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「俺はまだ本気出してないだけ」 才能も根性もないまま夢を見る

40歳で会社を辞めて、小説家を目指した。
人には照れ隠しで「へへ、何やってんだって感じだよね~」ということはあったけど、心の中では「えらい!よくやった私!」って思ってた。

今も小説家になれてないけど、
根拠もなく自己肯定感が高いまま、夢を目指せているのは
このマンガと出会えたからだと思う。

「俺はまだ本気出してないだけ」/青野春秋

私の大事なバイブルだ。

バツイチ子持ちの大黒シズオは40歳で会社を辞めて、漫画家を目指す。
たまたま一作目で努力賞をもらったのが運の尽き。

シズオはまるきりポンコツな漫画を描いては持ち込み、ボツをくらい、また描く。努力しているかと思えば、そうでもない。

昼から酒飲むし、バイトサボるし、風俗行くし、友達に飲み代たかるし、高校生の娘にお小遣いねだる。作風もブレブレだし、ボツを運気のせいにして謎のペンネームに変えるし、行き詰るとすぐ地球爆発で漫画終わらすし。

でもなぜか諦めない。
才能も根性もないのに諦めない。
どっちか一個、絶対なきゃダメなやつなのに……。

そしてシズオの周りの人も、やめとけと言いながら、ムダムダと言いながら
シズオから目が離せない。シズオに憧れている。シズオを応援してしまう。

だってシズオは自分に期待してるから。
自分に期待し続けて、好きなようにやって、飽きたら休んで、楽しそうだから。

生きてることの何が楽しいってそういうことだと思う。
自分に期待できることだと思う。
そしてそれは何歳からだって、生きている間じゅう、ずっと必要なことだと思う。
「俺はまだ本気出してないだけ」
このタイトル、めっちゃ深いのです。
ラジオで人生相談したときに、ラジオネームに使ったほどです。

そして、先ほど見つけたのですが青野春秋さんがnoteで「俺はまだ本気出してないだけ」の続編をアップされていました(感涙)!

こちら、全巻読んでからの方がおすすめだそうなので、単行本、もしくは漫画アプリ「マンガワン」でぜひ読んでみてください。とくにアラフォーのなろう系のみなさん必読の書です。





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