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#6◇告知前に面会に行く◇2021年7月17日

夫と私の闘病記として、神様の御業の証として書いています。
まだ自己紹介をお読みでない方は、↓ からどうぞ。


私は夫のことを「かずちゃん」と呼んでいたので、その呼び名で書きます。

7月16日に「おそらくガンです」というプチ告知を、電話で受けました。
翌日、7月17日に、検査入院をしているかずちゃんの面会に行きました。

かずちゃんに会う前に、母に電話しました。
このまま会いに行ったら泣いてしまいそうで。
その前に、涙を出しておきたくて。

この日まで、誰にも言わずに過ごしていました。
かずちゃんが、まだ言わないでほしいと言ったから。
たぶん、言ってしまうと現実のこととして受け止めないといけなかったから。
まだその準備ができていなかったのでしょうね。

でも、私は限界でした。
誰かに吐き出したかった。誰かに受け止めてもらいたかった。

私「お母さん、かずちゃんは膵がんかもしれない。」
母はしばらく絶句していました。電話ごしでもわかるくらい。
そりゃそうですよね。
そして、私も「膵がんかもしれない」と言った。
私も、現実を受け止めたくなかったんです。


ひとしきり話し、涙を流したので、面会に向かいました。
かずちゃん
「7月19日は厳しい話になると思う。
 厄年にしてはひどすぎる。ほんとのほんとに厄年じゃん。」

この時、かずちゃんは41才。本厄でした。
この時のかずちゃんはまだ無宗教だったの
2020年に厄年のお祓いに行っていました。
お祓い、効果なかったね…。笑


私は絶対にあきらめない!
おばあちゃんになるまでかずちゃんと一緒にいる!
少しでも可能性があるなら、どんな治療でも受けたい!
神様、どうかお願い!かずちゃんを助けて!

そう思う反面、
7月16日にプチ告知を受けてから、食欲がなくなっていました。
私は、不安なことがあると食欲がなくなるタイプ。
闘うためのパワーがいる。
ごはんを食べなきゃ。
でも、食べられない。
作る元気もない。

この不安を神様にあずけられたら、どんなに楽だったでしょう。
この時の私は、まだその術を知りませんでした。


「神様の話、最後にちょろっとしか出てこんじゃん」
と思ったあなた。
気長にお読みください。
後半でドドーンと出てきますよ。(後半かいっ、長いなっ)
もう、これでもかっていうくらい神様の御業があったので、
お楽しみに~。




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