てゆーかそんな表示、いままで見たことないよ!!
自国じゃないのにインディアンオンリーってなによ!!!

私が並ぶべきカウンターはここではない、と9割9分確信したけど、さっきのお姉ちゃんに指定されたカウンターだしなぁ……。もうちょっとで順番だし、とりあえずこのまま並んでみるか。
まぁチェックインカウンターの指定なんて、あってないようなもんだし大丈夫でしょ(さっき断られたことをすっかり忘れてる)。

ようやく順番が回ってきたのはいいが、エアアジアのお姉ちゃんは私のパスポートを見た瞬間に
「お前はここじゃない」
とひと言。

そんなの私がいちばん分かってるわ!!!!!
でもここだって言われたの!!
で、30分以上並んだの!

これはやかるしかない、とつたない英語で文句を言うことに。

「あっちのエアアジアのカウンターでここに行けと言われたの!」
「でもここはインド人専用カウンターだからお前は違う」
「分かってるよ。とにかく私はどこでチェックインできるのよ」
「はぁ~……(ため息)。隣で手続きしてやるから」

ザ・たらい回し。

いや、時間あるからいいけどさ。間に合うけどさ。
でもこれで搭乗時間に間に合わなかったら容赦なく私のこと置いていくんだよね?怖いわー。
だいぶ早く到着したのに、結局セキュリティゲートを通過したのは、2時間弱前と普通の時間。
とにもかくにもチェックインはできたので、あとは機内に乗り込むのみ。
最後に空港でご飯を食べながら、勢いだけで決めたちょっと弾丸週末クアラルンプール旅を回想。

駆け足とはいえ、クアラルンプールはとってもいい街だった。
小さな街なのにいろんな文化がそこかしこにひしめいていて、雑多エリアやツインタワーのような先進的オシャエリアが背中あわせで存在している。
緑も多くて、日本人が移住する街の上位に躍り出るのもすごく納得できる場所だった。

多民族国家というのは当然たくさんのデリケートな問題も抱えるだろうけど、個人的には身近にまったく違う文化があるというのは、とてもエキサイティングでうらやましい環境だなと感じます。
あんまり好きな表現ではないのだけれど、そういった環境に身を置くことで、はじめて誰にでも平等に接することの難しさだったり、意識的でも無意識的にでも差別をされる・してしまう現実を目の当たりにする、というのは真理だと思っているので。
もちろん、日本のような単一民族国家のいい面もたくさんあるので単純な比較はできないけれど、「知らないよりは知っているほうがいいし、体験したことないよりは体験してみるほうがいいよね」と、なんだか頭の良くない答えに辿り着いてしまったり。

とにかくクアラルンプールも積み残しがたくさんあるので、また行かなきゃ!
次来るときはもっとゆっくり滞在するぞ!!
ピンクモスクもリッツさんのクラブラウンジディナーもリベンジするんだ!

またイスラミック欲が湧いた時は東京ジャーミィで紛らわせることにしようかな。
東京ジャーミィも、他に遅れをとらないほどとっても素敵なモスクです。
おすすめ。

東京ジャーミィも中入れますよー。ここも美しい。

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