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幸せに生きることを考える

幸せな働き方や生き方を考えていて、紹介してもらい最近読んだ本を紹介します。

フィンランドは、安定した経済とインフラや教育、社会保障の充実、国民の健康度の高さなどから、幸福度が世界1位と言われているらしいです。

フィンランドって冬はマイナス30度にもなるし、太陽がほとんどでない日もあるみたいだし、人口は約550万人(だいたい兵庫県の人口と同じくらい)で決して多くはない。

そんな環境で幸福度を感じて生きていくためにフィンランド人が大事にしているのは

Well Being = 身体的、精神的、社会的に良好な状態にあること

だと言います。

そのためには具体的に

・効率的に、柔軟に働く(熱心に働くために有給休暇を100%取得する、働きやすいオフィス環境を整える、フレックスタイムを採用する)
・家族やパートナー、自分ひとりの時間を大事にする
・趣味やスポーツに熱心
・日曜日や休暇は自分の心と体をリセットしたり、人との関係性を築くために使う
・シンプルで機能的、心地のいい衣服、家、空間を整える(ex. キャンドルを炊く、暖炉を囲む、サウナを活用する)
・DIYやアウトドアをお金をかけずに楽しむ
・キノコ狩りやベリー採集を通して、自然の中で恵みを得る喜びを感じる
・サステナブル、持続可能で継続可能なものに価値を置く(ex.長く使える質のいいものを買う)
・シンプルでスペースを取る人とのコミュニケーション(相手に自由な選択肢を与えるのかフィンランドで最高のおもてなし)を大事にする

などが紹介されています。

安定した基盤があること、バランスを保つゆとりがあること、それぞれの幸せに合わせた生活を追求できる選択肢があること、学び続けられる環境などが幸福度が高いと言われる原因なのかと思います。

わたしがドイツに住んでいて、フィンランドと似ているなと思うこともいくつかありました。

例えば、仕事の効率を重視してプライベートの時間を必ず確保すること、熱心にスポーツや環境保護に取り組むこと、長い冬に備えて家の環境作りを大事にすること、有給休暇は必ず取ること、など。

自由で選択肢があるということは個人がそれぞれ考えて行動するということ

個人主義で放任主義でもあると思います。

また興味深かったのは、フィンランドでは

「シス」=困難に耐えうる力、努力してあきらめずにやり遂げる力、不屈の精神、ガッツ

という言葉が多く使われるということ。

幸福というふわっとした言葉とは対照的だけれど、フィンランド人がこのシスを大事にしてきたからこそ厳しい環境で発展し、経済を成長させ、国民が幸福を求め続けられる仕組みを築いてきたのかなと思いました。

世界中がコロナの危機に直面していている今も、わたしたちは変化せざるをえない状況です。

その時にそれぞれのWell beingを保つことが頑張る原動力になれば、困難を乗り越えていけるんじゃないかと思いました。

Well Being = 身体的、精神的、社会的に良好な状態にあること

わたしのWell Being は、あまり無理せず考えすぎず、内なる声を大事にして、元気に協力して生きていきたい。

みなさんのWell Being はどんなんですか?

人生哲学を探す旅を続けます。

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今日も平和で、素敵な1日を。




あなたはあなたらしく、わたしはわたしらしく。