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過去は…乗り越えない

人生を生きてこれば、色んなことがある
ポジティブなコトなら良い思い出でも
そうでないことだってある

過去を乗り越えて
前向きに
自分の足で立って
頑張って!という類のコトバを頂いても

それで乗り越えるコトができるならば
それも良いだろうが

残念ながら私はそれほど強くはなかったので
随分乗り越えられずに凹んだ記憶もあるが

過去を乗り越えるということは
多くは過去の記憶にフタをして生きることを指す…そんな気がするのだ

それは、その悔しさをバネに…というヤツであっても本質は変わらないと思う、それはそれで人生の学びとしてはとても意味があるとしても

いずれにせよ受け入れ難い過去としてフタをしたって…その記憶を消せるわけではないのだから、ふとした瞬間にカタカタ湧き上がる

長年フタをし続けても、時折より鮮明に湧き上がるようだと…そんな様子を見ることは多い

でもさ…その過去に起こった
後悔や、怒りや、悲しみ…沢山迷惑をかけた反省…でもそんな諸々があったからこそ、今の自分があるとするならば

その過去は見たくなくてフタをするモノではなく

人生を深みのある豊かなものとする妙薬だったなと思うのである

ただ…妙薬は口に苦いし、なかなかスパイシーなので一見そうとは思えないだろうけれど

過去にプースカ言っていた時もあった
前向きにいかない時ときもあった
自分の足で立っていられない時もあった

でもそんな時私を支えたのは『頑張って!』という言葉ではなく

その時のポンコツだった私を、その時の私の状態でに、否定も肯定もなく
※今もポンコツだけど(笑)

その時々で変化していく流れを眺めながら
その時のそのままで居させてくれた
そんな人であり場であったなと思うのだ

過去にフタをして乗り越えられるほど
そんな強い人でなかったのは
私に与えられた慈悲だったし

頑張れなくてホントに良かったと思うのだ

過去の出来事は全て今の自分を育むためにあったと今は実感している…それがなければ今の私は確実になかったし

当時の自分には予測もつかなかった今がある

今この瞬間は常に毎瞬間過去になっていき
過去にフタをして生きることは
きっと今を生きることではないのだろうし

過去に囚われる人生もアリ
過去を学びに糧に昇華させる人生もアリ
どちらを選択するも正解だが

今を…あわよくば中今を生きるということは
とても幸せなことだなと改めて感じる

昨日はそんな節分であった

あなかしこ〜あなかしこ〜

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