肩甲骨を自由にするために～背骨を伸ばす！

肩甲骨は上半身の動きの要です。
肩甲骨が自由に動くと、胸部から上、肺や、心臓、
女性ならおっぱいの血行、そして首から上の頭部の血行が良くなるので、
春の不調に多い、目のかゆみやくしゃみ鼻水に効果があるのは
そのせいなのかな、って思います。

その肩甲骨を自由にするための大切な条件が「背骨を伸ばすこと」。
肩甲骨自体が固まることというのはほとんどなくて、
背中が丸まっていることで、肩甲骨の身動きがとれなくなっているだけなのです。
背骨のアプローチなしでは肩甲骨の自由はあり得ないんです。

さあ！！
前回のエクササイズで胸が開いて、背筋が伸ばしやすくなったところで
今回はダイレクトに背骨を伸ばすアプローチに突入しますよ！

まずね、「背骨が丸くなる」という日本語は、実は間違いなんです。
だって、背骨って、椎骨っていう小さい積み木みたいなパーツを
筋肉でつないでいるよなものなんだもの。
背骨や背中が丸くなっているのは「骨」じゃなくて
筋肉のバランスが悪くなって固まっているから。
そして筋肉は何歳であろうとも、伸ばそうと思えば伸ばすことはできるんです。

「えー、私、体が硬くて伸ばそうと思っても伸びないよー？」

と思う方もいるかもしれないけど、
それは伸ばしたいところにヒットしてないストレッチをしているからなんです。

背骨を変えたかったら、背骨のキワの筋肉をのばすこと。
でもこれって、ふつうのストレッチだけだとちょっと難しいんです。
そこで私はテニスボールを使って、ストレッチでは伸びない筋肉を伸ばしています。

最近では筋膜リリースなど、テニスボールを使ったほぐしもいろいろ出ていますが、
どこにテニスボールを当てるか、どういう動きでほぐすかがすっごく大切！
特に背骨は神経の束だから、強い刺激はＮＧです。

今回はテニスボールを使ってできる、
背骨の伸ばし方をご紹介します。