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「相思相愛じゃない」「疑う余地もなく愛はない」

わたしは人のことを恋愛的に好きになると、その人の解像度が5倍ぐらいぶち上がるタイプの人間らしい。

当たっているかはわからない。でも、きっとこの人はわたしのことがすきじゃない。
好きになった後にこのことに気がつく。
残酷すぎる、あまりにも。

最初の頃は浮かれている。ワンチャン付き合えたりするかなとか考える。
よく見て、目で追って、考えて、その結果に、どう考えたって、両思いであることを疑う余地すらないことに気がつく。
相手はわたしのことを、「友達」としか思っていない。
当たっているかはわからない。ここにわたしは希望的観測を見出していることすら、なんだか情けない。

あぁこの人、わたしに興味がないんだ。

好きな人からそう感じ取った私の絶望を、わかる人間がいるんだろうか。

こうやっておざなりに扱えるのも、どう思われるか気にしていないのも、あの時も、この時も、ああいう時のあの言動も、全部、わたしを、なんとも思っていないから。
自分にとって嫌なことを考えるときの、記憶の良さと頭の回転の速さが嫌になる。ぐるぐる考えて、考えて、切なくなって、でも結局たどり着く答えは、すきなひとはわたしをすきではない。

そして、それを覆す方法は、ない。

好きバレが有効だとか、駆け引きだとか、そういう恋愛テクニックなんて効かないこともなんとなくわかる。
好きバレしたらきっと、この関係が潰れてしまう。駆け引きしてもきっとすきなひとは追ってくれないし、最悪バレて関係が終わってしまうかもしれない。
告白なんてできない。わたしにとってそれは、一方通行なただの感情の押し付けだ。
好きだと伝えて、わたしが楽になって、でも、

相手は?

わたしは楽になっても、相手は、相手はどう思うんだ。
きっと悩むに決まっている。気を遣わせてしまう。それは、わたしの望むところではない。
相手はきっと周りにわからないように今まで通りの仮面を被ってくれる。
でもそんなことをしていたら、きっと相手の心がすり減ってしまう。そんなこと、させられない。
相手がわたしの絶対的な味方であってくれるように、わたしも相手の絶対的な味方でありたい。
それが、友達という形であったとしても。
付き合えなくていい。告白なんてできない。
一生友達でいることが相手とわたしにとっての最適解なら、わたしはそれで良い。

最悪に人間臭いのが、それでももしかしたら相手も同じことを思っていて、わたしのことを好きでいてくれるかもしれない。
ほんのすこしだけの、希望に縋ってしまう自分が、とんでもなく情けない。
わたしの友達が「明らかにあなたにだけ対応が違う、絶対に何か特別な感情を抱いてる」と言ってくれる。ほんとうにそうであったらいいなと思うけど、私の経験則上、こう言うのは絶対に違う。

本当に最悪だ。自分が最悪すぎる。嫌になる。

私のことを好きになってくれる人間なんてきっとこの世界にいない。恋をするたびに毎回思う。

道ですれ違う人に可愛いと言われたり、旅行先でナンパされたりを考えるとそこまで容姿だって悪くはないはずだし、性格だって普通に良い方だと思う。
でも私のことを好きになってくれる人はいない。
16年生きてきてそう言う人に出会ったのは保育園児の時くらいで、本当に好きになられたことがなかった。
友達には私可愛いとよく言っても、内に秘めた自尊心はぼろぼろ。

そう言うところなのかな。強く生きたいです。
最後にタイトルにもしたわたしの今日のテーマソング、Official髭男dismの「相思相愛」
ESCAPARADEのアルバムに収録されています。
バリバリ失恋ソングです。付き合ってもないのに失恋ソングかよ。
希望ないと思ってるからね。あー。この言い回しマジでダサい。思ってるって断言できてないのダサい。ほんとにダサい。希望断ち切れてない。
それはさておき。本当にいい曲なので聴いてみてほしいです。

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