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vol.34 インド / デリーでの最後の衝撃

「毎日らんらんと目を輝かせるのは
子供だけの特権じゃない
何か面白そうなこと
何か楽しそうなこと
旅の非日常の冒険が
私たちの心を躍らせ、顔つきを変える。
そして自然界のように
誰にも真似できない輝きを
私たちは自然に放つ。」



デリーに戻ってきた

インド旅も終盤。

タージマハルをあとに、最後にデリーに戻った私たち。


デリーに戻ったと言っても、着いた初日の夜中に滞在しただけだったので、はじめてといっていいレベル。


そこには、私たちと同じようなデニムにトップスのような服装の人たち、コンクリートの道路、信号もある、お店もたくさんある、いわゆる私たちが普段目にしているような光景だった。

なんだか久々に日常を見た気がしていた。


『そうや。デリーはインドでいちばん大きな都市やん。
インドも?こんな感じなんや。』



インドって、とてもひとくくりで語れるもんじゃないと思ってるけれど、少なくともこの旅でわたしが見てきたインドとは格段に違った光景だった。


まさにたまに聞く日本にはサムライがいると思ってる海外の人の気分。笑


そう実感すると本当に知らないことっていっぱいある。まーだまだある。


デリーでもいくつか観光して、数日の異国感たっぷりの非日常から日常に戻りつつあるのを肌で感じていた。



屋台のスナック

「インド行ったときお腹壊してーん。」

インドに行ったことのある友人達からそんな話を聞いたことがあった。


インドに行く前に得た情報にも

「インドでは水道水を口にしないように。
歯ブラシするときにもミネラルウォーターを使うように。」

「外で売っているもの、屋台のものは食べないように。」

なんて書かれてた。


だけど、わたしはどーしてもどーしても外の売店で売っているスナックが食べたかったのだ。


『これまでの道中、お腹を壊すような気配もなかったし。。。!!もう旅も終わりやし!!』


根拠のない「わたしは大丈夫だ。」がわたしをスナックの方に進ませる。笑



ガイドの人にお願いしたら

路上じゃなかったらいいんじゃないですかー??的に、ガイドの人も大丈夫っしょ!な感じ。(多分。笑 記憶曖昧)
ガイドの人がサモサを買ってくれて3人で一緒に食べた。


めっちゃ美味しいわけじゃないけど全然いけるやん!!

そんな風に思いながら、サモサを平らげようとしていたわたし。


なんだか途中から嫌な予感がしてきて

ふとスナックがのっている銀のお皿をそっとスライドさせたんです。

そしたら割と大きめの虫がお陀仏されてた。
わたしの銀のお皿の下で。


「。。。。なんで気づいてもーてんやろ。。」


サモサ=お虫さまの思い出が追加される。


そして帰ってからのわたしは案の定??お腹を壊すこととなった。。



トイレ番をするおばあちゃんがいたり
野○ソする人がいたり
高速道路を逆走してくる車がいたり
カオスな夕方の大渋滞だったり
野良牛がいたり


毎日何かしら想像もしないことが起こったインド。
面白いことが大好きなわたしは、次なにが起こるんやろうと毎瞬見逃せない毎日だった。

だから移動中も、うかうか寝ていられなかった。



〝インドって奥深いのよー。この短期間でインドを知りたいなんてゆっくりする暇なんてないわよ。“

なんてインドに言われてるかのように、好奇心といろんな感情を毎日かき立てられた。



もう10年くらい前の話だけど今でも鮮明に覚えているわたしのインド旅。

次にインドに訪れる機会は、わたしは何に目が奪われて、何を感じるんだろう。

インドでヨガをしてみたいし、南インドにも足を運んでみたい。まだまだ未知なるインドに想像は膨らみ続けています。


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