見出し画像

赤ちゃんの正しい姿勢知ってる?

最近、本当に姿勢の悪い若者が多い!

とくに「赤ちゃん」(笑)。

えっ?
赤ちゃんの姿勢?
あんな柔らかい体で
姿勢なんてきまらないのでは?

いえいえ赤ちゃんでも
正しい基本姿勢はあるのです。

その姿勢が悪くて

片方ばかり向いているとか…
反り返りすぎるとか…

その結果
自分の思うような動きが出来なくて
イライラしやすい。

バランスの悪い動きでリラックスできないから
眠りが浅い。

全身緊張が強すぎて
ピンピン。

反対に緊張がなさ過ぎて
ドテ~。

…という赤ちゃんによく出会います。

だから基本姿勢は大切。

生後3ヶ月頃までの赤ちゃんの基本姿勢は

0~1ヶ月頃:
仰向け
どちらか一方を向き、頭は後ろに反れる。
四肢は屈曲している。

うつ伏せ
頭は持ち上がらずにどちらかに向ける。
肘は曲がって引き込んでいる。
足は曲げた状態で頭よりおしりが持ち上がっている。


2ヶ月頃:
仰向け
手足の屈曲が緩み顔の向いている側の手足が伸び反対側の手足は曲がっている(フェンシング様肢位)。
一瞬手足を正面で合わせるが長く保持できない。
首の反りが減り脊柱が伸び始める。

うつ伏
肘が少し前に出て一瞬正中で頭を持ち上げようとする。


3ヶ月頃:
仰向け
顎を引き、両手両足を正中で合わせる。

うつ伏せ
両肘で頭と体を支える。

こうやって生後3ヶ月頃迄に「顎引・正中位・両肘支え」姿勢が出来ることがその後の動きにとても重要になってきます。

「反り癖」「向き癖」が残っている場合、3ヶ月頃までにに直しましょう。

直し方は
①    肘を前に出した正中位の横抱きをしっかりする。

②    ①がどうしても上手く出来ないときは最初は「おひな巻き」にして抱く。
*「おひな巻き」の巻き方は私が考案しましたが…
あじさい助産院さんが簡単上手にまとめてくれていますので参考にしてみてください。
そのうち私もまとめますね(笑)


③    ②でも反り返り顎引きができない場合は足裏を合わせて
「どんぐりころころ」とおしりを前後に転がしたり
「むすんでひらいて」足バージョンで骨盤や股関節の動きを均等に出す。

④    うつ伏せにして縮こまって見える側腹筋を撫でて伸ばす。

これらをやってみてください。

こうすると手足が正中に寄り体を前に寄せる力がつくので
結果的に自然に「顎引き・正中・両肘支え」が出来るようになります。

それらが出来て「寝返り」です。

その月齢頃の正しい姿勢を獲得してから
次の動きが起こるのが理想です。

だから、赤ちゃんの正しい姿勢を知って正しい動き方を伸ばしてやる育て方が大切なんです。

自分の子…ちゃんとした姿勢と動きしているのかな?

その辺よくわからなかったら
月齢の近い赤ちゃんをよく見てみて。

バランスの良い子は見てても違和感がないものです。

そして赤ちゃんもバランスの良い子の真似をしようとします。

だからお手本になる子の傍にいると周りも伸びる(笑)。

それでも心配だったら
赤ちゃんの姿勢運動のことがよくわかる専門家に相談してみては?
その子にとっての良い方法を教えてもらえることでしょう。

私は赤ちゃんの姿勢運動を追求して20年以上になりますが
親が早い時期に軌道修正してやればやれるほどその後の発達がスムーズだなと実感しています。

特に寝返る前の最初の3ヶ月は大切だなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?