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多様性と長屋的コミュニティと縄文人

今日、洗い物をしていて、ふと「多様性」というキーワードがぽっと頭に浮かんだ。

最近、どなたのYoutubeだったかで知った、京都精華大学の学長 ウサビ・サコ氏の言葉がすごく良かったのでご紹介したいと思います。

サコさんは、アフリカのマリ共和国の出身で、中国の奨学金をもらって中国の大学で学びます。その後、日本に来る機会があり、自分が学びたいことや調べたい事は中国では難しく、日本の文化の中で叶えられるかもしれないと日本に来ます。そして建築を専門にされていたので、京都に興味があり、京都精華大学の教員採用面接を受けて入職し、その後さまざまなキャリアを積んで、学長選挙に出馬し、初めてアフリカ人が学長になったと話題になったそうです。

サコさんのすごいところというか、わたしが好きだなと感じたところは、「外国人なのに」ではなく、さこさんの考え方や価値観が共鳴するというか、素晴らしいなと思ったところであり、生まれも育ちも、言葉も国も違うけれど、考え方や価値観はそういったものの違いではないんだと気づかされました。

サコさんが言うには、「多様性とは、相手との違いに気付くこと」だという。そしてその違いを寛容に受け入れることが平和に生きていくことだと。

また、サコさんは長屋的コミュニティの重要性も仰ってて、わたしがnoteに書いたことがあるような、ご近所づきあい(お互い様の助け合い精神)を推奨されていたので、すごく興味が湧きました。

今日も、少し仕事でモヤっとすることがあったんですが、「あの人の立場や価値観とわたしとは違う。だから仕事に対する考え方も違って普通やねん。」って消化することにしました(笑)

あと、最近知った本で、読んでみたいなぁ~と思った本が、たまたまサコさんの話とシンクロしているので、ご紹介します。

◎共有地をつくる~わたしの「実践私有批判」

この社会を安定的に持続させてゆくためには、社会の片隅にでもいいから、社会的共有資本としての共有地、誰のものでもないが、誰もが立ち入り耕すことのできる共有地があると、わたしたちの生活はずいぶん風通しの良いものになるのではないか――本文より

わたしの小さな図書館は、自宅の庭を開放しているので、私有地をご近所の方へ一時的ではありますが「共有」していることになります。
そんな風に、ご近所のオアシスになれたらと思っています。

たまたまさっき見たYoutubeが、わたしの最近の趣味嗜好をリサーチしてトップページに載せてきたんだと思うのですが、「縄文人」の話でした。
縄文人は、人とシェアすることで、争いを生まない生き方をしていたそうです。

何度も言いますが、色んなものが豊かになった結果、原点回帰で、人と分かち合ったり、なかよく暮らすのが一番の平和への道筋かもしれませんね。

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