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すてきな装幀できました

前回、予約開始をお伝えしたら、たくさんのかたから「予約したよ!」というメッセージをもらいました。本当にありがとうございます。

予約サイトへとび、少なくない金額を出し……、決して当たり前のことではない。それに応えられる内容だと、胸を張って言えるよう最終ゲラを心をこめて担当Kさんへ渡しました。

今日は装幀の話をします。あなたの本棚にふさわしい、とびきりすてきな装幀になりました。

担当Kさんから装幀家の候補をもらい、この人に受けてもらえたら最高!と思ったのが、鈴木千佳子さん。
作品例にあるのは、本屋さんで見かけて「わ、すてきな装幀」と手に取った本ばかり。

どれもこれもすてき!

「ぜひ、鈴木千佳子さんで!」とお願いすると、受けてもらえることになって夢のようでした。(今、彼女のHPを見たら、しばらく作品制作で仕事を受け付けられない、とのことだったので、本当に滑り込みセーフ!)

Kさんとともに打ち合わせに行くと、予め初稿を読んでくださった鈴木さんは「面白かったです! 何者かになりたい気持ちは誰にでもあるけど、ふつうだったら忘れてしまう。それをこんなふうに見つめて正直に書いてあるのは初めて」と言ってくれました。

担当編集者以外の第三者の感想……、嬉しかったし、ほっとしました。私からは、「あまり〈コミカル〉とか〈自虐〉トーンにしたくなくて、でも明るさはほしくて。執筆中の第二稿は日常のなかで考えたこともたくさん追加しています」ということを話しました。

すると鈴木さんは、
「自虐ではないことは、初稿からも伝わってきます。私が思ったのは、清さんって普通の大人だったらなあなあにしちゃうことを、諦めてなくて、すごいなっていうことと、すごいのになんかかわいい人だなっていうこと。そんな雰囲気を出せたらと思います」

ああ、もうこの人に任せたら間違いない!と確信しました。

そしてできあがってきたのが、じゃ、じゃーん!!!

どうです? 良すぎますよね。ちなみに装画も鈴木さん作。

靴下で「かかと」とそれに付随する「生活」が見事に表現されています。
そして、「小説家」という夢を万年筆でなく鉛筆で表現しているところが、また私っぽい!!

帯はこんな感じ

子どもたちも特別出演することになり、「ほらほら、これ、〇〇ちゃんと〇〇ちゃんだよ~」と見せたら、大幅に照れていました。

カバーをめくるとこれまた可愛いのです!どうぞお楽しみになのであります!
扉には、カバーに登場してないパターンのイラストが!

私にとっては世界一なこの書影、幻冬舎のホームページではすでに公開されています。

発売時には、「夢ごは特設サイト」で、それこそ夢のような豪華執筆陣による書評もお披露目できる予定。

1760円に見合う本にしたいと、皆さんの協力もいただきながら、せっせと準備しております。

私のかかとは、いま、天にものぼる勢いです。


本屋に並ぶところをイメージトレーニング…!

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