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職場で合わなすぎる先輩に困りすぎてMindMeisterで分解したら有益すぎた

本当は対策を練ろうとしたが、結論から言えばそれ以上に有益だったように感じている。

はじまりは、同じチームに、合わない人がいることだ。距離感は保っているが、チームなので関わらなければいけないこともあるし、関わらなければいけないとなるとおだやかに終わらないことがある。
最近、あまりに腹に据えかねて、仕事にも多分に影響が出ていた。だから、これはもうnoteのネタにでもしてそういう人への対策を徹底的に本とかで調べて残してやらなければ気が済まない!!!と思い、MindMeisterのマインとマップでこれでもかとマインドマップしてやった。
いい子でいる必要性もないから、最初は結構感情的に書きだしたけど、段々冷静になれて、問題点が浮き彫りになり、今後自分が人付き合いで気を付けるべきことも見えてきた。

1 MIndMeisterをしてよかったこと

①とにかく吐き出せる


 人に言ったら人の時間を奪う愚痴だけど、書きだしたらその愚痴で自分の評価を下げることはない。人に相談したり聞いてもらって気持ちが落ち着くことは多々あるから、併用できるとよい。あと、人に話すときは若干言葉選ぶけど、これだと選ばなくていい。

②愚痴の先に進める


 最初のトピックは結構「これがむかつく!」「これが嫌!」の腹立たしい事項トピックで埋め尽くされるけど、その次のトピックで「こうだから嫌!」「これのくせに!」「なんでそんな言い方しかできないんだ!!」と理由や具体例が出てくる。それが可視化されると、その先に「つまり、これをやると悪手だからこうすべき」「じゃあこれのベストなアプローチは?」という自らの学びが必然的に現れる。
すると、「そういえば、これについての本、読んだことあるぞ…?」みたいなことに繋がって、怒りがいつの間にか別の興味に移っていたりする。

③相手の存在をちょっと許せる


多分相手を見ても全然合わないし、やっぱり極力関わることは避けたいし、今以上に歩み寄る気にはならない。
誤解されそうな言い方になるけど、上記の学びを改めてくれた反面教師として、「いい機会をありがとう」くらいのことは思える。2日間何度も思い出してはイラつき、イライラしすぎて「顔暗い」と言われていたところからこう思えたら御の字ではなかろうか。



2自分の正義をややヒートアップしながら押し付けられた時の対策

①言葉をそのまま受け取らない


対象を某氏と呼ぶとして、私はこの状態の言葉をそのまま受け取らないようにしている。
某氏には信念があり、思いがあふれている。そこから出てくる言葉も行動も、某氏にとっては「正義」である。だから、多少周囲から見て苛烈であっても、「正義」の名のもとにおそらくそれは氏にとって許容されてしまう。
まず、その「苛烈」部分を極力フィルターで取り除きながら働くようにしている。それがもし1対1の場面で会っても、間違っても「自分が攻撃されている」とは受け取らない。

②まず相手に話をさせる


案件に対して、まず意見を求めたり、相手のしたことについて、(心でどう思っていても)お礼を述べる。そして、相手が思いの丈を言った後、そこで共感しうる部分や大切な点を抽出し、確認し、あとは自己裁量でできる部分は処理する。
これは私はいまだに苦手である。相手のタイプによってできるときとできないときがあるスキルである。

3<学び>人にとって1番大切なものは自尊心

そもそも、カーネギーが名著「人を動かす」において、「間違いを認めさせる」ことは徒労に終わると言っている。

相手の間違いを指摘すれば、自分は自尊心を満たすことができて気分がイイだろう。優越感に浸ることもできる。しかしそれは大きな犠牲をともなう。なぜなら、相手は面目を失い、気分を害してしまうからだ。
超訳 人を動かす

人間は究極感情の生き物で、論理的に考えて感情で行動するものだし、プライド・自尊心に突き動かされている。だから、辛辣な言葉を人に投げかけてはいけない。…これらもすべて、カーネギーの本で序盤に語られている。
行うべきは、「重要人物になりたい」という欲求を満たすこと。すなわち、褒めることであると。

ちなみに、お世辞だと逆効果である。「褒める」と「お世辞」の違いは「心がこもっているか」「口先だけか」。

人間の本能の最たるは「安全を保つこと」。命然り、自分の自尊心然り。ではどうしていけばいいのか。

人に自分の考えを受け入れてもらうには

★相手の体面を保つ。議論は避ける


議論は9割の確率で、双方が自分の意見に固執して終わるという。無駄すぎる。しかも相手に対して「わかってない」で終わる。無駄すぎる。

ちなみに、私は某氏についてMindMeisterして浮かび上がってきた反面教師店は、基本的に議論もしない場合は相手の体面を保つ発言をしているようで「口だけ」なことがありありと伝わってバカにされていると受け取られてしまうこと。もしくは議論に持ち込んだ場合、多くは「お前は間違っている」と他者に対して辛らつに投げかけまくること。議論というか「いかに自分が正しいか」を感情的にぶつけているように感じる。
多分そう相手に受け取られた段階で、それは議論をふっかけた側の負けだ

絶対にやめようと思った。

★相手に敬意を示す。考えを述べる場合は控えめに提案する


そもそも、ヒートアップしたり若干威圧的に感じるのは、自分の権威や正しさを示したいからである。敬意を示して自尊心満たしていろいろスムーズにいくのが吉。

感情的ととられぬよう、あくまで相手に敬意を示す。
「絶対にこうだ」と言うことを避け、「私見だが」「私はこう思うのですが」という表現を心掛けた、とベンジャミンフランクリンが言っている。
なお、相手が明らかに間違ったことを言った場合、指摘して優越感に浸るのではなく「場合によってはそうだが、この場合はそうではないかもしれない」と指摘するという語彙はぜひ覚えておきたい。

★相手の話をさえぎらずに聞く

自分の考えを相手に受け入れさせようとして、ほとんどの人はひたすら話し続ける。相手は自分の意見を言い尽くすまで、こちらの意見を聞こうとはしない。…「まず、相手に話をさせる」にも通じるところ。


…と、ここまで3000字ほど書いてきたけれど、MindMeisterで見えた点はほぼ、この「相手の自尊心への配慮」とか「自分の正しさ、権威性の主張」で説明がつくものだった。某氏の意識がどうであれ、である。

おそらく私は某氏の自尊心を満たす行動をとれておらず、某氏の話をさえぎらずに聞いていると某氏に感じさせておらず、某氏の主張を受け入れ「絶対にこう」と言っているように感じられるんだろう。
「重要人物である」と感じたい欲求を満たせていないことに、すべての原因があるんだろう。

これを踏まえ、ここまでカーネギーを引用してきた私が、実感として学んだことを最後に書こうと思う。

★「結局こいつ口だけ」って思われたら負け


これはMindMeisterで本当に感じた。
私の某氏への信頼のなさ(言ってもうた)の根底はここにある。「感情的になったら負け」と同等に、「口だけって思われたら負け」なのだ。
言っていることがいくら正しくても、口だけで行動していなかったら「そりゃ言うだけは楽でいいよね」で終わってしまう。ましてそこに権威性の主張が入り「認めろ!!!」という気持ちでもって「北風と太陽」の北風よろしくびゅーびゅー吹かされたとて、心はがんがんにコートを着込んで思いは届くはずもない。

もし自分の正しさのために行動していたとしても、そこに相手の正しさを受け入れる気持ちや行動が見えなければ伝わらない。その「行動」が感情に任せた「怒り」で、「怒り」を読んで周りに被害を及ぼせばなおさらだ。
まして、相手の間違いを指摘して「変えよう」としかしない「言葉による」働きかけなど、届くわけがない。


多分、某氏に対する私の態度は、そうそう変わらないだろう。
根源的に某氏に対して「信用ならない」「許せない」という感情を抱いている時点で、相当難しい気はしている。(笑)
私こそ、口先だけの「重要人物感」になってしまいそうな気もする。

だが、テンプレートくらいは作ってみてもいいかもしれない。
きっと同様に職場の人間関係に悩むどこかにいるわたしにとって、このnoteがいつか役に立てばうれしい。

おしまい




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