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1日休職体験

ポジウィルの無料カウンセリングを受けた事がきっかけでメンタルブレイクを起こし、人生で初めて精神的理由で会社を休んだ。

本当に悩んでいる方からすれば舐めたものだと怒られるかも知れない。
でも、精神が図太い(というか鈍い)私のようなタイプには貴重な経験だと思うので、備忘録として残しておこうと思った。

夫の前で散々泣き、泣くのを堪えながら上司にも連絡し休みをもらった。

泣きたかった訳ではなく、話そうとすると、その内容に関係なく、自動的に言葉より先に涙が出る、という状態だっただけである。

ポジキャリに申し込むことは決めたが、まだ朝7時代でポジウィルがやってない。

どうしよう…と思った時に、私はどこかで見た知識を思い出した。

「心が疲れてしまった時は、まず自分のやりたい事を叶えることで、心の充電をすること」

今日はやりたい事だけして、心の回復に努めよう、と目標が決まった。

早速、眠かったので寝た。

寝て起きてを繰り返すうちに、昼になった。
ちなみに、寝てるか起きてるかの違いは、意識のある無し程度で、起きたから何かしているわけではなく、ぼーっとしていた。

起きていても、ケータイさえいじろうと思えない、というか、見てもなーんにも入ってこない。目は開いているのに見えていないみたいな、不思議な経験だった。

そんな時でもポジキャリの申込みのことは覚えていてできた。
そういえば、この時は普通に申込みフォームの内容もちゃんと読めたし書けた。
興味ある事だけしよう、と思ったが、すでに興味あることしか出来ない状態だったんだろう。

逆に言えば、人間の好奇心って凄い。
昼頃まではエネルギー0って感じだったので、「興味があること」がそのままエネルギーになって体も頭も動いていた。
普段なら+αとして、能動的に動けるエネルギーになるんだろうし、そもそも心と体ってこんなに密接にリンクしてるんだと実感できる出来事だった。

さらにもう一つ。
お昼何食べようかなと思った時、あったかくて優しい和食が食べたいと思った。
思いついた定食屋は自転車なら行けるぐらいの微妙に離れた所にある。
しかも現状パジャマなので、外に行くなら着替えなきゃ行けない。めんどくさ…

でも、私は着替えて出かけた。
しかも本当に定食屋でご飯食べただけで帰ってきた。
普段の私からしたら考えられない。超出不精なので、外に出るならいくつか用事を済ませるし、他になければ普段なら多分外に出ない。

でも、どーしても、この日はあったかい手作りのご飯が食べたかった。
しかし自分で作る元気はない。というか、普段でも自分1人のためにそんなに手間暇かけたことないので…笑、今は絶対無理。
それよりは着替えて出掛ける方が楽だな、と思って出かけられた。
実際、食べたご飯はめっちゃくちゃ美味しかったし、体に染み渡る感じがして、昼以降少し元気が出てきたので正解だった。

どんな時でも食べる事は大事、とも言えるが、どちらかというと、私本当に食べる事が好きなんだなーと思った。

普段から、自分へのご褒美も食べ物が多いし、旅行の目的にも食べ物系は絶対ある。
就活に疲れた時、しんどい出張、全てご当地のグルメとお土産を胸に乗り越えた。目的の結果がどうであれ(おい)美味しいものを食べたり買うことが出来ればご満悦で帰路についていた。笑

食欲って3大欲求の1つだし、両親も同じタイプだったのでそれが普通だと思っていたが、多分私は人より食への興味が強いらしい。
食べすぎると太るのは難点だが、私は食べるという行為で心身ともにエネルギー補給ができるという事だ。
早くて安くてうまくてよろしい!笑
いざという時のために覚えておこう。

夕方〜夜

また家でぼーっとしていたら、もう少しエネルギーが回復した。

そして、今度はおやつが食べたい。
…ほんと食べることしか考えてないな。笑

天気のいい日だったので、今回は散歩ついでに歩いてコンビニに行った。目に止まったスイーツを買って帰り、コーヒーを入れておやつを食べた。
とっても幸せだった。
スイーツは色んな意味で神である。笑

この辺でほぼ回復していたので、夜ご飯をのんびり作りながら夫の帰りを待つ。
帰宅した夫は笑顔で迎える事ができた。夫も安心してくれたようだった。

この日は早めに寝て、次の日は出社した。

体験してみて

書く前から思っていたが、書いてみてはっきりした。

多分この日の私は、外から見たら優雅に有給を過ごす人である。
会社の人に言ったら、そもそも頭痛かったんじゃないのって言われてしまうやつ。笑

これが、鬱の人とかが「さぼってる」「甘え」って言われる原因なんだろうなと実感した。
当人からすると「興味がある事には頭と体が動かせる」という感じなのだが、外から見れば好きなことしかしていない。
いやそうなんだけど…「それだけしている」のではなく「それしかできない」のが真実。

むしろ、好きな事だけでもできているだけ褒めて欲しいぐらい。
朝方の私はそれもできなかった。ぼーっと起きてるか、寝てるかが限界だった。

貴重な経験だと思う、とか言いつつ、近い状態は結構あるなと思った。
家事が終わってソファーに座ってしまうとお風呂に入れない…とか。ちなみに私の現在進行形実話である。笑
みんな疲れてても、明日仕事あるし…とか言って動いているが、そうやってあまり無理し過ぎてしまうと壊れてしまうのかも知れない。

もちろん、キャパは人によるし、無理しないで生活するのも無理である。
そういう点では、今回限界状態を経験できてよかった。
お酒の限界と一緒である。一回失敗するか、限界を知っておくとうまく付き合えるってやつ。

今回のような状態に近づいてきた時は、疲れてないかな、今何がしたいかな、となるべく自分の心に従うようにしよう。

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