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【ボカロになったらいいなと思う曲を自分で作詞しました】〖260〗"クールプリンセス"

タイトル『クールプリンセス』

今となっては昔のことですが
とある国に一人のお姫様がおりました
そのお姫様は かなりの器用で
音楽 芸術 武道 座学 礼儀作法
どれも優れた才能を持っていました
特に武道は並外れに優れており、数人を相手にしても勝てるほどでした
さらにそれだけではなく 心優しい性格も持っていたので
人々は彼女の事を『クールプリンセス』と呼ばれていました
彼女はその呼び名を大層気に入り、より稽古に励みました
そんなある日のことです 武道の稽古帰りの事でした
何やら国中が騒ついでいます 彼女は気になり尋ねました
「そんなに怯えてどうしたの?
「震えるのは当然さ! 狩人が来るんだから!」
「狩人?」
「知らないのかい? あいつは大悪党だ! この世界全てにおいてあいつほど悪い奴はいないね!
国民は怒りを露わにしながら立ち去っていきました
「狩人……? 何者かしら?」
彼女は狩人について興味が湧いてきました
もっと情報が欲しいと国民に尋ねようとしたその時です
突如炎の塊が地面に突き刺さりました
驚いてよく見ると それは火がついた矢でした
慌てて火を消して 矢が飛んできた方向を見ると そこに一人の男が立っていました
「来たぞー! 狩人だー!」
慌てふためき、避難所へと逃げる人々 
狩人は彼ら目掛けて矢を放とうとします
「待って! 撃たないで!」
彼女はとっさに狩人に向かって走り出し、弓を取ろうと試みます
すると、狩人は彼女を狙って矢を放ちました
間一髪かわし、得意の格闘術で弓を奪うことに成功しました
武器がなくなった狩人は 慌てて逃げ出しました
この光景を見ていた国民は歓喜し、彼女を褒め称えました
彼女は幸せで胸がいっぱいになりました
狩人はこの国を襲うことは二度とありませんでした
これも全て『クールプリンセス』のおかげです

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