灯台下暗しって灯台+下暗しだと思ってたよね

物語を書くときの悩みとして、カギカッコを多用してしまう癖というものがあるんです。

もちろん使うこと自体は悪いことじゃないですし、心情だけでは足りない部分を会話で補ったり出来るのでものすごく自分はカギカッコに助けられているのですが、それにしても使いすぎてる。
ということで一つのやり方を思い付きました。

もう先にセリフを全部かいちゃえ!!
ということです。
そのあとに情景や展開をわかりやすく文にして書いていく。これがもしかしたらかなりやりやすいのかも。

…と思って早速やったのですがものすごくスラスラ進みました。
こういう思いつきって実際やってみたら全然うまく行かなくてダメでしたってなるオチがほとんどなのですが、今回のこれはとてもよく進みました。
必要のない会話は削っていき、その分は文章を増やしていく。

そもそも初期の自分は台本の書き起こしみたいなやり方でやっていたので思いついたのではなく、一周して戻ってきたという方が近いでしょうか。
まさにタイトル通りの灯台下暗し。

しかし、この書き方一つだけ欠点がありまして…
なんか美味しい部分を先に食べちゃった気分になるんですよね。
会話で一つ下りを作ったり、起承転結の起を作るためのトリガーになってたりと、とても重要な役割を果たしているのです。

それを先に作るということは、ケーキの真ん中においてあるチョコのプレートから手を出してるのに近いんですよね。

「じゃあ地の文書くの嫌なのかよ!そんなんならやめちまえよ!」
と思ったそこの方、少し落ち着いてください。
全然そんなことないんです。
ここ最近、自分でも自覚してしまうくらいカギカッコの多用が目立つとずーっと言ってきました。
だから結構意識して地の文を書く練習をしているんです。

普段の創作でもそうですが、こういった雑記やエッセイなどで培った経験が創作に生きてきているんですよ。
だから全然辛くない!スポンジじゃなくて中身もチョコプレートに変わったんです!歯砕ける!!

昔よりも分かりやすく書けるようになってきている気がして、あとはもっと叙情的に書けるように頑張ろうと自分の成長と目標がハッキリしてきているので楽しいです。

血迷ったり、迷走してたり、迷いまくりだった自分のやり方に少し光が指した気がするので思い出した証として文章に残します。


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