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ドイツ人の働き方って、

こんばんは、

ドイツのホテルスパで働いている、まゆみです。

ドイツで働きはじめ、7年目。

今年になってシティスパからホテルスパに転職して、少し環境が変わりました。

そこで気づいたことをシェアしたいと思います。


1. ドイツって分業制?

ホテルではレセプション、レストラン、ハウスキーピング、スパなど、

さまざまな部署が関係し合ってホテルが成り立っています。

それぞれのスペシャリストがその分野を担当する。

そのため連絡を取り合うときの電話などは、短く簡潔ではっきりと要求を伝えます。

例えば、

『レセプションの◯◯です、

○○さんからこんな要求があるので、対応してくれますか?』

『ハウスキーピングの◯◯です、

今日の夜は担当の誰々がいないので、補う対応をしてくれますか?』

やるべきことは、てきぱきとこなし、

できないことはあっさりと人に任せる。もしくはお願いする。

そこに無駄な感情が混ざることは少ないです。

この働き方はホテルに限らず、他の職場でも見られる、ドイツ人的なスタンスじゃないかなーと思います。


2. 契約書がなにより大事

ドイツはなにをするにも書類が重要な社会ですが、

仕事をする場合特に、雇用契約書が大切です。

休暇の日数、祝日出勤の手当、休暇ボーナス、クリスマスボーナスの有無、退職の期限、など、

契約書に書かれたことは労働者の権利ですので、

雇用者側はこの権利を使えるかぎり主張します。

年間20-30日ある有給休暇も100パーセント消化します。


私の職場は従業員がそんなに多くないので、休暇を申請することに慣れるのに、だいぶ時間がかかりました。

休んだら迷惑かけるかな、と遠慮や謙遜的な感情が生まれるのです。

しかし、この感情は誰のためのものでしょうか。

私が私の仕事をきちんとこなして企業に利益を与えているのなら、その私の権利である休暇を取らせるのは雇用者側の義務です。

それでも休みが取りにくいと感じる職場環境の場合、雇用者側の管理能力が低いと言えるでしょう。

(こういう会社は、他の労働条件にも問題がある場合があります。)


3. 仕事よりもプライベート

世界一の旅行好き、しかも計画的に予定を立てることが得意なドイツ人は、一年のはじめに一年分の旅行の予定を立て、休暇の申請を出します。

早めに申請することで、雇用者側は他の従業員との休暇の調整をし、それぞれ早割引航空券のチケットを予約します。

これは役所や病院でも同じですので、役所の担当者やかかりつけ医が休暇で2-3週間つかまらない、なんてことはよくあります。

サービスを受ける側も、休暇と聞いたらそれ以上問い詰めることなく

さっさと次のプランを立てます。

ドイツ人にとって休暇やプライベートの行事(誕生日など)は何よりも大切なので、

それを主張することと受け入れることはとっても当たり前のことです。


まとめ、

私がドイツに住んでいて感じることは、

誰もが自分の意見や欲しいものをはっきりと主張する

ということ。

たまに私のような感情的日本人から見たら、ドイツ人は合理的で感情のない冷たいやつらだ、

と感じてしまうこともありますが、

ドイツ人は時間内にやるべき仕事をきちんとこなして(けっこう真面目だったりします)、

終われば1分も残業することなく帰宅し、家族や友達との時間を大事にします。

目的と効率がとても大事にされます。


仕事と感情を切り離してとらえると、

少し働きやすくなるかもしれない。

みなさんはどう思いわれますか?


これからもドイツでいま、感じることをシェアしていきます。

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あなたはあなたらしく、わたしはわたしらしく。