ITフリーランスに向いている人、向いていない人
ITフリーランスにも向き不向きがあります。
ITフリーランスとして働いていて、
こういう人は辛いだろうな
逆にこういう人は働きやすいだろうな
という方向性があります。
向き不向きについてまとめるので参考にしてみてください。
ただ、向いていないからと言ってあきらめるわけではなく、
そういう特性だと理解して、自分と向き合うことも大事
なのでその辺を忘れないようにしてください。
パソコンが好きな人
ITフリーランスとして働くにあたり、一生付き合っていくであろう大事な商売道具なので、パソコンは好きな方が望ましいです。
ITに疎い方によくある勘違いで、
パソコンの仕事をしていたら、パソコンのこと何でも知っているだろう
と考える人がいますが、そんなことはありません。
パソコンの仕事といっても千差万別で、
インフラ
バックエンド
フロントエンド
ネットワーク
データベース
等々、いろいろなジャンルがあります。
例えば野球選手でも得意な守備位置があり、基本的にはそこばかり練習するので他の守備位置に関してそこまで詳しくないと思います。
ただ、私の場合は
なんでも知ってると思われて聞かれたときに、
対応できないのがとても悔しかった
のです。
よくあるのが、「パソコン壊れたんだけど直せる?」という質問です。
普通エンジニアはパソコンを使用する側の人間なので、直せません。
ただ、私は「パソコンの仕事しているのにパソコンも直せないの?」と思われるのが悔しかったので、ハードについても勉強しました。
今では、パソコンの中を開けて、故障の原因はどこにあるのか、対応方法などある程度の故障は直せるようになりました。
これはやりすぎだと思いますが、パソコンについて興味を持って扱える人は、ITフリーランスに向いています。
調べ、理解する能力がある人
IT従事者は常にわからない事と格闘しています。
打ち合わせで出てきたよくわからない言葉
よくわからない3文字の英単語
唐突に出てくるエラーログ
見たこともない関数
話をしているときは知った風な顔をしていて、あとでこっそり調べます。
日進月歩で目まぐるしく移り変わる技術に置いて行かれないよう、わからないことはすぐに調べる必要があります。
わからない事がたくさんあることは問題ではありません。
わからない事をそのままにしておくことが問題であり、
重要なのは調べて、正しく理解できる能力
なのです。
調べる手段も重要ではありません。
ネットで調べるでもいいし、人に聞くでもいいです。
今だとAIに聞けば詳しく説明してくれるので、比較的情報の調査は簡単になりました。
もう一歩踏み込んでいくと、調査した情報を自分なりに理解し、説明できるようになるのがよりいいでしょう。
ずっと座っていられる人
IT従事者や事務の方すべてに言えると思いますが、ずっと座っていることになります。
腰や肩が弱い人にはつらいです。
ただ、最近はリモートワークも多く、自宅の自由な環境で働けるため疲れにくい椅子や、
椅子に座らないスタンディングワーク
というのもあります。
私は基本的に座りながら作業をして、30分に1回は立ち上がったり、うろうろ周りを歩いたりしています。
悩んだり、考え込んだりするときは少し歩いてみるのも気分転換になります。
ともあれ、座り仕事が苦痛ではない人はITフリーランスに向いていると言えるでしょう。
目が弱い人
視力が悪いとかではなく、目が弱い方はかなり苦労される可能性があります。
専門学校時代の同級生に、IT企業に就職して目を傷めてしまい、長い間ディスプレイを見続けられなくなってしまった友人がいました。
どうしてもディスプレイとにらめっこし続ける仕事なので、何時間も目を酷使することになります。
また、頭痛の原因にもなります。
今のところ私の目は問題ありませんが、いたわって使うように心がけるのが大事です。
相談ができない人
ホウレンソウとよく言われていますが、未知の問題がたくさん出てくるこの業界では、相談ができない人はかなり苦しい戦いを強いられることになります。
そもそもわからない事というものには2種類あり、
調べてわかること
調べてわからないこと
に分かれます。
具体的に調べてわかることとは、
技術的な用語
関数の説明
エラーの詳細
ツールの説明
などは、調べると答えがwebのどこかにあります。
調べてわからないこととは、基本的にその会社特有の情報です。
具体的には、
独自仕様のフレームワーク
コードの詳細情報
誰が担当していて、詳しい情報を持っているのか
そういう運用である背景
こういったことは、人に聞かなければわかりません。
大事なことは、
調べてわかること、調べてもわからないことを素早く判断し、
わからない場合は直ちに相談する
ことです。
もちろん前述したとおり調べることも大事ですので、調べて分かることは調べて理解しましょう。
調べてもわからないことは、はまってしまうと大量の労力と時間を費やしてしまうため、早めに相談するようにしましょう。
ITフリーランスの向き不向きをいくつか紹介しました。
ITフリーランスを志す方はご参考になれば幸いです。
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