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【学校と社会をつなげるプロジェクト 第1弾】本屋さん×学校

2023年2月~3月にかけて、六本松蔦屋書店さんと学校のコラボ企画を行いました。子ども達が宿題で作成したPOPを、お店で実際に掲示してもらうという企画です。

SSA(School Social Agent)の活動は、『学校教育と外の世界をつなげ、みんなで子どもを育てる社会をつくりたい。教師だけで奮聞する「学校」から、かっこいい大人たちが子どもたちに未来をつなぐ「学校」へ』を理念にしています。

多くの課題が混在し、教員不足も深刻化する今、学校内部だけでは学校教育がきちんと機能して存続していくことは難しいと考えています。そこで、社会の力を活かしながら、学校教育を支え、社会にも学校にも家庭にも良い方法を見つけようと模索しているところです。その1つとして、今回は私の専門分野である”宿題”から企画を行いました。

蔦屋書店さんに宿題を出してもらい、1週間子ども達はその企画にチャレンジする(参加は自由。参加しない場合は通常の家庭学習に取り組みます)。本を触れる機会が増えるような1週間の取組内容を子ども達には伝えました。その上で、子ども達は”お店に飾られるもの”という相手意識をもって課題にチャレンジする。そして完成したものをお店に掲示してもらう、という流れです。子どもたちはみんな力作を提出してくれました。

この取組を通して、先生方の意識にも変化がありました。
・子ども達は「やりたい」と思ったことは、どんどんやること。
・教科書だけでは学べない、相手意識や社会に触れる機会が子どもの成長になること。
・子どもたちが新しいチャレンジにとても意欲的であったこと。

今まで”宿題”と思っていたイメージが少し変容したのだと感じました。
また、裏テーマである業務改善としても、宿題にかける時間が教師1人1日30分として、30分×5クラス×5日分=750分の先生方の業務を軽減できたと考えています。
(もしかしたらこのような考え方、またこのような投稿自体に対して、批判的な声もあるかもしれません。先生業の難しいところでもあります。ご意見に関しては、しっかりとお応えしていけるようになりたいと思っています。)

お店に座ってリサーチをしていると、親子連れの方やご高齢の方、小さな子どもたち、が目をとめて本を手に取っていたように思います。地域の中の学校として、学校以外の場で子ども達が活躍できるイベントとなったように思います。子ども達の純粋な思いがPOPに溢れており、お店を訪れた方の心に少しでも届いていたら幸いです。(2023年3月で掲示は終了しています)


蔦屋書店さんからの子どもたちへのお礼の手紙


一緒にイベントを行った蔦屋書店六本松店の山田麻奈未さんと同じく蔦屋書店の佐野さんと♪


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