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自己紹介にかえて            私のnote。どんなnoteにしようかな?

「あなたはどんな人で、誰に向けて何を発信したいですか?」

・・・それがよく分からないのだけど、ずっと何か書いてみたかった。日記と手紙以外の文章を。

若い頃、文章を書く職業にあこがれていた。「ライター」とかは何かカッコよすぎて私の柄(がら)ではない気がする。「小説家」?・・・違う。「詩人」・・・もっと違う。論文を書く「学者」に憧れていた時期もあったが、自分の中に学問分野での研究テーマを見出すことはできなかった。

結局、趣味でエッセイを書きながら他の経済的基盤を持とう、と会社事務員になった。会社員生活も文章のネタにしようと、ノートを作ってタイトル案や書きたいテーマ、思いついた文章のフレーズみたいなものを、折に触れて書き込んだりしていた。 けれどそんな生活は一年半しか続かなかった。「事務員」という職業を、甘く見ていた。中小企業といえども会社の総務事務は私にとっては覚えることと勉強しなくてはならないことが沢山ありすぎた。結局、文章をまとめる時間と心のゆとりを持てずに頭の整理がつかなくなり、さらに会社の人間関係のストレスも手伝って、心身の健康を損なうことになった。

その後の約30年間は、鬱症状による思考停止のまま過ぎ去った。この期間に書いたものといえば、日々の日記と友人あての手紙くらい。

それでも心の奥底にはずーっとモヤモヤうだうだ「自分以外の誰かに何か書いて読んでみてもらいたい」との思いが途切れずにあり続けた。

noteに出会ったのは2020年の春。とにかく思考停止で生きていた時間が長かったので、情報化社会の進みようが理解できず、noteがブログサービスの一つであり、snsであるということが腑に落ちるまで、かなりの時間がかかった。しかし、ネットサーフィンならぬnote内サーフィンをしまくるうちに、noteにはほんとうに沢山の様々な人がいて、皆それぞれに自分の想いや考えや作品を綴っているという事が分かってきた。作品の向こうに1人づつのクリエイターさんがいる。そのクリエイターさんをフォローして読んでいるうちに、こちらからはコメントしていなくても何だか気心の知れた友達ができたような気持ちになるのは不思議だ。

読んで楽しいnoteだが、だんだん自分も参加したくなってきた。コンクールに入選していなくても、誰かに選ばれなくても、私が投稿してしまえばそれもnote上の1記事になるのだ!素敵!ひきこもり勝ちなわたしもnoteを通じて世の中と繋がれるのかも!

2020年の6月16日にユーザー登録をして以来1年と7か月程。この間、1記事も書いていなかったが3人のクリエイターさんが私をフォローしてくれている。私の記事を待ってて下さっていると考えて、勇気を出して「公開設定」をクリックしてみようか。

最後にもう一度自分に問いかけてみたい。「あなたはどんな人で、誰に向けて何を発信したいですか?」・・・・・・まだ明確ではないけれど、「私は『なんか書きたい』という欲求を持つ者で、出会って読んでくれる方に、日々の想いや考えを綴って発信したいのです!」・・・、と今は答えておこうと思う。

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