クライミング中の気づき
今日はクライミングの話を少し。
クライミングをはじめて2年半ほど。クライミング仲間の中には、週末になるたびに外岩に出かけ、平日も仕事が終わるとクライミングジムに通う友人もいます。なので「クライミングもやっています」というほど熱心に取り組んでいるか、と言われると自信を持って「やっています」と言えるかは微妙なところです。
でも山を登ることも好きだけど、岩を登ることも好きなので、クライミングのためのトレーニングも行なっています。手指や腕の力や、足の力だけではなく、全身のバランスや身体の動き一つ一つが重要なクライミングは「難しいなぁ」とつくづく思います。集中して考えすぎて、脳の疲労を感じることもあるくらいです。
クライミングジムでトレーニングする時は、もっぱらロープクライミングなのですが、先日は久しぶりにボルダリングジムに行きました。苦手なホールドや苦手な身体の動きがわかるため、ボルダリングもとても良いトレーニングになります。そんな先日、同じ動きをしているはずなのに、右側の感覚と左側の感覚が全く違うことに気づきました。具体的に言うと、クラッククライミング(岩のひび割れた隙間を使って登ること)の練習をしていた時のこと。右手をクラックに入れて体重をかけた時と、左手で同じ動作をした時に、手にかかる力の伝わり方が違ったのです。右手ではしっかり体重を支えられたのに対して、左手では全く力が入らない。(マニアックですみませんm(__)m
人それぞれ利き手があるように、体にも左右差があります。私は右利きですが、手だけではなくて腹筋などの力の左右差も感じていました。そのため、クラッククライミングで感じた左の違和感もきっと左右差から来るものだろうな、と思いました。そしてそれを改善する方法は、自分の動きをビデオで撮ってもらい、客観的に見ることで弱点を克服するということ。
じっくり動きを見て見ると、左手をクラックに入れて体重をかける際、左側の広背筋と腹筋が全く連動していない(弱くて使えていない)ことがわかりました。そのため、自宅で腹斜筋の筋トレを開始。また同じ課題を登った時に、動きに改善が見られるか確認するのが楽しみです。
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