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【保存版】今やっていることの意味が分かるのは、もう少し先

今日の話は
高校生(以上)向けになると思います
1500文字あるから
覚悟してね(笑)


【何が正しいか】
先日の「ドラゴン桜」の中で
東大のアドミッションポリシーの話をしていましたね


「知識を詰め込むことよりも、
 持っている知識を関連づけて
 解を導く能力の高さを重視します」


知識量ではなく
「関連付け」
答えを「解く」ではなく
解を「導く」

自分の中にある知識を駆使して
自分で答えを「作る」のです

短い文章の中に
込められた深さに震えます


【それは現状維持ではない】
AIの加速により
知識を覚えたか否かは
以前より力を持たなくなっています

ネットで調べれば一瞬で
知識の不足はまかなえる

いくら感情で反論しても
世の中の流れが
「もうAI社会は止めようぜ〜」
そうなることは100パー無い


このままがいい
そうして「現状維持」を選ぶ人もいます

でも周りはどんどん進むから
絶対評価的な「現状維持」は
相対評価的に「退化」になるんです


だからこそ
頭の中にある知識だけでなく

周りの人の知識や経験
ネットの情報を結びつけて
実際に「使える」子どもが
急激に強くなっている

今それを
ひしひしと感じます


【小石を拾え】
昔々あるところに
偉い僧侶の元で
修行している民(たみ)がいました

民(たみ)は僧侶に聞きます

あなたのような
素晴らしい人間になるために
どんな修行でもします
どんな苦労も耐えてみせます

私は何をすればいいですか

僧侶は言います
「小石を拾いなさい」

翌日も
その翌日も
そのまた翌日も

「今日こそ修行を」
「小石を拾いなさい」

民はウンザリして
「こんな意味のないことして
 何の役にたつんだ!」と
小石を拾うのを止めて
修行も止めてしまいました


数年が経ち
町で偶然
修行仲間だった1人に会いました

彼は大金持ちになっており
貧しい人に施し(ほどこし)
仕事を与え
人徳者と呼ばれる人物になっていました


民は彼に
何があったのか聞きました


僧侶の言いつけどおり
毎日小石を拾って
それを袋に入れていたんだが

毎日毎日それを拾ってると
石って1つとして
同じものが無いんだと
気付いたんだよ


丸いのや
角ばったのや
大きいの
小さいの

なんか楽しくなって
どんどん袋に入れていった


たくさん小石を拾って
袋に入れてまた拾って

知らぬ間に
その石たちが
袋の中でぶつかり合って
削りあったんだろう


袋の中は
キラキラ輝く石で
いっぱいになっていた

小石だと思っていたものは
実はぜんぶ
宝石の原石だったんだ



【目に見えるものだけで判断するな】
この話の「小石」って
勉強や学びに似ていますね

来る日も来る日も
「勉強しなさい」
「何の役にたつんだ」


でも数年が経って
それぞれの小石(勉強や学び)が
ぶつかり合って(結びついて)


ふと気付くと
それらを使いこなし
人生に活かしている

小石に見えた「勉強」が
いつの間にか「宝石」になっている


それぞれの小石だけを見ると
意味が分からないけど
それぞれが
ぶつかり合うと
化学反応が起こって
大化け(おおばけ)する


【私も反省】
私自身も
海外で音楽講師をしていた時代
毎日ブリブリ文句を言ってました

「なんで講師なのに事務作業?」
「なんで日本人なのに英語の歌?」


でも独立した今
当時の事務作業が
めちゃめちゃ役に立っているし

英語の歌を覚えさせられたおかげで
帰国したら
英語の先生になっちゃった


事務の学校にも行かず
英会話学校にも行かず
それどころか
お給料まで貰って
勉強させて貰えてた


あの時に小石に見えた物たちが
半世紀を生きてきた今では
かけがえのない宝石になっています


あと数年で社会に出る皆さん
今の間に
たくさん小石を拾っておきましょう

そしてそれらを
「関連付けて」
自分だけの解を「導いて」
宝石に変えてください


皆さんと一緒に
新しい時代を作る

私の大きな夢が動き始めました



昨日の記事はこちらから


見に来てくれてありがとうございます! 「国境の島」で先生してます。以前は香港で先生してました 先生として保護者としてオンライン上の親戚オバちゃんとして、子ども達に伝えたいことを文字や音声にしています (トップ画像は私が撮影した「島」の写真です)