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占い師になってからの挫折を語る

12月なので今年一年を振り返りたいと思います。

2023年は占い師として本格的に活動を開始した年だったのですが、
だからこそさまざまに挫折をした年にもなりました。

上手く行った鑑定、心残りとなった鑑定、実にさまざまなことがあり、
ジオマンシーという占いでいうところの、「トリステシャ(哀しみ)」でいっぱいになった一年でした。

トリステシャというシンボルは「受難、試練、宿命的な哀しみ、理不尽な出来事、忍耐」をあらわします。

しかし占いと魔術にだけは例外的に大吉で、わたしはその意味がずっとわかりませんでした。
正確には、誤解していました。

「占い師は、人生においていろんな苦労や哀しみを経験している方が、たくさんの人の悩みに親身に寄り添える」とだけ思っていたのです。

でもきっと、その、「たくさんの人」の中には占い師も入っているんだ、ということに気が付きました。

というのもわたしは最近、占い関係のいろんなコミュニティに属させて頂いているのですが、
自らが占い師として挫折する経験があり、後悔する鑑定や難しいご相談にぶち当たったからこそ、 同じような挫折にぶち当たって、その心のうちを吐露して下さった占い師さんに親身に深く共感することができました。
また、立ち直ったその方の姿に心の底から尊敬の念も覚えました。

本当は、この仕事は、失敗や後悔なんてすべきではないのかも知れません。

でも、自分自身が失敗や後悔の経験をしなければ、わたしは彼女にこんな気持ちは抱けなかったな、と。
励まされたりもしなかった。

他にもそれぞれ、占い師として頑張っている先生たちにはいつも元気をもらえています。
だからこそ、占いと魔術には大吉なんだ、と思いました。
「トリステシャ」というシンボルは「受難、試練、宿命的な哀しみ、理不尽な出来事、忍耐」をあらわすけれど、

その逆は「ラエティーシャ」。
キーワードは「多くの人と喜びを分かち合う」。

挫折や哀しみがわたしの年輪を深くし、より一層たくさんの人と喜びを分かち合えるわたしを作っていく。
だから、この一年のさまざまな経験は無駄ではなかった。

すべての体験に、感謝します。
関わって下さった皆々様、本当にありがとうございました。

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