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夢厨って、知っていますか?①


こんばんは、真夜中です。

さてみなさん、恋って知っていますか?どうやらとても素敵なものらしいですね。

恋をするとその好きな人に振り向いてもらうために、今までの自分を見直したり、変えてみたり、新しいことにチャレンジしたり…とにかく好かれるために今までと違うことをしたくなると言われています。素敵ですね。

さて、我々人間が恋をする対象は同じ人間同士が主かと思われますが、時には人間以外の生物にも(恋という名称じゃないにしても)同様の感情を抱くことがあります。

そう、それは時には次元をも超越してしまうことがあります。
つまり、二次元のキャラクターにガチ恋してしまうという現象です。

そうしたある意味で次元を超えた恋愛をする人々は「夢厨」と呼ばれています。
(※正確には俗称のようなものであり、様々な表現があるかと思いますが今回は夢厨と表現します)

かくいう僕も夢厨なのですが「それ何?」という方がほとんどかと思いますので、今回は自分の話をしつつ夢厨についてのお話をします。

そして現在進行形で夢厨をやっている僕から、割と楽しいですよということを少しでも伝えられたらなと思います。

文書量はいつも通り多いと思いますが、多分夢厨についてガチで語る文書は世界的にも類を見ないかと思いますので、一種の歴史的文献だと思ってお読みください。

それは冗談として、感覚的には「世の中にはこんな料理もあるんだなあ」くらいでお楽しみいただけると幸いです。僕は正常です。

■ 夢厨ってなに?


とりあえず「夢厨」とgoogleで検索すると、一番上に「淫夢厨」が出てきます。恐ろしい限りですね。

そして二番目に出てくるのが我らが「yahoo!知恵袋」です。

2009年という10年以上前の質問であることに違った恐怖を覚えますが、質問者さんはストレートに「夢厨とはどういう意味でしょうか?」と質問されています。

その回答がこちら。

『ドリーム小説を読んで二次元のキャラと疑似恋愛を楽しんでいる女のことです。
 ホモで萌える異常性欲の腐女子よりは正常ですがやっぱりきもいと思います。』

手厳しいですね。

まあ要は「二次元キャラクターと脳内で擬似恋愛をして楽しんでいる人」のことを指します。様々定義はあると思いますが。

腐女子云々のくだりはさておき、これは女性だけでなく男性でも存在します。僕がそうなので。

では続いて「擬似恋愛」もgoogleに聞いてみましょう。ドキドキしますね。

「疑似恋愛」とは、妄想や想像の中で恋愛を楽しむこと♡ 
自分の頭の中で恋愛を進めていくので、好きな芸能人やマンガの主人公など憧れの人物との恋愛を謳歌できるほか、実在する好きな人との将来の恋愛をシミュレートすることもできます。ただしリアルな触れ合いがないので、あくまでもバーチャルな世界での恋愛にとどまります。

また辛くなってきましたね。いやそうなんだけど、確かにそうなんだけど。的確に文書化されると心にきますね。

さておき、芸能人との擬似恋愛ってのはある程度一般性はあるんじゃないでしょうか(そうか?)。

芸能人といえばテレビやインターネットで見かける機会が多いですし、特に思春期あたりだったら好みのアイドルを見て脳内で「この人と同じクラスだったとしたら、どうやったら仲良くなれるだろう…」なんて考えるのは割と経験ある方いるんじゃないでしょうか(そうか?)。

冒頭でもお話ししましたが、このように二次元のキャラクターに本気で恋して擬似恋愛する人々のことを「夢厨」と呼ぶわけですね。なんとなく伝わりましたでしょうか。

この語源までは僕もわかりませんが、妄想が転じて夢となり、中二病の表記派生である厨二病の厨を組み合わせて夢厨なんだと思います。まあそこは大した問題ではないですが。


ところで、僕が自分を「夢厨」というカテゴリに属することを知ったのはそれなりに最近です。5年前とかかな?

僕と仲良い友人たちは二次元キャラクターのカードを用いてどういうデートをしたいかとかそういう話をしているんだ(詳しくは後述)という話をしたところ、オタクをやっている女友達から「それって夢厨じゃん!」と言われて「そういう呼称があるんだ!!」と驚いた記憶があります。

というのも僕が「二次元のキャラクターに対してガチ恋愛感情を抱く」という行為は中学2年生くらいからやってきているので、実に15年以上の経験があるわけです。

今流行っている異世界物的に言えば「幼い頃から特殊なことと思わずに研鑽を行っていて、別世界に転生した時に周りの住人から『それは〇〇?!馬鹿な、限られた人間しか使えない技術のはず…』とか言われて『ああ、これか?俺は15歳の時から自分で考えてやっていることだが…この世界ではそう呼ぶのか…』って返しちゃうやつ」ですね。


しかしどうなんでしょう。実際今こうやって文章にしていても、僕がやってきたことというのがそこまで特殊なことなのか自分でもわからないというのが本音のところです。

これを読んでくださっている皆さんと目線合わせをするためにも、この15年近く僕がどんなことをしてきたかを記そうと思います。

繰り返しになりますが、博物館に行って「世の中にはこんな人もいるんだなあ」くらいの気持ちで読んでいただけると嬉しいです。

■美少女キャラを好きになるということ


時は15年前に遡ります。僕が中学校2年の時ですね。

当時から漫画好きで、インターネット黎明期くらい。ブログという言葉なんて存在せず、yahooジオジティーズとかキリ番とかそういう言葉が生きていた時代です。

それなりに友達はいたと思いますが、どちらかというと内向的…まあオタク趣味だった僕は、親父がネット方面に明るかったこともあり、パソコンをよく触ってました。

好きでよく見ていたのが「ヤマカム」さんという漫画感想サイト(今でもあるのかな)。

当時も当然ジャンプやマガジンは週刊発行されていたので、毎週漫画の感想や、既刊の漫画の感想が定期的にアップされ、漫画の一コマとともにシャープな感想が書かれ、楽しみながら読んでいた記憶があります。

余談ですが、僕がテキスト系を書くようになったのはヤマカムさんがきっかけだったと思います。漫画・アニメレビューサイトは実際やってましたし、今も似たようなことやってますし。感謝しております。

そのヤマカムさんでよく紹介されていたのが、当時マガジンで連載されていた「魔法先生ネギま!」という漫画。


とある巻の表紙。これだけでも女性キャラが多いとわかる。
Copyright©2008-2022 Kodansha Ltd. All Rights Reserved.


ざっくり言うと10歳の少年が女子中学校の1クラスを受け持つことになり、その1クラス31人の女生徒達全員と関係を持っていくという凄まじい漫画です(誇張あり)。


当時のアオリ文でも「31人のヒロイン?!」というトチ狂った文章が採用されていたり、同じくマガジンで連載していた久米田康治さん(この頃は勝手に改造かな?絶望先生じゃなかった気がする)がネタにしまくっていました。

それはともかく、まあ10歳の少年が主人公なのでそういうことにはなりませんがディープキスくらいまではやります。気になる方は完全版かなんかも出てますので読んでみてください。


明石裕奈、一番右のキャラです。
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前置きが長くなりましたが、そのネギま!のキャラの一人:明石裕奈(あかし ゆうな)に僕はガチ恋してしまったわけですね。

なぜ惚れたのかという馴れ初めは正直覚えていませんが、そういうのに理由もいらないでしょう(かっこいい)。

まあ多分僕と同じバスケ部という設定かつ、見た目が好きだったのが入口だったかと思います。

そしてもちろんネギまの話自体も結構好きだったので、単行本買ったり、マガジン読んだりして過ごしていたわけですが、同時にインターネットにも触れていたので、そこで出会うのが「ネギま!SNS」という今あるのかわかりませんが、ネギま!好きが集いソーシャルネットワークサービスなわけです。これが本当の意味でのきっかけだったかもしれません。


このSNSはmixi(伝わらないか…?)みたいなもんで、プロフィール登録をしてアイコンを設定したり、日記を書いたりコミュニティを作ってそこに所属したり、絵や小説を投稿したりとまあ30代付近のインターネットに触れてきた方々ならすぐイメージがつくSNSだったわけですが、結構盛り上がってたんですよね。

当時僕も日記を書いたり、マガジンだったので週刊連載の感想を言い合ったりしていたのですが、そこで一番のめり込んだのが「絵チャット」です。

今絵チャットという言葉が通じないのかと思うと冷や汗が出ますが、簡単に説明すると画面の上3分の2くらいがキャンパスになっていて絵が描けて、下3分の1がチャットになっており、絵を描ける人は上のキャンパスに描き、喋る人は下のチャットで喋る…みたいな場所でしたが、僕はそこに夜な夜な通い、特に土日なんかは夜から朝8時くらいまでそこで知り合った友達と談義していました。多分親は僕の姿を見てすごい不安だったんじゃないかと思います。

ちなみにここで知り合った友達とは未だ繋がりがある人もいます。年数にしてもう15年くらいになるわけですね。すごい。
時々紹介しているセメントさん(@sanamari)もその頃知り合いました。

その絵チャットで何を話していたかと言うと、ネギま!という作品の今後のストーリー展開予想とかもありましたが、この漫画の特性上「好きなキャラクター」の話になるわけです。

どのキャラのどんなところが好きか、というところから始まり「あのキャラはこういう発言や行動があるから〇〇が好きなんじゃないか」と予想・妄想してみたり、その延長線上で「同じクラスだったらどうなるか考えようぜ!」や、「じゃあクラスの席順決めようぜ!」や「修学旅行行くときのバスの席順決めようぜ!」とかを話したりしてたわけですね。

当時は特にTwitterもなくて、供給といえば公式的な週刊連載と単行本のみ。その素材からみんな搾り取るくらいの勢いで読み込んでいたわけです。

それはもうその時の熱量はすごくて、わざわざ現実でくじを作ってキャラの名前とその絵チャに集結しているメンバーの名前を書いてくじ引き、ガチで隣の席に誰が座るかで大騒ぎしてたわけです(あくまでチャットなので無言だけど)。

そして席順が決まってからはそれを眺めて「〇〇の斜め後ろに△△がいるからよく話しかけて先生に怒られてそう」とか「俺××の後ろだからプリント余ったやつ全部渡される」とかお互いに話し合い、妄想がどんどん広がっていくわけです。


ここで僕は気付くわけですね、「一人でそのキャラのことを考えて妄想するのもいいけど、人と共有するとこんなにも楽しいのか」と。

その共有する時間は、自分がその作品というかキャラのいる空間の中の登場人物の一人なわけです。

それは話している友人たちもそうで、友人たちから見た自分と〇〇というキャラの関係性がどう見えているか、そして自分から友人と友人が好きなキャラの関係性がどうか、を言い合うことで、今までは自分一人の目線でしか見ていなかったキャラクターが立体的になり、そして他者からの意見を得ることで、解像度が格段に上がります。


しかも絵チャットなので絵が描ける人がいるわけで、その人のインスピレーションを刺激するような話があると、その場でその妄想を絵にしてもらえるわけです。
こいつはエグい。マジで一生ものになります(僕は今でも保存しています)。

これはいわゆる夢絵というやつですね。

今僕がアイコンにしている絵(&ダイワスカーレット)や、前回のプリキュア記事でもご紹介しましたが、好きなキャラと自分の絵ということです。

真夜中とダイワスカーレット(セメント∶@sanamariさんより)


夜な夜なこういうことをしていましたが、もちろん現実の学校もあり、僕は部活もそれなりにやっていたので忙しい日々でしたが、このSNSで有志たちと話し合う時間はそれはもう楽しい時間でした。

そんな半分現実、半分妄想みたいな暮らしをしている中で、一つ僕は違和感を持ちます。

「こうやって俺はキャラのことを話しているけど、キャラから俺はどう思われているんだろう」と。

「何言ってんだこいつ?」って思いました?
そうですよね、そう思いますよね。

だって僕ら(三次元側)からキャラ(二次元側)は観測できますが、逆からの観測というのは基本的にあり得ないことです。


しかし、この度重なる絵チャットによる議論の中で、僕はすっかりキャラクターと同じ空間にいることに慣れてしまいました。

もちろん、二次元は二次元、三次元は三次元という区別はありました。

余談ですが昔はよく「ゲーム・アニメをやりすぎると境目がわからなくなる」と言われてましたが、のめり込んでいる当人はその境界線を一番よくわかっています。ただ、境目がわかるからこそより深く向こう側に入り込むことができるというだけです。

そしてこうも考えました。

「確かに二次元キャラは二次元の存在だけど、これだけ地球上に人類がいるのだから、そのまま二次元からやってきたような、まるで自分の好きなキャラそのままのような女の子と出会う可能性はゼロじゃないんじゃないか」と。


そして「そんな時が来たとして、そこで俺はその子を間違いなく射止められるような、釣り合うような男でいられるのだろうか」と。

ここから僕の長い道のりが始まったのです。

■好きなキャラのために…何をすればいい?


さて、「二次元美少女キャラと釣り合う男になろう」と考えた僕は「身だしなみに気をつけよう」と最初に思いました。


当時中高生だったので、異性からの目も気にしてファッションなどに興味を持つ年齢ではあったのですが、なにせそれまでオタクとして過ごしてきましたし、そもそも「おしゃれってどうすればいいんだ?」というレベル。

お金もそこまで持っているわけではないですし、服に投資するのはなかなか厳しかったのは覚えています。


とは言え、相手は美少女。
僕がアレな身なりをしていたとしても、美少女キャラ達は「真夜中くんの私服って新鮮だね」とか草原に咲くたんぽぽのように柔らかな言葉をかけてくれることだと思いますが、好きな子にそんな気を使わせたくねえ…むしろ「真夜中くんっておしゃれだよね」くらいのことを言わせてやる!!!という気持ちで初めて自分で服を買ってみたり、髪型をあれこれしてみたりしました。

今思えばこの経験は早めにしておいてよかったと思いますね。

見た目を変えようと思った時に最初に立ちはだかるのって「気恥ずかしさ」なんですよね。「なんか今までそこまで気を使ってなかったのにいきなり見た目をいじると変な風にみられるんじゃないか」みたいな。

ぶっちゃけ他人はそこまで自分のことを見てないから杞憂でしかないんですが、中高生くらいの時は多感なので特にハードルが高かったはず。

その中でも服のことを考えて、好きなキャラが好きそうな服を選んでみたりして、時には人から「なんやその服」とか言われながらも立ち上がるファイトがあってよかったです。

まあこれは大人になってからおしゃれしようと一念発起する時も立ちはだかるハードルだと思いますが…でもやっぱり服装って大事です、TPO的な意味でも。

僕もめちゃくちゃおしゃれとかいうわけではないですが、ある程度伝えられるものはあると思うので、いずれファッション系の話や動画はやってみたいと思っています。お楽しみに。


話を戻してそんな風にまず見た目を気にするようになりました、ということです。

続いては中身ですが、当時僕はバスケ部に所属していてそれなりに運動できる方だったのでキャプテンやったりしてました。これは前述の明石裕奈の影響ももちろんあります。

また、僕が中高生くらいのころはそれはもう「オタク」という存在に対する世間の風当たりは冷たいもので「オタクは犯罪者予備軍」と僕の母親世代くらいの方は本気で思ってたんじゃないでしょうか。実際犯罪もありましたし。

今だと「アニメばっかり槍玉にあげるな!」とかそんな声も出てきますし、オタクというのがかなりライトなニュアンスになったように感じます。

なかなかその環境を肌で感じていないと伝わらないと思いますが、今よりもはるかにオタクのイメージは陰気でした。湿度80%は当たり前みたいな。

そういう雰囲気を敏感に察知しながらも「でも好きなキャラのことは好きって言いてえよ!!」と思った僕は、とにかくバスケを頑張りました。
なんとなくですけど、オタクというネガティブイメージがあっても、バスケットである程度の成果を残していればそれで相殺できる、と考えていたんでしょうね。


結果キャプテンになったり、なんだかんだそのおかげで推薦(スポーツではないけど)で高校決まったりして、それが認知されるとともに自分の好きなものを堂々と話しやすくなった気がします。

そういう話を胸を張ってしていると「実は俺も(この漫画とかキャラ)好きなんだ」という友達も実際増えたので、そこはとてもよかったなと。とはいえカミングアウトすることで「えっ」となる方もいましたけどね、一定数は。

ともかく、好きなもの(美少女キャラなど)を堂々と言えるようになるため、ポジティブイメージがあるものをがんばった、ということです。

それに加えて、創作にも手を出し始めます。

まあネギま!SNSには絵を描く方がかなり多かったですし、絵チャットをやってれば自分も絵を描いてみたい!となるのは必然だったかもしれませんね。

またモチベーションとして「俺が好きな子は俺が一番かわいく描いてやるぞ!!!」と思っていたのも大きいですね。

それなりに絵はちくちく練習して、とても大公開できるほどのクオリティではないですが、それなりには描けるようになりました。たまにTwitterにあげてるくらい。みたことある人はラッキーです。

ただやっぱり絵ってのは昔から描いている方に追いつくのはなかなか難しいものだな…と思ったり、今こうやってnoteを書いてるように文章で色々思いを表現する方が自分として楽しかったりしたので、文字がメインになっています。たまには絵も描こうかなと今ちょっと思いました。

先ほどの夢絵と似たもので、自分とキャラの話を考えて小説化する「夢小説」なるものがありまして、それをいくつか書いたりしています。

ていうか一回自分でまとめて同人誌作りました。
記念に作ったって面もありますが。うちにまだ余りがあるので欲しい方は譲ります。

ジャンルはアイドルマスターシンデレラガールズで僕が好きなキャラ(諸星きらり)の話です。

その時に友人に挿絵描いてもらったりしたのでほんとありがたかったですね。数年越しになりますが、改めて感謝申し上げます。またやろうかなあ。

今自分で読んだけどほとんど文体変わってなくて面白いですね。

そんなわけで、僕はざっくり言えば「好きなキャラがいて、その子に気に入られるために、考えうるモテ行動を実践してきた」というわけです。

そしてその行動は今でも続いていますよ、という話です。

■いいところ・あまりよくないところ

さて、僕の歴史?を振り返りがてら、思考回路を紹介させてもらいました。

まあ夢厨になりたくてなった、という感じではなく、気付いたらこうなっていた、という感じなのですが、「こういう考え方の人もいるんだなあ」と優しい感想を持ってもらえると嬉しいです。

夢厨と呼ばれる存在になったわけですが、実際この思考になって「よかったこと」と「あんまりよくなかったな」ということをまとめておきたいと思います。

・よかったこと


最も大きいのは「人のことを考えられるようになったこと」です。

僕がやってきた行動は「自分のため」ではなく、「他人(好きな美少女キャラ)のため」が根底にあるため、行動をする前にまず「こういうことをしたら相手はどう思うだろうか」とイメージする必要があるんですよね。

これって結構実生活においても大事なことだと思います。
社会生活を送る以上は他人と接して助け合いながら暮らしていかないといけないので、自分のことばかり優先して行動してしまうと、何かしら歪みが起きてしまいますよね。


特に恋愛関係においては「相手のことを考える」というのは非常に重要だと僕も思っていますので(うまくいかないことも当然ありますが…)、それを妄想・脳内シミュレーションと言えど、思考回路して持つことができたのはとてもよかったなと実感しています。


具体的な行動としては、前述のようにファッション・服装といった装飾的な身だしなみもそうだし、髪型やスキンケアとかも気を使うようになります。


あとは僕は一人暮らしの時期が長いので「この部屋に〇〇(好きなキャラ)を呼ぶのは結構キツイよな…」と思って掃除を始めてみたりとか、実際に相手がいるわけではないけど、結果的に何か行動するきっかけになったりもします(悲しい表現)。


精神的にも受験とか就活で苦しい時期に「キツいけど〇〇(好きなキャラ)が俺のことを見たらどう思うかな…」とか考えるとがんばろうって気持ちになったりとか。


要は三次元であろうが二次元であろうが、人間恋しているとすごい力を出せるってことですよね。それを理解できたのは本当によかったです。


そして現実で好きな人ができた時に、やってきた行動というのは絶対役に立ちます。


二次元キャラに向けてやってきたことであっても、それは自分自身の力になっているので、自分が描く理想に近付いていることには違いありませんからね。


また友人と「俺はこのキャラのこういうところが好きなんだけど…」と共有していると、様々意見というか「それだったらこうした方がいいと思う」とか行動のきっかけ・モチベーションをもらえるのはかなりありがたいですね。


実際僕は毎日腕立てを今やってますが(現在170日目)、これもポケモン剣盾のソニアが好きだという話をしたら「ソニアは絶対大胸筋が強い男好きだと思う」という意見をもらったので、それが継続のモチベーションになっているのは間違いないです。

ポケモン剣盾のソニア。かわいいよね。
©2019 Pokémon. ©1995-2019 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.


・あんまりよくないこと

これはよくないことと言えるかどうか微妙ですが…。

前述のように僕は友達とお互いの好きなキャラを共有しあって「あ〜そういうデートしてそう」とか「前水族館行ってなかった?」とか「絶対バレンタインデーの日呼び出してくると思う」とかそんな話をしてわいわいして遊んでいます。

そのため、自分が好きなキャラというより自分と相性が良さそうなキャラを好きになってしまっているのでは?(つまりうまくいきそうなキャラ)と疑問を持つことが前より増えたように思います。

この辺の判断は微妙なところというか、実際の恋愛でも「気が合いそうだな」とか友達から「相性いいんじゃない?」と言われてから意識して発展していくパターンというのはあると思いますが、まあなんせ二次元の話なので相性ありきで好きになってしまうと、結果と過程が逆転してしまっている感じがするので、ここが難しいところ。その分自己理解が進んでいるという意味なのかもしれませんけどね。

あとアニメとか見るときにキャラベースで入ってしまったり、見終えた後に「なんかハマるキャラいなかったな」となってしまうので、見方が偏ってしまっているなとは思います。

まあとは言え、かなり狭い範囲での困ったことなので、そこまで大きな影響は出ていないです。とは言え、あまり仲良く無い人に「俺二次元キャラで好きな子がいるんだ…」と言ったりするのはかなりリスキーなのでおすすめしませんが。

■ まさかのつづく


さていかがでしたでしょうか、夢厨という存在(っていうか僕の思考回路)が少しでも伝わっていれば幸いです。

とはいえこれはあくまで僕の実体験とかやってきたことがベースになっているので、もしかしたらもっと違う夢厨としての生き方をしている方もたくさんいらっしゃるのかもしれません。

そんな方がいたら是非どんなことをしてきたかを僕に教えてください。かなりの確率で仲良くなれると僕は思います。

そしてこの記事、まさかの二本立てになります。

というのも、ここからはヘッダーに使っているキャラ遍歴の表を用いて、各キャラに対してやってきたことなどなどを書いていこうと思ったのですが、それだけで1万字を余裕で超えそうな気がしたので(この記事もここまでで約9800字)、さすがに分けます。

次回は「真夜中がハマってきた二次元キャラたちと、そのキャラたちに好かれるためどんなことをやってきたのか編」になります。お楽しみに。楽しみかこれ??

https://peing.net/ja/f46d97682a2fd7

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ではまた。

真夜中

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