ついにお菓子作りを初めてしまった話。

1日が、あっという間にすぎる。平日と休日の感覚もなくなって、わたしはきょう何をしたんだろうか、なんて思っちゃうときもあるけれど。ただ家にいることだけで頑張っているんだし、無理に「今のうちにあれやんなきゃ」なんて思わなくても、いいんだろうなあ。

おこもり生活も2ヶ月がたった。何もすることがなくて（正確にはやらなきゃいけないことは多々ある）、こんなに長く仕事がないのは初めてで、無駄に焦ってしまう。

新しいことが大好きだから（三日坊主ともいう）、毎日家にいることにさすがに飽きてきて。漫画も、映画も、ゲームも、たくさんたくさん見て遊んで。さあ、何をやろうかと思い立ったのが。

ついに、お菓子作りをやるようになりました。暇ってすごい。

わたしがどれくらいお菓子作りという女子的なものから疎遠かというと、高2のバレンタインのクッキー制作以来である。もう10年以上前で震える。

人生でお菓子を作るのは年に一度のバレンタインの時だけ。大量生産がしやすくて、簡単で焼くだけのクッキーしか作れない。しかもキットになってるやつ。一度ガトーショコラなるものに挑戦したときは、油でギトギトの代物ができて泣いた。

好きな言葉は「ズボラ」「簡単」「手抜きで美味しい」。そんなお菓子レシピをあげてくれている好きなyoutuberさんがいて、見ているうちに「作れるんじゃないか…？」って希望が湧いてきた。

大好きなカフェでケーキも食べれないし、最寄駅には悲しいことにおいしいケーキ屋さんがないし。コンビニのお菓子は美味しいけれどちょっとお高めで。でも甘くて美味しいものが食べたい！

で、挑戦したものがアップルパイ。
冷凍パイシートで、なんとフライパンで作れるやつ！すごい。感動。フライパンでアップルパイが作れるなんて、、、このレシピを作った方は本当に天才。冷凍パイシート代と、りんご代だけなので、400円くらい？格安。最高。

次に作ったのが、バナナケーキ。ホットケーキミックスとバナナで、炊飯器でピッで完成。これも簡単。最高。これもたぶん300円くらい。心をからっぽにしてバナナを切ったり、混ぜたり、メレンゲを作ったり。

これって、意外とデトックスになってるかも…？手作りのよさは、出来立てが食べられることと、安いことと、作っている工程が意外と楽しいこと。

料理やお菓子作りってめんどくさくて、買えば美味しいもの食べれるじゃん、と思っていたのだけど。ひとつひとつ、手順を踏んで、頭をからっぽにもくもくと出来るのがいいなあと思った。

いろんな不安もあるし、考えてしまうこともある。けれど、作っているうちは目の前のお菓子に集中できて、出来上がったら嬉しいし、食べたら美味しくて幸せで。

なんだか、お菓子作り、いいかもなあ。
次は何を作ろうかなあ。

（でも、スーパーでホットケーキミックスも強力粉も売り切れてた。ぐすん）