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教える上でのティーチングとコーチングのバランスについて 〜上位2割と下位2割のパレートの法則とは〜

こんにちは。行動習慣コンサルタント冨山です。

早いもので今年も中旬になりましたね。

この勢いで「春」がきて「夏」がきて「秋」がきて、そしてまた「冬」がくるんだな〜と感じたら、一日一日をより大切に過ごしたいと感じている今日この頃です。

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今年もリーダー・マネージャー研修は、オンライン開催でスタートしています!!

最近よく質問を受けるのが下記の3点です。

● 人を動かすコツを知りたい

● 相手に合わせて誉め方を変える必要はあるのか

● 教える上でのティーチングとコーチングのバランスは?

この中でも毎回いろんな企業で質問されるのは、「教える上でのティーチングとコーチングのバランスは?」という内容です。

確かに悩ましいですよね。

コーチング研修では、相手に一方的に教えることをせずに問いかけることで、相手の意志とやる気を引き出すという感じです。

一方でティーチング研修では、相手の基礎を固めるために言語化で教えてから、次の段階にステップアップする際にどうしたらいいか考えさせるという流れです。

結論から言いますと、人を育成するベースの理論は対象者に合わせて使い分けるのと、時に融合させることで効果を生み出すものです。

パレートの法則というのはご存知でしょうか。

上位2割ができる人で中間6割が普通の人で下位2割ができない人に分類されます。これは働き蟻の実験でも集合体の中は無意識に2:6:2に分かれるように仕組化されています。

不思議ですよね。

まさに多種多様な人材が組織を運営する上では、必要不可欠ということが実証されていますね。

このパレートの法則に基づいて、コーチングかティーチングか分類することができます!!

上位2割と上位に近い中間層には、コーチング理論が機能します。一方、下位2割と下位に近い中間層にはティーチング理論が機能します。

何故ならば!コーチングとは聞く技術なので、相手に基礎が理解できている状態にないと、「どうしたらいいか」と問いかけられても応用には回答できずに思考停止となります。

一度、相手に質問してみて回答が3秒以上経っても発話されなければ、相手は考えているというより困りはじめている合図です。

相手の能力を引き伸ばすコーチングは、相手の思考を停止させてしまっては意味がないので、相手に基礎を教えてから問いかけるのがいいですね!

皆さんの目の前にいる対象者の方がどの段階か見極めてから、ティーチングの「教える技術」にも取り組んでみてくださいね。

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また次回のテーマでお会いしましょう〜!

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冨山真由 @行動習慣コンサルタント 人の感情ではなく「行動」に焦点をあてる教育を実践している。 企業講演の実績は、年間120社累計30,000人が受講。書籍は、7冊10万部超えている。 公式HP:http://mayu-tomiyama.com/