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私の英語多読遍歴57:Quidditch Through the Ages

クディッチというのはハリーポッターに出てきた魔法界の人気スポーツです。物語の中ではあたりまえのようにみんなクディッチについて知っているわけですが、私たちマグル(魔法の使えない人)は知らないその歴史やルール、技などについて説明している本がこちら。

まずクディッチの前身と思われる各地の伝承の紹介から始まり、ホウキの進化、使われるボールの変遷などが詳しく説明されています。初期のホウキはお尻が痛くなるため短時間の移動のためにしか使えなかったが、革新的な発明(シートをつけるw)によって長時間の騎乗が可能となり乗った状態での競走などが発展した…とか、もっともらしくて面白いです。

それぞれに逸話だったり伝説だったりがあって、よう考えたな…と感心すること請け合い。

実はクディッチは世界中にチームがあり、サッカーのような世界選手権もあるらしいです。各国のクディッチチームの紹介もありました。

なんと日本にもあるそうです。その名も”トヨハシテング” 試合に負けたらホウキを燃やすという振る舞いで批判を受けているとかなんとか…w絵もシュール…

この本はホグワーツの図書館の所蔵本という設定です。なので表紙をめくるとそこには!貸出カードがありますw
カードにはお馴染みの名前が書かれていて、そして筆跡などあーいかにもこのキャラこういう字書きそう〜っていうニクイ演出もあるのでぜひ見てみてほしいです。
私はペーパーバックで読んだのですが、Kindle版もあるのかな?あるといいけれど。

このスピンオフシリーズは他に2冊あります。「Fantastic Beasts and Where to Find Them」と「The Tales of Beedle the Bard」。前者はいわゆる動物図鑑的な本ですが、ここから「ファンタスティックビースト」シリーズの映画ができましたね。後者は本編で重要なキーとなる本です。それを書いちゃうっていうのが、いかにこの作者がこの世界、作品を愛しているのか(もしくは売れると思っているのか)を表していると思います。

ハリーポッターの世界が好きで、もっといろいろ知りたいマニア向け。
メインキャラクターなどは(貸出カードを除き)一切出てきませんので、そこは期待してはいけません。物語でもありませんのでご注意を。

以上、「Quidditch Through the Ages」でした。

次は「Over the Top」
以前に紹介したNETFLIXオリジナル番組クィアアイのパーソナリティの一人、ジョナサン・ヴァン・ネス(JVN)の自伝です。

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