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夫を手放す!?⑤〜ダサい自分をまっすぐにみるということ

前回までのお話はこちら


 
 
 ヒデちゃんが泣くのを電話越しに聞いていて、私に突然の感覚が降ってきた。

「もう、降参しよう」

降参。英語ではsurrender(サレンダー)
これが、執着を手放す第一歩になった。

降参とは?
辞書:1戦いに負けて服従すること。
2手に負えずに投げ出すこと。まいること

私は戦っていたの?
一体何と??

それを思考する余裕もなく、私は降参していた。
「まいりました」

「この状況に」まいりました
「ヒデちゃんが辛いことに」まいりました
「このままじゃ嫌!な自分に」まいりました
「個性は違うことに」まいりました

個性は違う、個性は人それぞれ。
得意や不得意がある。そりゃそうよ。
そんなのあたり前じゃん、と思うよね?

むしろ私は、それを大事に生きてきたはずだった。
みんなの個性が愛おしくて、それを活かしたいと思ってやってきた。

どんな個性でも、みんな対等な存在だよ。
それは、生命に対しての大信頼の言葉だった。

そう思っていながら
私はこだわっていたの。

だから、個性が違う私たち
対等な存在として、平等に、
【同じだけ】愛を注いで、夫婦をやっていこうね!

私が注いだ分、あなたも注いでね!

それが気持ちいいよね!?

私たち、男女平等で、年齢も性別もなく対等で、自立した存在だもんね!

【私の思い通りに】平等にしてね!

だから、家賃もずっと、半額づつ出してきたじゃん!

同じだけの愛情!同じだけのエネルギー!同じ金額!

ヒデちゃんがお金ないのはしょうがない「けど」
「だけどさ」私がずっと払うのは嫌だよ?

自分のことは自分でやってよ。

自立してよ。迷惑かけないでくれよ。そこまで面倒見たくないよ。

私ばっかり与えてさ、【損してるじゃん】

私ばっかり損!私ばっかり損!

【支え合う=損】

ダッセーーーーーーーーー!!!!!!
ダサい
壊滅的にダサい
ダサすぎる
ダサリンピック余裕で金メダル🥇
優勝〜!王者の風格〜!王様〜!!!ダサ王様〜!!!!

ダサ王👑
「世界中のダサい人間の頂点に君臨する王、それがわしじゃ。ひとつなぎの大ダサ(名前すらも芸術的にダサい)は、わしのもんじゃ!は〜っ、はっ、はっ、は〜!!!!」

王様気取っている時は見えなかったけど、
今ここで、はっきり見たらわかる。

でも、その時の私にはわからなかった。

自分は個性や対等であることを大切にしていると思い込んでいた。

実際は、
「個性が大事、あなたと私は対等」と言う言葉に隠れて
大切な人が目の前にいて、支え合うことすら「損」だと思うほど
お金を払いたくない、お金で損したくない
損!損!損!にこだわっていて
自分の思い通りに相手をコントロールしたくて
迷惑かけてねと言いつつ、実は迷惑かけられたくないどっちやねん状態で
限界まで夫を頑張らせて、追い詰めて、相談も許さず
夫がショートして躁鬱になって死を覚悟させるほどの
状況にならないと「相手が大切だ」ということもわからない
36歳女性だった。

それが、まゆだった。

泣いたわ、自分のダサさに。
さすが、ダサ王。

個性は、本当にただ、違うんだよ。
平等なんて、あり得ないんだよ。
最初から不平等なんだよ。
だから助け合うんでしょ?

そんなのわかっていたはずだったのに
何もわかってなかったんだなあ。

「損したくないにこだわる人生」
「損したくないに、左右される人生」
「お金を払いたくない人生」

私が心の底で持っていたこだわりは
見事に現実になり、願いは叶っていた。

自分が、出したくなかっただけだった。
お金も、エネルギーも、愛情も、何もかも。

私の損したくないが、全て曇らせていた。

 
次週「ダサ王の涙」
乞うご期待!!


  

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