見出し画像

夢厨って、知っていますか?②

こんばんは、真夜中です。

前回の夢厨記事(前回記事:夢厨って、知っていますか?①)ですが、個人的にかなりニッチな内容だと思っていたので、人目に触れることなく自己満足で終わるかな、と思っていたのですが、結構反響があって嬉しい限りです。ありがとうございます。

さて、本日は予告していた通り前回の続きを書きたいなと思います。

その前に少しだけ宣伝させてください。なんと配信に呼ばれました。喋ります。

昔からの友人のみくも(@omiun)より誘いを受けました。


https://twitter.com/omiun/status/1504788987004657666?s=21&t=p46ghLceUhlaPc-TKKaKOw

みくも(@omiun)さんとは15年くらいの知り合いではないでしょうか。

キャラのことを話したり議論したり朝まで酒を飲みながらキャラの話を聞いていたらみくもさんがいつの間にか泣いていたりと様々エピソードがあるくらいの仲です。

彼は現在アイマス系を中心に活動していて、こういったテーマを決めた配信をやっているということで、今回お誘いを受けました。ありがたいことですね。

確かにキャラのことについて話すことはありますが、夢厨そのものについて話したことはないので、僕も楽しみです。
僕もいくつか音声配信しているのですが、最近はサボりがちというか、noteを更新するので留まってしまっているので、久々の音声配信をがんばりたいと思います。

日時は4月1日(金)の21時から。今週末ですね。

ここから先の内容についても当然触れる予定ですので、もしご興味がありましたら聞いていただけると嬉しいです。

■前回のあらすじ+感想


さて、前回の記事ではざっくり言うと「二次元のキャラクターに本気で恋して擬似恋愛する人々=夢厨」についてお話ししました。

まあそういう趣向の人がいるよってことと、僕自身が夢厨なので、中学生くらいからやっている思考回路を思い出と共に書きました。

「確かに二次元キャラは二次元の存在だけど、これだけ地球上に人類がいるのだから、そのまま二次元からやってきたような、まるで自分の好きなキャラそのままのような女の子と出会う可能性はゼロじゃないんじゃないか」と。

そして「そんな時が来たとして、そこで俺はその子を間違いなく射止められるような、釣り合うような男でいられるのだろうか」と。

前回記事より


まあ言い方を変えれば「自分のド好みの女の子が目の前に現れたとして、そのチャンスをがっちり掴める男になってないと死ぬほど後悔するんじゃないか??」と思ったということですね。

だからこそ、自分の身なりを整えたり、精神的にちゃんとしよう…つまりは「かっこいい男」になろう、と実際に行動をしてきたよという話でした。

詳しくは前回記事見てね、という話なのですが、前回の記事を多くの人に見ていただけたようで、過去記事の中で一番の閲覧数になっています。

最短で最も高い閲覧数です。ありがとうございます。


Twitterで友人たちに拡散いただいたというのが大きいと思います。感謝しております。

感想もいくつか見かけてまして「そう考えている人がいてびっくりした」とか「そういう思考もあるのか、と感心した」など興味深く読んでいただいたようで嬉しい限りです。

そして、以前に書いたプリキュアの記事「大人にこそすすめたいと思うプリキュアの話」でも夢厨…というか立神あおいというキャラに入れ込んでいるよという話をしたんですが、その記事を見た女性の方が「夢って女性限定かと思ってたけど男性の夢もあるんだ!」という感想を仰っていて、夢厨記事でも同様の反応があったりしたので、それが興味深かったです。

まあ確かになんとなく疑似恋愛っていうと女性がやりそうってイメージがありますかね。
しかし僕とか周りの友達はガチンコで二次元キャラのこと考えてる人ばっかりなので(というかそういうことばっかりしてきたから?)、男女問わずできることだとは思います。

なんにせよ「好きになった人のために何か行動する」というのは尊いことだと自分でも思いますし、多分二次元キャラも行動した僕を見て悪い気はしないんじゃないかな、という気持ちで今後もやっていきたいなと思います。

余談ですが、夢厨の話もそうなんですけど、自分で気に入ってる過去の記事もあるんで、読んでもらえると嬉しいです。

■キャラの話


さて、今回の本題です。

前回も色々お話ししましたが、恋をするのに次元は関係ないんだってことをわかってもらえればそれでいいかな、と思っています。

その中で恋ってのは当然相手がいることなので「好きになった相手が求めそう・喜びそうなこと」を考えていくと、相手によって求めることや喜ぶことってのは変わってきますよね。

というわけで、僕が30年程生きてきた中でのキャラ遍歴・思い出を振り返ってみたいと思います。

「男は名前をつけて保存、女は上書き保存」なんて言葉がありますが、それを僕が地で行っているのは間違いないです。

しかしですね、今まで好きになったキャラのためにしてきたことは僕の力・一部になっているのは間違い無いです。二次元キャラが真夜中を作ってきたんです。

今までどういうキャラ遍歴を辿ってきたかを2020年に作ったことがあるので、それを参考にしながら見ていきましょう。なんでこれを当時作ったのかはあんまり覚えてません。

左上のキャラは「ふりかえるぞう」くん


01:魔法先生ネギま! 明石裕奈・神楽坂明日菜(2005年頃)


発端となったキャラクターです。

画像一番右が明石 裕奈(あかし ゆうな)です。


元々は前回記事のとおり明石裕奈というキャラに入れ込んでいたんですが、この頃の僕は理想をキャラに対して求めがちなところがあって、それを先ほど紹介したみくもさん(@omiun)から指摘されて大激論になったことがあります。


とは言え振り返ってみると、確かに原作通りから推測できる動きというより、自分が好きな明石裕奈を作り上げている節はあったので、その作り上げた理想に最も近いのは同作品の神楽坂明日菜というキャラなんじゃねえかと友達に言われて本当の自分のことに気付くという…それだけで一本小説できるんじゃない?みたいなくだりがあるんですが、まあネギま!という作品だけでもかなりの熱量を持っていたということですね。


なんにせよ、夢厨としてのはじまりはここからでした。
そのため僕と本当に最初から付き合いがある人は「真夜中=明石裕奈」というイメージはあると思います。多分。


裕奈のためにやってきたことはほぼ前回の記事で書いたんですが、とにかくバスケをがんばって当時県選抜候補までいったとか、好きな子を可愛く描きたいというモチベーションで絵を描き始めたり、裕奈が主人公の小説書いたり、裕奈は結構イケてる組という設定だったので髪とか服気をつけてみたり…あと当時バイク持ってたんですけど、小物入れにお守りで裕奈のフィギュアっと(だっけ?)入れてたりしました。


実際事故っていうか自損でぶつけた時、ちょうど破損したのがフィギュアっとを入れていた側面で幸い怪我などなかったので、本当に守ってくれたんじゃないかなと感じた思い出があります。


そう考えるとやっぱり明石裕奈は本当に僕のベースになってますね。今はそんなに話しなくなっちゃったけど、改めて話す機会を設けてもいいかもしれないですね。


02:けいおん! 田井中律・中野梓(2009年頃)


これもハマりましたね。けいおん!は知っている人も多そうです。

©かきふらい・芳文社/桜高軽音部
このキービジュ初めて見た…(5周年のものらしいです)


年代的には2009年のアニメですが、アニメを見てハマり、漫画も全部買い、一番くじもローソンとかめちゃくちゃ回って引きまくったり、映画も劇場で3回見るとか、舞台となっている学校に3回くらい行くとか、京都アニメーション本社に友達と行ってて、その日に大学の合格発表通知を母から聞くとか、やりたい放題でした。


僕は昔から「普段元気だけど結構苦労人で家帰ったらため息ついてる」みたいなキャラが好きなんですが、律を好きになってその趣向なんだと自覚したような気がします。

LAMYのシャーペン。多分15年もの?
「田井中律 シャーペン」で調べるとこうなる。



律に関して言えば、作中で使っていたLAMYというちょっと高めのシャーペン・ボールペンを買ってみたり(今も持ってる)、律が着ていたオーバーオールをファッションに取り込んでみたり、電子ドラムを始めてみたり。

ドラムもそうですが、僕はバンドのGLAYが好きなので、当時高校生だったのでバンド始めてみたりしました。
実はライブもやったんですが、当日着てたのは律の影響で買ったオーバーオールだったわ、と今思い出しました。ちょっと恥ずかしいですねこれは。

なんにせよけいおんにおいては、これが一番大きな変化・行動だと思います。またバンドの影響・けいおんの影響もあり、ギターは今もそれなりには触っています。


そしてけいおんの話は例によって友達ともよく話していたのですが、作中で後輩として参戦する中野梓を強烈にプッシュされ、結果的に中野梓にハマってしまったという経緯があります。恐ろしいですね。


ちょっと話は逸れますけど、この時期くらいから友人間で「このキャラ…お前(が好きなん)じゃない??」とプレゼンする遊びが流行り始めた気がします。


当然各個人で見ている作品が違うので「この漫画俺昔から好きなんだけど、これに出てくる〇〇ってキャラは絶対真夜中好きだと思う」みたいな話をされるわけですね。それでほいほいと興味を持った僕がその作品を見てハマってしまうと…。そしてそれを勧めた友人は謎の達成感を得ると。どうですか?意味わかりませんよね?

後にこの遊びは「心配ゲーム」と名付けられ、脈々と受け継がれていく…ていうか今もウマ娘で同じようなことやってますね。

話をけいおんに戻して、当時買ったけいおんグッズはほとんど処分してしまいましたが、いまだに家には梓と憂ちゃんのフィギュアがあります。

僕の部屋にずっといます。
キッチンの守り神と化した憂ちゃん



ご存知の通り、けいおんはかなり有名な作品となり、実際アニメも映画も面白いのでおすすめです。映画のキービジュがめちゃくちゃいいんですよね…。

キャラ数もそこまで多くないので、ガチ恋するにはちょうどいいですよ(なにが?)。

03:アイドルマスターシンデレラガールズ(CG)諸星きらり、十時愛梨、水瀬伊織・・・などなど(2011年〜)


まあここは転換期というか死ぬほど題材にあがった作品ですね。日本史で言うと江戸時代って感じです。マジで。

当時もアイドルマスターという作品は知っていましたが、ソーシャルゲームとしてリリースされたのがモバマス(モバゲー時代のアイマス)で、まあ僕と同世代でオタクやってる人はほとんど触れたことがあるコンテンツなんじゃないでしょうか。

まあとにかく出てくる女性キャラの数が多い。160人とかでしたっけ。


そんなポケモンみたいに全員覚えられるわけねえじゃん!!!ってなりそうなところですが、覚えられますね普通に。なぜなら美少女キャラが好きだから(照れ

モバマスは所謂ポチポチゲーで、時間経過で回復するスタミナを使ってとりあえずスマホの画面を連打するゲームでした。

イベントなんかもあって、そこの上位報酬で限定SRなどが手に入るわけですが、基本的には前述のポチポチを一番やった人が勝つって仕組みになっており、じゃあ無限にポチポチするためにはどうすればいいかと言うと、スタミナを無限にすればいい。じゃあスタミナを無限にするにはどうするかと言うと、スタミナ回復のアイテムを無限に買えばいい。そのアイテムを買うためには無限に課金するしかない。という方式のゲームです。


今こんなんやったら大問題になりそうですけど、当時天井とかいう概念もなかったので、本気で課金してる人は本当にエグいことになってたんじゃないでしょうか。僕はそこまでガチガチにやってなかったのでよくわかんないですけどね。


それはともかく、そのモバマスの中で僕が入れ込んだのは複数人いますが、例によって古くからの友人セメントさん(@sanamari)に描いてもらった身長比較絵がありますので、それを見てもらうとわかりやすいかと思います。

このモバマスキャラの登場率。左に梓・律、右に裕奈もいます。


この画像を見ると僕からアイドルに対する気持ちや、逆にアイドルから僕に向かっている気持ちが少し見えると思いますので、関係性を構築して仲間内で共有できるというのが、やはり夢厨の醍醐味じゃないかなあと思いますね。

さて、キャラたちのために色々するというのももちろんあったんですが、前述のようにこのモバマスが最も遊ばれ、擦られ、研鑽された時代となります。

そこで生み出されたのがキャラクターのカード、通称「心配カード」です。このカードゲーム方式を用いて誇張じゃなく徹夜で酒を飲みながら遊んでました。

これがあるだけで一生遊べると噂です。


この画像は僕が自作したウマ娘版の心配カードですが、結局このモバマス版です。SRとかその辺の絵を印刷してカードスリーブに入れたものです。


カードを用いて本当に様々な遊びが展開されました。
今回は話が逸れるので割愛しますが、当時は酒を飲んだ深夜テンションで「マジで大丈夫???」みたいなゲームも生み出されていたので、その辺はまた機会があればお話ししますね。


モバマスは基本的に「キャラクターのカードをゲットして好感度を上げることでグッドエンディングを見ることができる」という仕様なので、興味のある子がいればグッドエンディングをまず見る、というのが入り口になっていたと思います。


そこで公式的なストーリー展開を把握した上で「じゃあプロデューサー(ゲーム中での主人公)が自分だったらどうするか?」というところで話を作っていき、それをTwitterとかでリリースする、という流れがモバマスで固まったような気がしますね(僕の感覚ですが)。


逆に言えば、興味を持ってアイドルを育成することで「あれ、この話ってあいつ向けなんじゃね?」と思うこともあり、そこから相手にアイドルをお薦めする「心配ゲーム」が生まれたという背景もあります。そこから先ほどの心配カードが生まれたということになります。


なんで「心配してるよ〜」という呼称なのかというと、当時友人のオヤドマリくんが放ったセリフ「モバマス心配してるよ〜」が由来となっていますが、この発言自体が全く意味がわからないので、深く考える必要はないかと思います。

そのため、心配ゲームの正式名称は「モバマス心配してるよ〜ゲーム」になります。誰に向けた情報??


この心配ゲームもあって、競技人口が大幅に増えたので、キャラごとの解釈が広がったような気がします。

だからこそ「このキャラはこう思ってるんじゃないか」とか「こういう行動をしたら好かれるんじゃないか」とか「〇〇と××はお似合いなんじゃないか」という話が多くなってきたわけですね。

やはりモバマスは全ての源流と言っても問題ないでしょうね。


余談ですが今回記事のトップ絵に使用しているのは、例によってセメントさん(@sanamari)に描いてもらった身長比較絵②で、一番左に夢見りあむがいるんですけど、スペースの関係上入り切りませんでした。なんか、そういうのりあむっぽくていいなと思いました。

りあむが切れちゃったので全体をこちらに。
例によってセメントさん(@sanamari)に描いていただきました。



04:ガールズ&パンツァー 角谷杏、安西千代美(2012年頃)

最終章、最新のやつまだみてないな…。


ガルパン、面白いですよねえ、今だに新作が展開されてますし(間隔は長いが…)、オタクを延命させてくれる作品だと思います。

我々界隈もガルパンにはハマり、なんせ出てくるのが女性キャラばっかりですし。普通に話も面白かったので、映画とかも一緒に見に行ったりしました。

その映画見た後に、飲み会で乾杯の音頭を取ることになり「それではみなさん、パンツァー・フォー!」と言ったら友人の鳥羽くんに「クソザコだなあw」と言われたのはいい思い出ですね。いやそれくらい感動したんですって。

特にガルパンは競技ものなので「キャラがかっこよく見えるシーン」が多く描かれるので、自分が好きなキャラが活躍しているのを見るとちょっと感動しちゃいますね。

中でも僕は生徒会長である角谷杏と、アンツィオ高校のアンチョビ(安西千代美)が好きなんですが、今だに微妙に咀嚼しきれてないキャラでもあります。



この辺は正直僕本人にしかわからない感覚だとは思うのですが、僕は夢厨やるにあたって「キャラと真に仲良くなるためには(キャラが)落ち込んだり弱ってる時にどういう対応ができるか」ってところをベースで考える節があるので、裏を返すと「落ち込んでも自分で立ち直れるタイプ」のキャラだと(俺が介入するまでもないか…)という感じになってしまって、いまいち作品に入り込めないんですよね。


前述の通り、ガルパンは競技ものなので負けて落ち込んだりするシーンが結構あるんですけど、普通に作中で立ち直るのでそこまで個人のキャラと干渉するイメージが作りきれなかったというか…まあそういうことです。


ただチーム制を敷かれてるので、そのチームリーダーに就任したらどういう感じになるかとかは考えたりしました。


夢厨ってほど入れ込むことはできなかったけど、好きな作品という立ち位置です。ガルパンは。逆にガルパンキャラにめちゃくちゃ入れ込んでいる方がいればぜひお話を聞いてみたいなと思いますね。

05:ニセコイ 桐崎千棘(2014年頃)


ニセコイはラブコメらしいラブコメでハマりましたね。きっかけはなんだったかな?忘れたけどメインとして登場する「桐崎 千棘(きりさき ちとげ)」の衝撃はすごかったのを覚えています。フィギュアも現在進行で所持してます。

左がニセコイの桐崎 千棘(きりさき ちとげ)。
右は緒方 智絵里(おがた ちえり)、こちらはモバマスですよ。


何が衝撃だったかというと「僕が好きな成分をふんだんに盛り込みました!!!!」みたいなキャラクターだからなんですよね。

僕のnoteを読んでいただいている方にどこまで伝わってるかわかりませんが、先ほども少し言ったように僕は「普段元気だけど結構苦労人で家帰ったらため息ついてる」みたいなキャラが好きなんですよ。

ここをもうちょっと掘り下げていくとして、多分わかりやすいのはエヴァンゲリオンの「アスカ」です。※実際にはアスカはそこまで好きではない

ツンデレと言われるとちょっと違うんですが、性格としては明るい方で、優等生ぶれるタイプ。かつ人に気を使える分苦労人で、周りの目があるからあまり疲れた素振りも出せないので、1人の時間はゆっくり過ごしたい。普段から優等生として通してきてるからその対面は保たなきゃいけないけど、それが少し負担でもあって、素の自分をもう少し出せたら楽になれるような気がしている…まあ語弊はあるんですけど、ダイワスカーレットみたいなキャラなんですよ。


もうちょっと抽象化して言うと「メインヒロインとして出そうなキャラ」と言ってもいいでしょうか。いちご100%で言うと北大路さつき。え?北大路さつきはメインじゃないだろって??次言ったら鴨川に沈めますよ。

大きく話は逸れましたが、千棘はかなりそれに近しいキャラなんですよね。

この漫画一巻の表紙がとても好きです。
© SHUEISHA Inc. All rights reserved.



まあツンデレと一括りにすることもできるんですが、快活的な部分と影がある部分がしっかりしていて、ストーリーを追うごとに自分とどういう接し方をしていくかがはっきり見えてくるような感覚に襲われました。

ニセコイは結構勢いのある作品だったので、アニメ化とかされた時にも友達に「ニセコイの千棘ってキャラさあ…」と意味深に言われ、僕は「いや…好きだよそんなん…」と
150回くらい返したと思います。


まあ年表にもある通り、漫画やアニメもコンプするほどハマったんですが、原作の展開がだんだん好きじゃない方向に進んでいってしまったので途中で挫折。

夢厨やってる以上、本編がどう進もうが頭の中でストーリー構築することでなんとかできるんですけど、やっぱり熱はちょっと冷めちゃうんですよね。

とはいえ、ニセコイは僕の中ではしっかり歴史としてカウントされている作品になります。

06:キラキラ☆プリキュアアラモード ★立神あおい、宇佐美いちか、キラ星シエル(2017年頃)


夢厨人生における一つの頂点を迎えた瞬間です。

いや正直ですよ、このプリアラが放映された2017年って5年前とかじゃないですか、僕なんてぶっちゃけ20歳後半ですよ。26歳とかですよ。

そらまあ長く夢厨と呼ばれるものやってましたけど「20歳も後半になれば死ぬほど夢中になるキャラとか作品ってさすがに出てこないだろうなあ」と思ってたんですよ。

でもそう思いません?実際アニメとか漫画に死ぬほど没頭するのって時間的も20歳前半くらいまでがピークだと思うんですよ。そっから先は仕事とかもあるし。

でもね、あるんです。あり得るんですよそれが。これが夢厨のすごいところなんです。

というわけで作品としてもどハマりしたのがキラキラ☆プリキュアアラモード。

プリキュアってちゃんと次回プリキュアの予告を公式がやってくれて、Twitterのトレンドに必ず入るほど話題として盛り上がるんです。

そこでやはり皆が見るのが「キービジュアル」。要は作品の初お披露目となる看板絵です。

プリアラのキービジュアル(二期)©ABC-A・東映アニメーション


当時プリアラが公開された時はかなり皆盛り上がったような気がしています。
というのもプリアラってテーマが「スイーツ×アニマル」というものだったので、登場するプリキュア全員にモチーフとなったスイーツと動物が決められているんですよね。

例えば画像右上の紫カラーのプリキュアは「キュアマカロン」で、コンセプトは「マカロン×猫」です。

まあそんなん現存しているオタクの実に80%が好きなコンセプトなので、大盛り上がりという感じでした。出るわ出るわの創作絵で、僕もそれを見ながら「次のプリキュア面白そう!」と思ってました。

そしてキービジュを見た時から、青カラーの「キュアジェラート(アイス×ライオン)」は気になっていたような記憶があります。

なんでかと言えば単純に「プリキュアなのにライオンなの?!」ってところだったと思います。しかも立髪があるので雄ライオン。結構攻めてますよね。

立神あおい=キュアジェラート



そしていざプリアラが放映されるとキュアジェラートに変身する「立神あおい」にめちゃくちゃ惹かれてしまい、完全にどハマりしてしまうわけですね。

理由はもう前述しまくった通りですが、もう性格がまさに「それ」なんですよ。
元気キャラなんだけど、いいとこ育ちなので気も使えるしその分気苦労するタイプだし、でも反面落ち込んだりすることもあって…みたいなもう「ここまで俺の趣向にマッチするキャラクターがリアルタイムで生み出されることがあるのか…?」と現実世界に疑念を持ってしまうくらいの完成度でした。


あおいについてもそうですが、プリアラという作品にどれくらいハマったかは過去記事「大人にこそすすめたいと思うプリキュアの話」にて画像も合わせて紹介してますのでぜひ。


まあもう色々やりましたよ。さっきの記事でも紹介してますけど、まず持ち物に青色が増えました。っていうか色で悩んだら青にするって感じになりました。

あおいに入れ込む前は赤が好きだったので赤を優先して選んでたんですが、それがプリアラ契機で変わってますからね。人格変えられてますよある意味。

前回も紹介しましたが絵を描く友達に夢絵描いてもらえる!って時もとにかくあおいとの絵を描いてもらうことがめちゃくちゃ増えましたね。

あとはあおいの付けているピンバッヂを自作したのは到達点って感じしますね。多分マジで地球上で王冠ピンズ自作したの僕だけなんじゃないでしょうか(いらっしゃったらすいません)。

シルバーアクセ自作キットを用いて作成しました。


バッヂを作ったってのはそれとして、あおいが付けている「金色」のバッヂでなく、敢えて「銀色」のバッヂにしたってところが僕の夢厨スタンスを如実に表していると自分でも思います。


つまり「キャラと同じものをつけたい」って欲求ではなくて「キャラと並び立ちたい」って欲求というか思いが出てるんですよ。


実際アクセ作成キットはゴールドで作成できるものもありましたが「俺があおいと同じバッヂつけてたとしてもあおいはそこまで喜ばないんじゃないか」という思考があったので、シルバーを選んでいる経緯があります。

なんというか「全く同じものを身につける」ってのはファン的な心理が強いと個人的には思うんですよね。ファンクラブ精神というかなんというか。

僕は別にあおいのファンではなくて、人(男)としてあおいが好きで、かつ同じ目線で接していたいと思ってるので、こういう結果になったんだと思います。

それが果たしてあおいが喜ぶことなのか、そうでないのかどうかはわかりませんし、それはあおい本人に聞いてみないとわからない部分ではあると自分でも思いますが、そこを追求していくというのがそれもまた夢厨の醍醐味かなあと。それはそれでしんどい時もありますが…。


まあもう言い出すとキリがないのですけど、キラキラプリキュアアラモード、おすすめです。特に映画が良いです。むしろ映画だけでもいいと思います。

繰り返しになりますが、夢厨やってハマるキャラがいつ出てくるかって本当にわかんないな…と感じたのはまさにこの時でした。

07:スタートゥィンクル☆プリキュア 星宮えれな(2019年頃)

右上:黄カラーが星宮えれな=キュアソレイユ ©ABC-A・東映アニメーション


やはり一度シリーズものにハマると余波があるようで、プリキュアシリーズは入れ込みがちになってしまいました。

とは言え、スタプリのえれなは好きです。あんまそこまで話してないですけど。
なんとなく表立ってがつがつ話す感じじゃないんですよね、えれなのことはさ…(突然の彼氏面)。


えれなもプリキュアの中でも苦労人ポジではあるのですが、性格的には何があっても前向きにいこう!ってタイプなので、それは一緒にいて僕が落ち込んだ時とかに助かりそうだなあという印象があります。

それとスタプリは最終回付近で将来の姿を描いてくれるんですが、その将来の姿がめちゃくちゃ好みだったのがトドメになった気がしますね。


絶対こんな同窓会で会ったら好きになっちゃうやつやんけ…となってしまい、なんか半分片思いみたいな感じでえれなを記憶に留めているところがあると思います。

シンプルに気持ち悪い人になってきたのでこの辺でやめておきます。

星のうたに想いをこめて ©ABC-A・東映アニメーション



作品としても前衛的でおもしろいですよ、スタプリ。特に秋映画が傑作。僕が思う一番面白いプリキュア映画です。

08:ポケットモンスターソード・シールド ソニア(2019年頃)

例によってセメント(@sanamari)さんに描いていただいた真夜中とソニアとリザードン


きっかけはわかりませんが、このへんから妙にギャルへの興味関心が高まります。


いやていうかソニア普通にかわいくないですか??ポケモンやってて「ソニアと酒飲みてえ」ってなりましたよ僕。それがそもそもおかしいですか?


前に紹介したえれなともちょっと被るんですが、ソニアみたいな顔好きなんですよね僕。えれなもちょっと似た系統って感じしません?


ポケモン剣盾やった方ならわかると思うんですが、ソニアって結構努力家で、傷ついた時も自分で「切り替えなきゃ!!」ってできるタイプなんですけど、そうわかっているつもりでも実際は切り替えしきれなかったりするので、それがすごい人間らしくていいな、と僕は思ってます。


ポケモンのことを調べて生きていきたいけど、現実はそうもうまくいかなくて、それでもなんとか糸口を掴むために色々もがいてみる…みたいな姿がありましたよね。

剣盾は「大人には大人の、子供には子供の、それぞれの役割がある」とメッセージ性がはっきりしていたので、ソニアだけでなく他の大人キャラもとても魅力的に見えました。それが人気の理由なんじゃないかと個人的には思っています。

新作(スカーレット・バイオレット)もいずれ出ますが、それも楽しみにしています。

09:ヒーリングっどプリキュア 平光ひなた(2020年頃)
10:雀魂 二階堂美樹(同)
11:その着せ替え人形は恋をする 喜多川海夢(同)


ちょっとこのパートでは違う話を。

ここで列挙されているのは、先ほどの年表を作った時点から見て、知ってから早いタイミングで好きになっているキャラたちになります。

結果的には、現時点(2022年3月)の僕としてはこの3キャラはそこまで入れ込むことはなかったなあ、という感想です。

この話はまた長くなりそうなので、また別の機会に考えをまとめようかな、と思いますが、1つ前提として僕が夢厨をやっている上で思っているのは「キャラを好きになるハードルはいくらでも低く(高く)できる」ということです。

かつ「キャラ単体を好きになるのと、作品そのものを好きになることを区別するのは難しい」と考えていて、それが発生したのがこのキャラ達ではないかな、と今なら言えます。

ただ誤解しないでほしいのが「じゃあ今は嫌いなのか」というとそんなことはないです。「定まっていなかった好きのベクトルが後からどの方向だったかを認識した」というのが一番正しい言い方ではないかな、と思っています。

かなり抽象的な表現になってしまって申し訳ないですが、とりあえずこの記事ではこの辺で。

■総括:キャラ遍歴を振り返ってみて


以上、いかがだったでしょうか。実に2005年から2022年まで15年以上を振り返ってみました。そう考えると恐ろしいですね、人生じゃん。

まあ僕自身の話なので「このキャラのこういうところが好きだったな」というのは頭の中では理解しているのですが、ちゃんと文章として残す機会が少なかったので、なかなか面白かったです。


この様々なキャラ達を好きになって、そのキャラ達のために何かをしようとやってきた結果が今に繋がっているのは間違いないと思っていますので「結局夢厨やってきてどうだった?」という質問をされるならば「やってきてよかったな」という回答になりますね。


この思考は長年にわたってやってきたものなので、僕の頭に染みついてしまっているものですが、この思考を持ちながら生きていると、二次元のキャラクターはだんだんと三次元(現実)に近づいてきているなという感想を持ちます。


VRの世界なんかもそうですが「キャラクター自身が僕たちに呼びかける」という機会が10年前とかと比べてめちゃくちゃ増加していると思います。


僕は前述のようになんとかキャラクターに会う・会った時のために試行錯誤していましたが、頭の片隅では「これだけやっていても実際にキャラクターに出会う確率は限りなく0%に近いのだろうな」と諦めにも似た感情を持っていたのは事実です。


しかし、昨今は初音ミクさんやVtuberさんがバーチャルでのライブをやっていたり、実際ネット上でやりとりすることもできたり、キャラクターの声を担当する人をニアイコールでキャラそのものとして捉えるならば、声優さんと接することがキャラに触れることであったりと、かなり夢厨として生きるには希望が持てる状況になってきたように思います。


とはいえ、やはり自分の好きなキャラクターの像は自身の頭の中に存在していて、それにどうやってアプローチするかどうかというのも自分次第だと僕は思います。


「自分のためにはできないけど、好きなキャラクターのためならできる」というのが夢厨としての最高の動機だと僕は思っていますので、この振り返りを大事にしながら、今後も夢厨をやっていければな、と思います。


長くなりましたが、前回と合わせてご覧いただけると嬉しいです。


https://peing.net/ja/f46d97682a2fd7


感想なんかいただけるととても励みになります。質問箱でもTwitterのリプライなんかでもどうぞ。


また夢厨の話はしていきたいと思います。
冒頭でお話しした配信もよろしくお願いします!色々話します!


真夜中







この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?