まゆきち

日本の秋が好きなのに、年中夏みたいな異国の地に移住してしまった人。生きてる中で想うこと…

まゆきち

日本の秋が好きなのに、年中夏みたいな異国の地に移住してしまった人。生きてる中で想うこと、伝えたいことを気の向くままに。メロンクリームソーダが好き。

最近の記事

さいはての彼女。

私の好きな作家さんのひとり、原田マハさん。 『楽園のカンヴァス』など美術に関する書籍が有名だけど、彼女の小説で私が好きな本の一つ『さいはての彼女』。 再生がテーマの短編集で、未来に漠然とした不安を感じて先が描けなくなったと思ったときにいつも手に取って読み返すと、元気をもらえて、また前を向こうと思える一冊。 (以下、若干ネタバレ含みます) 普段東京でバリバリと働く女社長のスズカは、仕事に没頭しすぎて失恋、さらに信頼を寄せていた有能な秘書にまで辞表を出されてしまう。リフレッシ

    • 桜のような散り際でありたい。

      noteはじめまーす、という記事を書いてから3記事でしばらく止まってた。典型的な3日坊主具合(笑)。まあ、書きたいことがポッと浮かんだら書く、それくらいの方がプレッシャーがなくていい。 タイトルはなんとなーく最近、職場を去ってく人を見て、去り際ってほんと大事だなあと。 人は去り際に本性が出るってよく言うけど、本当にそう思う。 それは職場を退職する時とか、恋人と別れる時とか、誰かが亡くなる時とか、人と出会い別れることを繰り返す人生の中で直面するどのシーンにおいても。 全て

      • 虹とてんとう虫と、わたし。

        #忘れられない先生 というタグを見つけて書かずにはいられなかった。 小学1年生のときの、「虹」と「てんとう虫」が大好きだった先生のはなし。 幼少期の数年間、父親の海外転勤でアメリカに住むことになり、 遊び慣れた日本の友達と一旦別れて、誰も知り合いのいない 違う言語を話す人たちの中で学校生活を送った。 (渡米当時の苦労はまあ色々あったけど、それはここでは置いておいて。) 段々と現地校での生活も慣れてきた、2年目の担任の先生は、虹とてんとう虫が大好きだという、白人の若い女の

        • 広がっているように見えて、実はとっても狭い世界を生きているかもしれない

          noteをはじめてまだ2日目だけど、色んな方のnoteを読んでみて、ちょっと思ったことをメモしておく。 自分は、実はとても狭い世界の中で生きているのかもしれないということ。 これだけ個人も発信ができて、情報が溢れてて、専門知識もゴロゴロ転がっていて、情報過多と言われる時代で、 今やデジタル広告も自分の閲覧履歴を元にパーソナライズされているし、 SNSでは自分と傾向の似ている人とつながるし、AI技術の発達によって色んなことが容易になった。 そうすると、無意識のうちに、自分

        さいはての彼女。

          はじまりは、突然に。

          noteやってみるか。という気分になったので、始めることにした。 現代人は忙しい。1日24時間、人々に平等に割り振られた時間の中で仕事をしながらインスタグラムやツイッターをチェックして、話題のドラマをNetflixで見つつ好きなYouTuberの新着ビデオもキャッチ。そんなことを毎日してるから、1日も1年も人生も、あっという間に過ぎてゆく。 だからこのnoteにわざわざ貴重な時間を割いて誰かが読んでくれるとは思ってなくて、自分が書きたいから書く、ただそれだけなんだけど、も

          はじまりは、突然に。