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日本人であることを誇りに思う

最近大好きでよく見ているYouTubeチャンネルがあります。

『Momoka Japan』https://www.youtube.com/@momokajapan

『日本食冒険記』https://www.youtube.com/@TokyoFoodAdventures


『Momoka Japan』は登録者90万人以上、『日本食冒険記』も50万人以上と、どちらも大人気チャンネルなのでご覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

海外からの旅行者を和食居酒屋や鉄板焼きにつれていき、彼らが食べたことがないであろう和食を食べさせてそのリアクションをコンテンツとしてるチャンネルです。

普段私が行く居酒屋や和食料理店より少し(いやだいぶ?)高級なお店に連れて行き、和牛のたたきや、のどぐろの煮つけ、筑前煮、厚焼き玉子、刺身、西京焼きなど誰もが知る和食を振舞います。

そもそも日本を訪れる外国人観光客は日本食をどう思っているのでしょうか?

私がアメリカにいた20年前、ホストマザーは「生の魚は食べたくないわ」なんて言っていたし、旅行中に出会ったアメリカ人の女性から「日本人は蛇を食べるんでしょ?」などという偏見の目で見られたこともありました。

また「蛸(オクトパス)を食べる」というとこれまた外国人からは引かれることも多かったです。

だから、外国人観光客が日本食を好むとはあまり思えなかったし、好んでたべたとしてもカリフォルニアロールのようななんちゃって日本食でしょ?とたかを括っていました。

ですが、動画にでてくる最近の外国人旅行者は、そんなひと昔前のイメージを大幅にくつがえすリアクションをします。

そのリアクションを見て、日本食に対する評価の高さに驚くとともに、私たちが普段食べているものは如何にクオリティーが高いのかを思い知りました。

今回は人気YouTubeチャンネルを視聴して思うことを書いてみました。


外国人観光客に人気の日本食

2つのチャンネルの動画を観漁っていると、外国人が好む食材は味にはある程度傾向があることに気がつきます。定番から意外なものまで書いてみますね。

和牛

まず、圧倒的に人気と評価が高いのは日本の牛肉です。特に和牛と呼ばれる日本のブランド牛です。

「Wagyu」の知名度は海外でも高いらしく、「和牛は人生で一度は食べてみたかった!」という外国人観光客が多いですね。

和牛を食べた時の彼らのリアクションと言ったら...…

そのおいしさに言葉を失って天を仰ぐ人、「人生で1,2を争うハイライトだ」と言う人、あまりのおいしさに踊りだしちゃう人、涙ぐむ人までいます。

たしかに日本のブランド牛のおいしさは世界には例がないような気がします。日本のブランド牛ほど味が濃く、脂が甘く感じられ、口の中でとろけるような柔らかさの牛肉に海外で出会ったことがありません。

日本のブランド牛は日本が誇る「宝」と言っても過言ではないかもしれませんね。


マグロの刺身(赤身・中とろ)

言わずもがな、でしょうか。
特に、赤身と脂が程よいバランスでまじりあっている中トロはどの国の人にも好評です。

「口の中で溶ける」と皆が言うのですが、面白いことに「溶ける」の表現は一律にみんなバターに例えるのです。

世界の多くの人が共通で持つ「口の中で溶けるもの」の例はバターなんですね~。


天ぷら

ひと昔前の日本のイメージと言えば Sushi 、Mt. Fuji 、そしてTempraでした。
今もなお天ぷらは大人気です。外国人には特に「ハモ」の天ぷらが人気のようです。

たいていの食材は天ぷらにするとおいしくなりますよね。私はニンジンがあまり好きではないのですが、天ぷらにしたらおいしく食べられます。天ぷらという調理法はある意味、魔法の調理法かもしれません。


外国人観光客に人気な”意外な”和食

ここからは意外に評価が高いものを書いてみます。

カツオ

マグロが人気なのはなんとなく理解できますが、意外にもカツオも評価が高い!
カツオのおいしさってマグロほどわかりやすいおいしさではないような気もしますが、外国の方々にもわかってもらえるのですね。意外でした。


梅酒

サッポロやアサヒなど日本のビールの人気も上々ですが、ほとんどの外国人が梅酒を絶賛しているのには驚きました。日本酒より梅酒への高評価が目立ちます。


煮つけ

魚の煮つけは大好評です。煮つけと言うと、目ん玉がついていたり、ヒレがついていたりと見た目が少々グロテスクですよね。

だから食べる前は、その見た目にひるむのですが、食べてみるとそのおいしさに驚愕する人が続出!

味付けと魚のジューシーさに評価が集まります。


西京焼き

味噌と砂糖の組み合わせも好評です。煮つけもそうですが日本食って砂糖を取り入れた甘めな味付けが多いですよね。その甘めな味付けが外国人にもおいしいと感じられるようです。甘味は万国共通みたいです。


ワサビやショウガなど薬味

和牛にワサビ、カツオの刺身とショウガなど、薬味がメインの食材を引き立てるとちゃんと理解して、その組み合わせを褒める外国人観光客が多いです。

薬味の良さって、日本人だからこそわかると思っていたので意外でした。


番外編

コンビニ飯

日本に到着してから何を食べたの?と聞くと「ラーメン」と答える人が一番多く、その次に「コンビニ」という回答が多いです。

そしてそのコンビニ飯の評価がとても高い!
ファミチキ最高!」といっている人もいました。日本のコンビニは都心なら数百メートルに1つはあり、どこにはいっても品ぞろえ、質ともに良好で、外国人観光客が日本のコンビニを絶賛するのを何度も目にしました。


日本食をこんなに褒められて嬉しい

動画に出演している外国人旅行者は、寿司、天ぷら、ラーメンなどメジャーな日本食だけでなく、ホタテ・いくら・モズク・タケノコなど食べたことのない食材にもチャレンジしています。

人生で初めて出会う食材の味や触感に新鮮さを覚え、「おいしい」と感激します。

中にはカツ丼を食べて、そのおいしさに涙ぐむ人もいました。

帰りたくない、1日中食べていたいなんて発言する人も。

「あなたに出会わなければ新しい食材のおいしさを知らずに日本を去るところだった」とインタビュアーに大変感謝する人も少なくありません。

そして皆口をそろえて「日本食がこんなにおいしいと知らなかった」「間違いなくまたもどってくるよ!」と言うのです。

日本人であることに誇りを覚える瞬間です。そんな瞬間を味わいたくて、私はこの手の動画を観漁ってしまいます。

外国人観光客のリアクションを通じて、私たちが普段当たり前に食べているものは、味、新鮮さ、食材のクオリティー全てにおいて世界最高水準なのだと思い知りました。

世界最高水準の食を当たり前のように口にできる幸せに感謝の気持ちが芽生えました。

そして、日本食を外国人観光客に紹介する仕事に関われないかな、なんてぼんやり考え始めています。

だって、多くの外国人が日本滞在中はラーメンとコンビニで食事を済ませているみたいなんですよ!

動画に出演した人々は、動画への出演をきっかけに日本のローカルフードに出会えたラッキーな人々です。

ほとんどの外国人観光客が、ローカルフードに出会いたくてもどこにいけばいいかもわからないし、食材が何かもわからない。どうやってオーダーすればいいかもわからないから、ラーメンとコンビニ飯ばかり食べて日本を去る……。

そんなの残念すぎませんか?

日本には安くておいしい食べ物がたくさん、溢れています。

せっかく日本に来るのだからおいしい日本食をたくさん知って、味わってから帰ってほしいなぁ。

せっかく身に着けた英語力なので、こういう時に役立てたい!

私に何かできることはないか、ちょっと考えてみることにします。








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