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11時間にわたるカザフ→ウズベク国境越え(2023年6月22日)

こんにちは、車でユーラシア大陸を横断してアフリカを目指しているまよりこです。

【これまでの経路】日本→韓国→カザフスタン→ウズベキスタン

2023/6/22: Taraz, Kazakhstan→Shymkent→Tashkent, Uzbekistan

昨夜は、車内が少し蒸し暑かったので扇風機を回して寝たら、思った以上に良く寝れた。

朝、持ってきた拭き取り用化粧水で顔を洗い、最低限のスキンケアした。洗面周りが一番女性にとって車中泊ではきつく感じる部分じゃないかな。覚悟して色々できる限りの対策は考えてきたけれど、とりあえずトライしてみようと思う…!

朝食は昨日スーパーで買ったバナナで済ませて、いざシムケントへ。

2時間ほどで到着すると、サモサやピロシキのような中にお肉や玉ねぎが入っているパンをいくかスタンドで買い、テラス席で気持ちの良い風にあたりながら味わった。

シムケントはあまり見どころがなく、近くにオトゥラルやコジャアフメドサヤウイ廟などの観光地があるが、ひとまずウズベクに入ろうということになりタシケントに向かう。

国境越えは思ったより過酷だった。
何時間も待つのは覚悟していたけれど、車の列が思った以上に全くと言っていいほど進まない。

待つ間は灼熱の太陽が車に降り注ぎ、ガソリンがもったいないのでみんなエンジンを切り車から降りて日陰でひたすら待つ。
日陰も空気が乾燥しているわりに暑く、ねっとりと汗が体をまとう。

道路脇の溝に座って皆雑談している。イラついている人もいれば、諦めて穏やかに待つ人も。


待っている途中で、空いた隣のレーンのスペースに車線変更して車を進めたら、後ろのウズベキスタンナンバーのおじさん二人がものすごい顔相で前席の両窓をたたいて降りろと怒鳴ってきた。

これまでカザフスタンの道路では車線変更での追い越しなどが一般的なのを見てきたので、問題ないと思ったのだ。

窓を少しだけ開けて話を聞くと、車線変更なんてするんじゃない、ふざけるな!!!!👹と怒鳴られ一瞬これはやばいことになる〜!と覚悟した。

国境ではそういうルールなのか、おじさんが単に抜かされたのをたまたま怒っているのかわからないが、その後なんとか夫が説明してなだめて許してもらった。

カザフスタン出国ゲートの先頭から見た列。果てしなく続く。


ここからも長い夜が続く。

カザフスタン出国側ではゲートにようやく入れてから色々とチェックを受けた。夫がロシアを通った際出会った友達が車にロシア語で書いてくれたメッセージを見て、(暇ではないのに)暇そうな警察が旅について色々聞いて面白がってくる。こんな雑談するなら早く後ろの何百台?の車をさばいてください!笑 

ウズベキスタンの入国側は、パスポートコントロールの警察が1人しかおらず、後ろに何百人も待っているのにゆったりと仕事しているため列がなかなか進まない。

なぜ一人しかいないのか、同じく列に並んでおり珍しく英語ができるウズベキスタン人に聞いてみると、
「人手不足だ、Welcome to Uzbekistan笑」とのこと。笑

車の荷物検査はだいたいどの車も車内の荷物をすべて出してかなり細かくみられる。
私がトイレに行った際に珍しい顔つきだったのか、唯一英語が話せる警察にたまたま声を掛けられ、日本から車で旅している話をすると面白がって色々聞いてきた。
そのおかげか、車の後ろに乗った大量の荷物を他の例のようにすべて出す所まではしなくて良いと言われた。

それでも国境を越えた時、すでに11時間以上がすぎていて、深夜を回ってたよ。。。
疲労感で二人とも無口になりながら、車中泊できる場所を探し、近くのファストフード店で夜ご飯を済ませ、ぐったりと眠りについた。

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