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転職は日本経済を救う08 2001年税理士試験挫折のあと、もがき、学び、動く マインドSA、BBT問題発見、SWOT,,,

転職をタイトルにしながら、相続の話ばかりしていた。
これで税理士になれたのであれば、相続の苦労をバネに会社員から独立、という話になるのだが、前回お話ししたとおり、その挑戦も挫折。
土地を物納して地代を払い、家族を犠牲にして必死に勉強したのも無駄に終わったのなら、ただの負け犬ではないか。
当時私もそんな挫折感を味わっていた。

【同業他社のエンドユーザー教育部門の方との出会い】
Y2Kプロジェクトに入る前、私はコンピュータのエンドユーザー教育を担当していた。
まだPCが一人一台になる前の時代。どのように情報リテラシを高めるか、各社模索していた。
そんな中、同業他社、ライバル会社のシステム部門の方がIT会社のセミナーでリテラシ研修についての事例を話すという情報を得た。
早速申し込み、聴講した。大いに参考になり、早速名刺交換させていただいた。
一般社員向けの研修以外に、マインドSAというシステム分析の研修を習得していることを知った。
私も彼からこの手法を学んだ。

・・・彼が私の人生の分岐点で大いに影響を与えることになるが、それはまた後の話 。

【大前研一さんの研修】

Y2Kのあとは、私はシステム要員の研修担当になった。
エンドユーザー教育を通じて、教育各社との間にパイプができていたからだろう。
システムエンジニア向けの問題解決手法の研修を模索する中で、憧れの大前研一さんが主宰する会社の研修プログラムに出会った。
株式会社ビジネスブレイクスルーの問題発見コースだ。
まずは自分で体験しようと、会社の費用で受講させてもらうことにした。
ロジカルシンキング、業界分析、企業分析、ビジネスコミュニケーションなどを1年かけて学ぶ内容だ。
大前研一さん自身の指導もある。CD-ROMだった(現在はWEB)。
ビジネスパーソンとして必要な知識、スキルを身に着けることができた。

【社内転職】

システム部門に対する経営方針が大きく変わり、トップも代わった。
これにより私の立場が微妙になり、仕事がしづらくなってきた。
仕事に悩み、地元の、夏の夜の川の土手を35キロ歩くイベントに参加したりした。頭を冷やすため、考えるため。2003年から毎年歩いた。
そんな時会社で、自ら手を挙げて異動する、という施策が発表された。
私はこれに飛びつき、エンドユーザーコンピューティングで各部門の指導をした経験を活かせる、人材開発部門に異動した。2005年だ。
これまでも社内公募に手を挙げ、2年間の限定プロジェクトに参加したことはあったことは以前お話ししたが、根っこはシステム部門のままだった。
入社20年、同じ管理系とはいえ、はじめて全く違う部署に異動したのだ。ある意味社内転職だ。
ここでは課長研修、部長研修などがあり、その講師を担当した。SWOT分析を身に着け、それを教えることでさらに理解を深めることができた。

税理士試験は30代で挫折したが、40代に入っても学ぶ姿勢は崩さず、上記のように、実際いろいろ学んでいた。

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