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大人にとっては小さなことでも、子どもにとっては大きなこと。

わたしには子どもがいる。長男は4歳年少さん。次男は3月に2歳になる。

そんなイヤイヤ期まっただ中の次男の話。

わたしが住むのは北海道。
それほど豪雪地帯ではないが、冬場は半年近く雪に閉ざされる。

もちろん自転車やベビーカーは使えない。
しかもわたしは、自動車学校の卒業検定以来運転していないという筋金入りのペーパードライバーだ。

移動は歩くしかない。

そんな北国の子連れ移動に必須のアイテムがソリだ。
そう、雪遊びで山から滑ってくるソリ。

北海道、少なくともわたしの住む地域は、このソリをベビーカーや自転車のかわりに使う。ソリに子どもを乗せて運ぶのだ。

今シーズン雪が降って、次男を初めてソリに乗せようとしたとき、思いっきり嫌がった。
歩くのが好きなので、歩きたいのかな?と思った。

とはいえ、1歳と4歳の手を引いて雪道を歩くのは過酷だ。道が悪い上に寒い。
めちゃくちゃ時間がかかるから、ソリに乗せて一気に目的地まで行きたい。
どうしたものか。

ある日、そのソリを少し大きめなものに買い換えた。
新しいソリで保育園に迎えにいくと、次男は喜んで乗ったのだ…!!

なぜ?
様子を見ていると、古いソリは青で、新しいソリは赤。

乗り物大好きな次男には、赤いソリが消防車に思えたようだ。

本当は青を購入しようと思っていたが売り切れで、たまたま購入した赤いソリ。

ソリの色なんて大人にとってはそんなに重要ではない。
けれど、子どもにとってはかなり重要なことのようだ。

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