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素晴らしい柔軟性

おでかけをするのに、新しく買った靴を履いてしばらく歩いていると、履きなれない靴だからか右足のかかとに靴擦れができてしまいました。歩くたびに擦れて痛むのは嫌だなぁ、、とちょっと歩き方を変えてみると、靴擦れの部分が当たらない。これなら足を気にせずに歩けそう。こんな経験をしたことがある方もいらっしゃるでしょう。

こんな風に何かが起こっても、身体は自然と楽なように動きを変えて対処してくれます。わたし達の身体は自由度が高いため、神経系は環境や状況に応じて動きを調整してくれています。もし、歩き方が一通りしかできなかったとしたら、足を怪我してしまうとちっとも動けなくなってしまうでしょう。幸い、わたし達はいろんな部分の動きを柔軟に変えることで様々な状況に対応することができるのです。

足をかばって数分歩いていると、歩き方を変えたことすら忘れてしまいます。そして、傷が治ったとしても、かばって歩いた時の癖が残ったまま、ということをよく目にします。特に捻挫をしたり膝を痛めたりした時のように、長い間痛みが続いた時には、身体の左右差として残っている場合があります。それでも痛みが引いて何年も経つと、痛めたこと自体を忘れてしまっていたりします。どこかに不調が出てきた時に、「そういえば、、、」と思い出すでしょう。

わたし達の身体は素晴らしい柔軟性、適応性を持っています。そのため、左右がアンバランスになっていても、エクササイズをしていくことで良くなる可能性も持っています。姿勢や歩き方を改善したい、という時、まずは自分の身体がどのようになっているのかを知ること、そしてそれをどのように変えたいのかをイメージすることが大切です。意識しないで行なっている動きもまた、これまで見てきたような視覚や体性感覚などの様々な感覚からの情報、そして筋肉への指令を出す運動神経が鍵となります。

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