欲求そのまま
話したいという欲求は、わたしの中にあるのだろうか
真剣に聞いてくれるひとがあまりいないので、
はじめて気がつく
質問をするということは、
自分が何を知りたいのかを知るということ
対話をしてみたくて
わたしが何を知らないのかを知る
わたしは昔から優等生になりたい気質があって
頑張って、正しい答えやかしこい問いを探そうとするけれど
それは子どものとき、ちぐはぐにしか書けなかった作文のようで
わたしのものではない言葉に魂は乗らない
静けさと存在感で、話さなくてもコミュニケーションがとれると思っていた
だけど、わたしのつくったような相槌はあまりにも力がなくて
自分の考えていることでさえ、こんなにもわからない
絵を描く人たちがすきなのは、自分のことをよくわかっているひとの側にいると安心するからかもしれない
頼りたいと思えるひとがいるのは、幸せなこと
まるで自然かのように、気づきをもたらしてくれる人はすごいと思う
ここに書いているそれ自体が、わたしの欲求そのまま
夢中になれることを、目の前のひとと
あなたはあなたらしく、わたしはわたしらしく。