見出し画像

私の英語多読遍歴109:A Good Yarn

編み物気分だったので編み物がテーマの本を読もう!と思い立ち。

毛糸店のオーナーLidiaと彼女がお店で主催する編み物教室の生徒たちの話です。

新しいニッティングクラスのテーマは「靴下」。募集をかけて集まったのは年代も状況もまったく共通点のない3人。ギャンブラーの夫に愛想を尽かして離婚してはや数十年、しかしその夫が彼女が今娘一家と暮らす家にやってくると聞いて怒り心頭のElise、専業主婦として夫に尽くしてきたのに裏切られ離婚しティーンエイジャーを二人抱えて金銭的に余裕のないBethanne、母が亡くなり父は遠方で仕事のため地元を離れ祖母の家に住む太り気味の高校生Courtney。それぞれ抱える問題がある中、このクラスでの出会いがいつしか彼らの人生のターニングポイントになる。

編み物が好きな人にはたまらない話だと思います。色とりどりの毛糸がつまったお店、靴下編みの楽しさ、集まっておしゃべりしながら編み物をする仲間…
前作のメンバーも登場して、今も彼らが強い絆で結ばれていることがわかります。

各自が抱える問題も色々あったけどいい感じにみんな幸せになるので安心して読めます。緩急が(私には)ほどよくてストレスを感じずかつ退屈せずという具合。主人公Lidiaもいろいろありまして、総勢4人の物語が交互に語られます。

1作目はこちら。

1作目を読んだのがBooklogの記録によると2017年4月でした。じつに4年半前です。まだハリーポッターなんかも読む前、洋書多読を始めてまもないころに読んでいます。当時は「知らん単語は結構あるけどなぜか読みやすい」という感想でした。

今読むとわからない単語はほとんどないし、読みやすさは健在で多分ジュニア向けの児童書が読めるぐらいの人なら全然読めると思います。YAより簡単だと思う。ただ編み物用語は馴染みがないとわからないかも?Circular needle(輪針)とかMagic loop(技法)とかskein(毛糸の単位:玉)とか。。日本語訳しても編み物しない人にはわからないですよね。

英語を学習していて編み物が好きな人にはRaverlyという編み物SNSサイトがお勧めです。パターンの検索・購入から手持ちの毛糸の管理からプロジェクトの管理から人が編んだものの閲覧までなんでもできます。英文パターンも暗号みたいで楽しいし、パターンによっては日本の編み図よりわかりやすかったりします。海外のニットはカラフルでかわいいので眺めてるだけでも楽しいのでぜひ。

ブッククラブとかニッティングクラスとか、日本だとカルチャーセンター的なしぶいイメージがありますが、海外だとオシャレ感がありますね。一度参加してみたいなあと思いながらもうまく喋れる自信がなくて諦めたまま日本に戻ってしまいました。いつかまた海外に住める機会があったら参加したい!そのためにもせっせと英語力を磨く所存です。

この本は8冊シリーズなのでまた随時読んでいく予定です。

以上「A Good Yarn (A Blossom Street Book 2)」でした。

もしよろしければサポートいただけると励みになります。いただいたサポートは学習の糧として使わせていただきます。