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私の英語多読遍歴105:The Kind Worth Killing

最近は洋書をたしなむついったらんどの住人たちのおすすめを眺めていることが多いのですが、そこであがっていたタイトル、かつAmazonでセールだった本。

コンサルタントのTedは仕事帰りのフライトで一人の女性Lilyに出会う。妻の浮気に気づき憎しみを覚えていたTedはLilyと話すうちに妻を殺してしまおうと考え始め、Lilyはそれを手伝うという。「そんな人間は生きるに値しない」のが理由だと言うが、Lilyには誰にも言えない秘密があった。

読み始めた当初は、「そんなたまたま出会った女性がいくら魅力的だからって妻の浮気から殺人の計画とかないわー。ていうか『浮気してるなんてひどいわね殺しちゃいましょう』ってどんなよ?」って思っていました。出てくる男もどうにもキモチわるいし正直これはあまり好きなタイプの話じゃないかも?って。でも英語はスルスル読めるしまあさっさと読み終わって次行こうかなみたいな。

しかし前半の終わりあたりで「は?え?なに?なんで????」という予想をぶっちぎる驚きの展開になり、後半に入るともう手に汗握るやるかやられるかの頭脳戦、この話はいったい誰が勝って終わるのかと、とにかく先が気になって気になって、気づいたらなんと2日で読了してしまいました。Kindleの読了予想時間から考えると1日軽く5時間は読んでた計算。

もうオセロかなっていうくらいどんどんひっくり返るので、最後まで展開から目が離せません。ミステリーとかサスペンスに慣れた人なら展開が読めるんでしょうか?私は昔からミステリーは好きでかなり読んだほうだと思いますが、トリックとかはだいたいすぐ忘れるのでこの話も全然わかりませんでした。

英語がとにかくわかりやすい。スルスルーっと頭に入るのでストーリを追うのを邪魔しません。別に子供向けとかじゃないのになんだろうこの読みやすさ。登場人物が少ない、情景が想像しやすい、余分な装飾がない、ややこしい文体ではないなどでしょうか?サスペンス系にこういう読みやすいのが多い気がします。

とりあえず面白かった。やっぱりミステリー/サスペンス系はストーリーでぐいぐい引っ張ってくれるので読むのがはかどってよいです。個人的な好みというのももちろんありますが。(ビジネス書なんかは気合入れてがんばらないと読めない)

あまり大きな期待をせず読んだ本でしたがこれは大アタリでした。どんでん返しのあるサスペンスが好きな人にはおすすめです。

以上「The Kind Worth Killing」でした。

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