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やっぱり食わず嫌いはよくないという話

今話題の「鬼滅の刃」。
全然興味なかったけど、読み始めてみた。
昔から、食指の動かないものに対し、我関せずの自分からしたら、かなり珍しい。
今の自分に何か納得がいかないので、今までの自分ならやらないことを敢えてやってみた、というのが真相。
結論、凄く面白かった。面白さは多くの人が、あらゆる角度から説明されているので、ここで私が語るのもおこがましく、やめておくが、心に響いたセリフをひとつ。
「心の声が小さいんだね」
過去の出来事がきっかけで、自分の感情、意思を失った子に、主人公が言った言葉。
どんな人にも感情はあるし、意思もある、という前提ありきの考えに優しさを感じたのはもちろんだけど、そっか、自分もそうかも、と、やけに癒されたのが大きい。
昔から、自分の本当の感情を出すのが苦手で、どうしてみんなみたいに上手くできないんだろうと、自分が自分に一番失望していた。
でも、この言葉からは優劣を感じなかった。
これからは、自分の声をきちんと聞いて、声を少しずつ大きくしていけばいいのか、と解決案を示してくれた気もした。
自分の世界を突き進むのもいいけれど、別の世界にも素敵なことがある。その別世界を覗くための最初の一歩だけ頑張ればいい。あとは、気づけば、その世界に入り込めているかもしれないし、やっぱりダメならそこで引き返せばいい。ただ、それだけ。