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【編集後記】むつみホスピタルのオリジナルキャラクター「ムツミン」の世界感

目に見えないミッション・ビジョンの体現こそ、世界感づくりの幹ではないでしょうか?

今回は、WEBマガジンでインタビュー取材をさせて頂いた、むつみホスピタルのオリジナルキャラクター「ムツミン」の世界感について考えていきます。

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病院に「世界感」ってあるの⁇

むつみホスピタルには、アーティストの河野ルルさんが描いたユニークなキャラクター「ムツミン」がいます。
設定は、むつみホスピタルの理念である「むつみの道」に住んでいるとのこと。

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(エントランスを抜けると左の壁面に「むつみの道」が描かれている。)

“むつみの道”には3つの道があります。
  第一の道「こころの病を患う人々の回復への道」
  第二の道「仲睦まじい組織への道」
  第三の道「偏見のない穏やかな世界への道」

心の病を扱う病院として、患者さんをとりまく世界はどうあるべきなのかを言語化しています。
これらの道(アプローチ)を通して、理念である「“むつみの道”を共に歩み、人生をより豊かなものとし、今を語り合って生きる」を実現しようとしているのです。

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それにしても、ムツミンたちは何者で、なぜむつみの道に住んでいるのでしょうか。

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この個性的なキャラクターの性格を見てください。

「いろいろ忘れっぽい」「がんばりすぎる」「あたりを気にしている」「はなれられない」…。
繊細で感受性が強く、心優しい。けれども社会のルールの中では少し疲れてしまった人たち、つまり患者さんの傾向を表現しているのです。


むつみの道は患者さんの自立・自己実現への歩みを例えていたのですね。

病院のキャラクターと聞くと最初は意外でしたが、患者さんに対して「こんな風になりたい」や「ここに共感できる」を提供する材料であれば、そこに業界の違いはないのかもしれません。


身の回りのキャラクターには込められた想い。一度立ち止まって考えてみてはどうでしょうか⁇