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英語学習:多読はハードルが高い?

英語の多読・多聴というのは一旦ハマれば最強の学習法だと思っています。
英語の勉強法を聞かれるたびに多読と多聴をお勧めするのですが、どうも煮え切らない返事が多い… ハードルが高い原因はなんだろうなと考えて、その対策もついでに考えてみました。

まずは多読のメリットについて

・趣味と学習が両立できる
・頭から英語を理解できてリスニングにも効果あり
・自然な英文を体で覚えられる
・単語も文章の中で使い方とともに覚えられる
・教科書にないようないろいろな表現を知ることができる
・洋書を読む姿がかっこいい

もりだくさんです。やらない理由がない!と私は思うんですが…なかなかそうでもないようで。

▼読んだら多読がやりたくなるブログ記事

大事なことはだいたいこの記事に書いてあるので(またか)私の記事よりこちらを読んでください。これを読んで多読しよっかなと思ったら以下は読まなくていいですw

そもそも本を読まない人が増えている

成人の4割は年に1冊も本を読んでいない、という調査結果があります。

「本を読む」という行動自体が生活に入っていないんですね。そりゃ英語の本を読もうといってもハードルが高くなるのはあたりまえです。

私が多読にすんなり入れたのは、本を読むのが好きだったから。たぶん今多読を実践している人の大半はそうなんじゃないかなと思います。本は嫌いだし日本語では全然読まないけど洋書の多読はしている…という人っているのかな。

本を読む習慣をつける

この記事は日本語の本の話をしていますが、そのまま英語の本に置き換えても通じるテクニックだと思います。

さすがに洋書で100冊はなかなかハードモードに聞こえますが、子供向けの本ならいけるかな?まあ冊数にはこだわらなくていいと思います。

多読といっても本じゃなくてもいい

それでも「読書」に抵抗があったら。

「多読」と言われて出てくるのは大体洋書ですよね。分厚いペーパーバックなんかを想像して無理無理と思うかもしれませんが、絵本でも漫画でもいいし、別にネット上のブログだって掲示板だっていいんです。

日本語も、本は読まないけどネットサーフィンで文章を読んでたりしませんか?

要するに、英語コンテンツならなんでもいい

今はNetflixやYoutubeがあります。英語字幕をつければほら英文読んでる!忍耐力が許せば子供向けコンテンツから入るとなおいいかとは思いますが、とにかく続けられることが大事なのでつまらんかったらやめていいです。次いきましょう。海外ユーチューバーの番組とかで人気のものは言ってることがわからなくても面白かったりします。

こちらの本でも多読というのは「読む、聞く、観る全て含む」となっていますので、読むにこだわらず、英語に触れることだけ意識するのがコツです。

とにかく量。多読でも多聴でも多視聴でも、英語に触れる時間すべてがいずれ積み上がって力になります

英語を生活の一部に

忙しくて英語を勉強する時間がない!と思っても、意外と耳だけ空いている時間などはあると思います。身支度中とか、通勤中とか。そんな隙間時間にイヤホンでポッドキャストやオーディオブックを聞いてみる。スマホにKindleを入れておいて、SNSチェックついでに少し読む。

忙しくて時間がないなら、一度生活を見直して5分でいいから英語のための時間が見つけられないか考えてみる。

5分なんて意味なくない?と思うかもしれません。
しんどくない量から始めて、それが習慣になって楽になったら少しだけ増やす。筋トレと一緒です。いきなりすごい重量はもちあがりませんが、慣れたら少し増やす…を繰り返していけば最初は到底無理だった重量が持ち上がります。

完璧に理解を目指して単語を調べたりすると挫折ルートに入りがちですので、無理せず、目を通すだけとか本を開くだけなどスモールステップで。

鍵は習慣化

本気で英語を身につけようと思うなら長いおつきあいになるわけですから、無理しても続きません。

多読多聴はその名の通り「多」くの英語コンテンツを消化することなんですが、最初は少なくてもいいんです。ゼロよりは多い。

多読も多聴もどう考えても時間がかかるので、すぐに結果につながりそうなテキストに行きたくなる気持ちはわかります。しかし、長い目で見ればたくさんの英語コンテンツに触れることこそが英語を理解する力を底上げし、テキストだけでは辿り着かないレベルの扉が開きます。

得意不得意はあると思います。私も長いことドラマ視聴は苦手でした。もともとあまりドラマは見ないし、速すぎてわからないから。本はゆっくり読めるのと、もともと活字を追うのが好きだったので続きました。それで理解力があがってきたおかげで、今はドラマも英語で楽しめます。何かで英語力があがれば他にできることも増えるので、あきらめず自分に合う方法を探してほしいなと思います。

洋書を読む人がもっと増えて、日本の書店や図書館にもたくさんの洋書が置かれるといいなあと思いながらこの記事を書きました。これがきっかけで多読多聴してみようと思ってくれた方が一人でもいてくれたらうれしいです。

お読みいただきありがとうございました。
このnoteがあなたの英語学習のヒントになりますように。

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