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あのとき一歩踏み出して、ほんとうによかった

わたしはこれまで
人前に立つことがほんとうに苦手で、

みんなを先頭に立って
まとめることなんて、
わたしなんかにできるわけない

ずっとそう思っていた。

しかし、
そんなわたしを変えてくれた
サークルでの出来事を、
今回はすこし書こうと思う。



わたしが海外ボランティアのサークルと
出会ったのは、大学1年生の夏だった。

対面でサークルの新歓は行われ、
そこで一緒になった先輩の
やさしくてあたたかい雰囲気に惹かれ、
その日のうちに、わたしは
そのサークルに入ることを決めた。

しかし、コロナの影響で
活動はオンラインが多く、
その時のわたしは
もう1つのサークルにも入っていて、
そちらがとても忙しかったこともあり、
大学1年生のときは
ほとんど活動に参加した記憶がない。

もう1つのほうのサークルをやめて
ようやく大学2年生になったあたりから、
ボランティアサークルの活動のほうにも
すこしずつ参加するようになっていった。

はじめは知り合いなんて
ほとんどいなかったけれど、
もれなくみんな
ほんとうに心から尊敬できて
いい人たちばかりだったため、
すぐにみんなとの仲も深まっていき、
気づけばそのサークルが
わたしにとって大切な居場所になっていた。


そして、先輩方が引退し、
ついにわたしたちの代が
サークルを引き継ぐ時がやってきた。

わたしははじめ、
自分が幹部になろうなんて、
これっぽっちも思っていなかった。

最初の幹部選挙のときは
もちろん立候補なんてしなかったし、
みんなの演説をきいている側だった。

しかし、なぜか広報係長だけ
だれも立候補する人がおらず、

「もしやりたい人がいたら、
 期日までに立候補するように!」


そんなメッセージが
グループラインに送られてきた。

わたしはそのメッセージを見たときに、

もしこのサークルの幹部になったとしたら、
いまの自分からすこしは
変わることができるかもしれない


そう、直感で思ったのだ。

きっと、いまの自分から
変わりたかったんだと思う。

もちろん、

自分の弱いところを変えたい

というきもちも
あったかもしれないが、
何よりも自分が
このサークルの幹部になることで、

自分は、サークルは、
これからどんなふうに変わっていくんだろう

そんなわくわく感を抱き、
それを幹部のみんなと一緒に
見届けたかったのかもしれない。

変わりたい

そう思ったわたしは広報係長に立候補し、
見事、広報係長になったのだった。

しかし、なったからといって、
不安が消えるわけではない。

人前に立つと緊張からか、
声が勝手にふるえてしまう

先頭に立って
みんなをまとめることなんて、
一度もやったことがない

どうしたらいいんだろう、
わたしでほんとうに大丈夫かな。。

そんな想いのほうが、
はじめはとてもつよかった。

でも、

自分なりに、自分のやり方で、
広報係に入ってくれたみんなと一緒に
楽しんで活動していくことが1番だ!


そう思いながら1年間、
なんとか最後まで走りきった。


そして、とうとうわたしたちの代が
サークルを引退する日がやってきた。

わたしはその日でさえも、

自分が幹部で、広報係長で、
ほんとうによかったのかなあ。。


といったようなきもちを、
すこし抱えたままでいた。

しかし、引退式のあと

ある広報係の子から、
こんなメッセージが届いたのだ。

「広報係長になってくれてありがとう、
 係に誘ってくれてありがとう!
 yuyuは、引っ張るの
 得意じゃないって言ってたけど、
 リーダーって色んなタイプがあって、
 まゆかは立場に関わらず
 周りのみんなと同じ目線でお話しして、
 一緒に進んでくれるリーダーで、
 私はそんなyuyuが素敵だなって思ってた!
 簡単にできることじゃないと思うから!
 yuyuのもとで1年間、
 広報係楽しかったよ!ありがとう!!♡
 1年間、広報係長お疲れさま!!」

わたしはこのことばを見たときに、

"リーダー"ってひとことで言っても
いろいろなかたちがあって、
自分なりのリーダーのかたちでよかったんだ

幹部になって、広報係長になって、
ほんとうにほんとうによかった!


そう、心から思えたのだ。

何ごとも、いままで
やったことがないことを始めるときは
すごく勇気がいるけれど、
その一歩さえ踏み出してしまえれば、
あとは自分なりにまっすぐと、
向き合いつづけていくしかないのだと思う。

でも、その先にはきっと
まだ見たことがないような
景色が広がっていて、
あのとき一歩を踏み出してくれた自分に、

あのときの自分、ありがとう〜〜!!

と、心から言いたくなるようなときが、
ぜったいに来る。

そして、

できるかわからないからやらないのではなく、
できるかわからないからこそやってみよう!

このきもちも、
わたしはいつだって大切にしていたい。

これからも
まだ見たことがない景色を見るために、
どこに繋がっているか
わからない道にわくわくしながらも、
自分なりに楽しんで、まっすぐと、
自分だけの道を歩んでいきたいな☺︎

あと、広報係で一緒に
活動をしてくれていたみんな!

もうすこし落ち着いたら
また広報係会も開きたいなと思っているので、
楽しみに待っててね〜〜!🌼

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