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#7: ワーママ🇬🇧「参加」を学ぶ子育て

こんにちは、まゆみっこです。
イギリスにいると、文化的娯楽が盛りだくさんなことを知る。シェイクスピアの演劇からミュージカル、バレエ、BBC Prom(夏のクラシックイベント)、フェスなどなど、本気で楽しむとお金が蒸発する。笑

今日は舞台をとおして「参加」について考えてみました。

ミュージカル「ライオンキング」での盛り上がり

イギリスに来て初めて行った舞台はライオンキングだった。

理由は子供向けでストーリーが分かりやすく英語でも多分ついていけるだろうと。もちろん予めディズニーの動画を見せてキャッチアップをしたうえで、連れていく。

凄かったのは舞台よりもその盛り上がり。
圧倒された息子は、「すごかった。本当にすごいや!」と最後には大興奮。それから、アナ雪、トトロ、Sprited Away(千と千尋の神隠し)、レ・ミゼラブル、バレエはクリスマスにくるみ割り人形と、とにかく舞台を親子で楽しんだ。

ちなみにこちらは、有名すぎるKevin's Englishのショート動画。ほんとこれなのよ。


レスポンスの文化ができている

もちろん、盛り上がる文化は舞台以外でもそう。

・ツアーガイドでも、ガイドさんの説明にみんなレスポンスして、盛り上がってくれる
・美術館にいくと、先生が絵についてどう思う?と投げかけると、みんなが積極的に手を挙げて応答。間違っていてもいいから、とにかくみんなが手を挙げる
・特に国際バカロレア系の学校は、プレゼンテーションの場が圧倒的に多い

レスポンスするのが当たり前・参加するのが当たり前なんです。

政治も社会も全員が参画する、舞台の楽しさもみんなで作り上げていく、ミーティングでは発言して合意形成をしていく。

ChatGPTに作らせたイメージ

だから意見のない人・コメントできない人は、参加資格がない、つまらない人認定されてしまう。作る気ないなら来なくていいよと、フリーライダーするなら来なくていいよ、政治も知らないなんて本当に社会の一員なのと。

日本にはレスポンスする構図があるのか

ところで日本にはレスポンスする構図はあるのでしょうか。色々考えて出てきたのはこれ笑。真面目に他にあれば教えてほしい・・・

・短歌の下の句返し
・歌舞伎の「よっ!成田屋!!」
・フェスとかライブとか
・いいとものテレフォンショッキング

もちろん、会社のミーティングや教育現場のアクティブラーニングとか、少しずつ変わってきている印象はあるものの、

社会は作るものではなく、享受されるもの
という意識の方が強いとひしひしと感じる。

享受されるということは、そこでもう対等な関係ではないんですよね。与える側が常に上位なので、なので情報も透明化がされない。
昨今のESGやら開示規制が増えてきて、ようやく日本企業もステークホルダーに対し重い腰を上げたイメージが強い。政治なんて開示文書が真っ黒に黒塗りされているじゃないですか。

なので参加できない社会構造に私は結構危機感を抱いているのです。

こどもたちには正しく作る側にいてほしい

というわけで、イギリスに来て、参加型社会の文化を肌で感じられる環境はとても良かったなと感じています。

子供たちも現地校に通って、先生に沢山話しかけているみたいだし、先生たちも真摯に聞いてくれる方たちなので有難いなと。

そうして自分たちが参加を通じて一緒に作り上げていく経験をもっともっと養ってほしい。それは、ポピュリズムのようなムードに流れる場を作るのではなく、正しい情報を取得し、正々堂々と発言し、様々な意見を交わし、意義のあるものを作り上げる成功体験を作ってほしい。

大人になると根回しとか忖度とか戦略とか、いろいろ学ぶんだけど、まずは正々堂々と参加するマインドをもってほしいのです。

まゆみっこでした。

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