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女性でも大丈夫!管理職にチャレンジしてみよう!(後編)

こんにちは!ブリキャリコーチの首藤繭子(Mayuko Shuto)です。

本日は「女性でも大丈夫!管理職にチャレンジしてみよう!」の後編です。

前回、管理職のメリットは、自分の人生を自分で舵を取るために自ら決める権限を得ることと書きました(前編はこちら)。

自ら決めることには魅力を感じながらも、同じくらいかそれ以上にデメリットをあるのではないかと思っている方もいらっしゃるかもしれません。例えば、以下のようなことです。

「家族や自分の趣味などプライベートとの両立はできるのか?」

管理職になると、いわゆる中間管理職で上司の意向に沿いながらも部下のマネジメントをする結果、仕事がしわ寄せになり、結果として勤務時間が長くなるのではないかという懸念です。
特に、労働組合が存在する会社で働いている方は、労働組合が一般職の労働時間を厳しくチェックしているのを知っているから尚更かもしれません。

しかし、自ら決める権限には、自分のスケジュールも含まれてきます。

チームメンバーと行う会議の時間帯を、
「この日は必ず17時には退社したいから、チームミーティングは少なくとも16時までに終わらせるように設定しよう」

業務のデッドラインは
「今日、部長から急遽依頼された件、来週前半までに回答という期待されているけど、別件の締め切りが重なるから、どちらかを上手く調整させよう」
など、自分の都合を念頭に置いてやりくりを図れます。

もちろん、自分の上司や部下、関係者の意向を考慮する必要があり、100%自分の思い通りに行く訳ではありません。しかし、意思決定や業務をまとめる責任を持つ管理職は、少なくとも一般職よりは自らの意向を通しやすいのが、多くの組織での実態でしょう。

管理職として、プライベートとの両立が当たり前の環境作りを主体的に進めることができるのです。

一方で、専門職志向の方からは以下のような話を聞くこともあります。

「私は今の仕事が好きで、極めていきたい。ならば専門職に留まる/目指す方がいいのではないか?」

確かに、専門的な知識が必要で、かつより難易度の高いスキルの磨き上げが常に求められる仕事は多く存在します。代表例は「職人」と称される仕事、企業の開発部門の研究者が挙げられます。

しかし、組織では、誰かが意思決定を行う必要があるうえ、組織の拡大・発展のためには人材を教育する必要があります。誰がその役割を担うのでしょうか?経験が豊富な人に託されるのは自然な流れと言えます。

従って、専門職であっても、経験を積めば積むほど管理職としての役回りを期待されるのです。管理職になりたくないために他の会社に転職を試みても、履歴書を見れば一般職としては経験豊富過ぎて社内にフィットしない、経験に見合う給与払えないと判断され受け入れられない可能性は十分あります。

実際に、専門職としての役割に特化するために、個人事業主として独立するなどし、業務委託を会社から受けるケースも稀に存在します。しかし、雇用の安定した会社組織に属し、一定以上の評価を受け続ける場合においては、管理職にならないという選択肢は限定的といえます。

そして、仮に専門領域に特化して仕事をするにしても、実は管理職に求められるスキルは持つメリットは少なくありません。とりわけ、全て自己責任の個人事業主の場合、管理職スキルの一部である社内外の多くの利害関係者と人間関係を構築し、業務を遂行する力、複数のプロジェクトを並行してマネジメントする力は生活の維持にも直結するので、必須と言えるでしょう。

今回は管理職がどのようにプライベートを両立させるか、専門職志向の方へ管理職業務の捉え方について書きました。

改めて、組織で働いている方々にはぜひ管理職という選択肢を捨てず、反対に自分のやりたいことを実現するためのStepping Stoneとして目指して頂きたいです。

最後まで読んで下さり、ありがとうございます!


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