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脂質だって必要な栄養素

脂質は、糖質とたんぱく質が1gあたり4kcalに対して、9kcalとカロリーが高いので、避けている方もいるかもしれませんが、脂質も私たちの身体や心にとって、大切な栄養素です。
ただ、脂質の質には気をつける必要があります。良い脂質と悪い脂質を知って頂き、なるべく良い脂質を摂取できるように心がけて頂けたらと思います。
今日はそんな脂質について、お話ししていきたいと思います。

脂質の働き


脂質のカロリーは、糖質やたんぱく質よりも高いです。カロリーが高いということは、体のエネルギーになってくれる、ということでもあります。
また、全身の細胞膜の原料になります。細胞は、細胞膜がないと機能することができません。
脂質は、私たち身体をつくる細胞が機能するためにとても大事な栄養素なんです!

性ホルモンや生命維持、そしてストレスに対抗する副腎皮質ホルモンの材料にもなります。
記憶を司る脳神経伝達物質のアセチルコリンの材料にもなるので、脳の働きをスムーズにするのにも必要です。

さらに、体内の炎症をコントロールする働きがあり、バランスが崩れてしまうと動脈硬化やアレルギーなどを起こしやすくなってしまいます。

私たちの体を細胞レベルから元気にしたり、ストレスから身を守るホルモンの材料にもなっているので、不足してしまうと元気がなくなってしまったり、ストレスに対応することができなくなってしまうので、心身にとって悪影響を及ぼしてしまいます。

良い脂質と悪い脂質について


脂質には、良い脂質と悪い脂質があるので、選んで摂取していくことが大事になってきます。

良い脂質とは?
 
まず、良い脂質は、オメガ3と言われる脂肪酸の種類でDHA:ドコサヘキサエン酸、IPA:イコサペンタエン酸(EPA:エイコサペンタエン酸と言われることも)とα-リノレン酸です。

DHAは魚などに含まれていて、記憶力の向上や知能指数の向上など脳の発達を促進すると言われています。
IPAも魚介類に含まれますが、IPAは、DHAよりも炎症を軽減する効果を強く発揮します。

また、α-リノレン酸は、体内で合成できない脂肪酸で体内でIPA、DHAに変化します。
α-リノレン酸には、正常な細胞に危害をあたえることなく、ガン細胞の死滅を促進させるという報告もあったりします。

一般的によく使われているサラダ油やコーン油、紅花油などのオメガ6系のリノール酸というものは、摂りすぎてしまうとアレルギーなどの症状に関係すると言われています。リノール酸は必須脂肪酸なので、摂らなければいけない脂質ではあるのですが、食材に含まれているものが多かったり、加工食品などで植物性油脂として入っていることも多く、むしろ摂りすぎを気にする必要があります。

悪い脂質とは?

それはトランス脂肪酸です。
トランス脂肪酸は、人工的に水素を添加して作られた油です。知っている方も多いと思いますが、マーガリンやショート二ングなどに含まれています。欧米では、使用禁止とされている国もあります。トランス脂肪酸は、心疾患であったりガンのリスクを上げてしまうと言われていて、避けたい油です。
クッキーや菓子パンや総菜の揚げ物などに多く含まれるので、摂取しないように心がけて欲しいなと思います。


どんな食材を摂ったら良いのか
摂取する際のポイント


まず、良い脂質を積極的に摂取して、悪い脂質を摂取しないようにしていくことが心身を整えることに繋がってきます。
オメガ3ですが、先程もお話ししたように、DHAやIPAは、さばやサンマ、イワシなどの青魚に多く含まれます。

そしてα-リノレン酸は、エゴマ油やアマニ油、カキなどに含まれています。ここで気をつけて欲しいことは、エゴマ油やアマニ油は、熱に弱いので、サラダなどにかけるのは効果的ですが、調理をする際にはオススメできません。
調理にどんな油が適しているかというと、オメガ9と言われる脂肪酸の種類のオリーブオイルです。オリーブオイルに含まれるオレイン酸は、酸化しにくく、ビタミンEやポリフェノールなどの抗酸化物質も含まれています。また、活性酸素を
抑えるという効果もあります。
熱を通すのであれば、純度の高いエキストラバージンオリーブオイルを選ぶのが効果的です。
おやつなどに無添加のナッツや小魚などを摂取すると良い脂質が摂取しやすいと思います。
 
たくさんの食品が溢れている現代なので、心身にとって良い影響を与えるものを自分で選んで摂取していくことがとても
大事になってきます。
 
参考にして頂けると嬉しいです♪
今日も読んで頂き、ありがとうございます(*^^*)

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