#7◇一番泣きたいのは…◇2021年7月18日
夫と私の闘病記として、神様の御業の証として書いています。
まだ自己紹介をお読みでない方は、↓ からどうぞ。
私は夫のことを「かずちゃん」と呼んでいたので、その呼び名で書きます。
7月18日、かずちゃんからLINE。
K「こっそりカロリーオフの甘い物が食べたいから持って来て。」
私「食べることが何か悪いことに作用したら困るから、
正直に看護師さんに聞いてごらん」
確か、下痢症状があったか何かで食事制限があったのだと思います。
記憶が定かでないですが。
K「やわらかいものだったらOKだって!持って来て~」
かずちゃんにゼリーを届けました。
K「待合ルームで若そうな夫婦が深刻そうに話してた。
見てたら、なんか涙でたわ…。」
そう、一番泣きたいのはかずちゃんです。
41才で膵がんだなんて…
膵がんの5年生存率をご存じですか?
ズバリ、5%!
めっちゃ低っ!
5年生存率の低さで比べると、脳腫瘍と膵がんがトップ2です。
【注】私がこの当時に調べた数値です。
医学は日々進歩しているので、
今は上がっている可能性があります。
なぜか?
自覚症状が出にくい病気だからです。
「沈黙の臓器」と言われるゆえんです。
一般的な健康診断では、まず見つかりません。
膵がんを見つけるために、定期的に造影CT検査をすればわかるかな。
でも、早期発見のための検査は保険適応外です。
保険外診療で受けたら、10万円くらいかかると思います。
最近は、線虫がん検査なるものもありますが、
どれくらいの確率で見つけられるのか、
そこまで調べていないのでよくわかりません。
膵がんの早期発見については、
まだ研究途中と言えるのではないでしょうか。
おまけに、
膵臓の周りにはたくさんの臓器があります。
肝臓、胆のう、胆管、十二指腸、小腸、胃。
加えて、門脈、肝動脈、腹腔動脈など、太い血管も。
そのため、転移しやすいのです。
腫瘍が太い血管に触れていると、
癌細胞が血液に乗って全身をめぐり、
いろいろなところに転移する可能性があります。
私にできるのは、祈ることだけ。
神様、どうかお願い!かずちゃんを助けてください!
「神様の話、最後にちょろっとしか出てこんじゃん」
と思ったあなた。
気長にお読みください。
後半でドドーンと出てきますよ。(後半かいっ、長いなっ)
もう、これでもかっていうくらい神様の御業があったので、
お楽しみに~。
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